「二階堂の道」探しの旅~山背古道⑥ 「蟹の恩返し」って知ってる?~
山背古道シリーズも6回目。
今日はJR玉水駅からのスタート。
長池駅から電車に乗るときに、使っていた布マスクを落としてしまうというアクシデント。
周囲に人がいないときはマスクを外すからなぁ。
車両に乗ったときに気づいた。たぶん待ってたときのベンチ付近だろうけど。
取りに戻って乗り遅れたら30分。リスクが大きい。
まあいいや。予備のマスクは持ってるし。使い古しだし。
玉水駅前に咲いていた紫陽花。
紫陽花はあちこちで見るが、色がだんだん濃くなっているのを実感。
前回行き損ねたところに寄ってから、山背古道を歩こう。
せっかくなので、井手の玉川沿いを少し歩いてみる。
ちょっと遠回りなんだけど。
この玉川堤は桜並木で有名なところ。
山吹も有名で、時期によっては桜と山吹のコラボが美しい。
画像でしか見たことないけど。
駒とめて なほ水かはむ 山吹の 花の露そう 井手の玉川 藤原俊成
水かはむ=水飼はむ=水を飲ませよう 露そう=露添う=露が加わる
歩いていると、この歌碑、じゃないな、歌のパネルがいくつもあった。
まとめてどうぞ!
すべて「井手(ゐで)」と「山吹」が詠まれている。
宗良親王の歌には「蛙」も登場する。
「井堤荼蘼故址」と書いてある。
「井堤」は「井手」と同じ。
「荼蘼」は吉川英治の「三国志」にこの言葉が登場し、「やまぶき」と振り仮名が打ってあるらしい。
吉川英治の「三国志」、私の愛読書ですがな。
この石碑の側面には先ほどの藤原俊成の歌が記されていた。
水は清く、緑は濃い。
こういった遊歩道が上流まで続いている。
桜は約500本。その季節に歩いてみたくなった。
川の向こう岸も歩ける。
もう一つ見つけた。
音にきく 井手の山吹 みつれども 蛙の声は 変らざりけり 紀貫之
藤原俊成、藤原定家、源実朝、源頼政、宗良親王、紀貫之・・・・
時代は異なるが、錚々たる顔ぶれではないか。
源頼政は以仁王と組んで挙兵し、源平合戦のきっかけを作った人物。
「平家物語」には鵺(ぬえ)退治に活躍した話も載っている。
玉川の説明をどうぞ。看板、ちょっと汚い。
ずっと歩いていたいが、寄り道したいのでこのへんで左折。
かなり急な坂を上る。
何と横長の看板よ。小野小町、紀貫之、藤原俊成、おお、松尾芭蕉まで登場しとる。
さすがにここは普通の家ではなさそうだ。
「たなか家」という、うどん屋さん。
かだけ赤くすることに意味があるかどうかは知らぬ。古畑任三郎っぽくしてるのか。
私も食べたことがあるが、評判はすこぶるよい。
この時も客が何人も店に入っていくところを見た。
麺類大好きはむおじさんもぜひ食べたいと思ったが、まだ歩き出したところ。
前回の昼に食べればよかったのに。
無理やり離れたところからズームイン。うどんの暖簾が見えるでしょ。
寄ってもいないうどん屋さんの紹介、こんなに必要?
最初の目的地は、井堤(いで)寺故址。
と言っても、寺があった場所ということでこういう建物があるだけ。
奈良時代に橘諸兄が建てたというお寺。
橘諸兄については、もう少し後に出てくるからね。
井堤寺の説明と古地図。
相当の歴史マニアでない限り、読まないと思うけど。
昔はこんなに立派なお寺だったということか。
読めぬ。橘諸兄の歌が刻まれているのは間違いないが。
次の目的地には、今来た道を戻るのが正しいようだ。
玉川堤の辺りに戻ってきた。ここも交通の要衝のようだ。
既に訪れた場所、これから行く予定の場所が目白押し。
実物を見たことはないが、鳥のメジロが枝に並んで留まっている様子、かわいい。
「目白押し」を画像検索すると出てくるよ。
玉川にかかる橋を渡り、少し家屋の密集地帯に入って、見つけた。
六角井戸。
写す角度が悪かったのか、ちょっと六角形に見えにくい。
柱はちゃんと六本あるでしょ。
井戸を写したら六角形と信じてもらえるだろうか。
というか、誰か疑ってるの?
説明板も六角形。これも橘諸兄ゆかりのものであった。
標識柱に蛙がへばりついている。
田んぼの横を通りながらリアル蛙を探してみたが、見つからなかった。
山に向かってダラダラと緩やかな上り坂が続く。
ようやく山背古道に辿り着いた。前回、一旦ここで終了とした場所に戻ってきた。
ここから今日の本番。前段階が長すぎる。
9時から始まったドラマのタイトルが、ようやく9時25分に出てくるみたいなものだ。
小高い所を歩いているので、よい眺めだ。
下半身が草むらに隠れていて、見過ごすところだった。
井手左大臣 橘諸兄公旧跡。
先ほどからちらちら登場している橘諸兄(たちばなのもろえ)。
歴史は嫌いではないが詳しくもない私にとっては、「名前は知ってた」ぐらいの認識の人。
せっかくなので、ちょいと調べてみた。
結論:奈良時代の偉い人。
それではさすがに身も蓋もないか。
奈良の大仏さんを建立した聖武天皇の時代の、朝廷のトップ。
天然痘の大流行で日本全国が大打撃を受け、政治の中心だった藤原四兄弟もいなくなり、
その窮地を救うべく抜擢されたのが、この諸兄さん。兄さんというわけではない。
いや、彼の異母妹は聖武天皇の奥さんである光明皇后だから、皇后の兄さんには間違いない。
国力を上げるために、墾田永年私財法を制定したり、防人を廃止したり、遣唐使帰りの吉備真備や玄昉らを活躍させたり。
諸兄政権下では結構歴史に残ることをやってたんだな。
社会で習った記憶あるでしょ。こういう言葉たち。
まあ、結局その後は勢力争いのゴタゴタで失脚するんだけど。
「万葉集」の編纂者・大伴家持と親交があって、諸兄兄さんも「万葉集」に関わってたという説もある。
ちなみに現存する最古の歌集「万葉集」には約4,500首の歌があるが、大伴家持の歌がそのうち470首以上。
1割強を自分の歌で占めるとは、編集長の特権ですな。
諸兄兄さんの歌は、たった7首。兄さん、気にするな。あんたは左大臣だ。よくやったよ。
この井手の地に山吹の花を植えたのも、あんただったそうじゃないか。
ありがとよ。
誰やねん。
お、これは「二階堂の道」候補か。
舗装されてるけどね。
この階段を上るんかぁ。かなりキツい。
上りきるとこんな感じ。
フラットなので、テントは楽々張れる。張ったらあかん。
かなりでかい石碑。
なになに、ふむふむ・・・。
供養塔にもちゃんと手を合わせた。
井手火山灰層? 値打ちあるもの? 正面から撮るべきだった?
看板、上半分ないで。
前回冒頭に載せた写真を褒めてもらったので、調子に乗ってまたやった。
二回やると、値打ちが下がった。
さあ、山背古道に戻るよ。
そうそう、これこれ。これを見ないとね。
こういうのもいいねぇ。ちょっと保護色みたいになってるけど。
井手町は標識や案内板王国やねぇ。
要所要所にはちゃんと標識があって、実に親切だと思う。
我が町城陽市も、がんばれ。
久しぶりに見た、子どもたちによる手作り埋め込み表示。
ヒロユキとマリコの連発だぁ。
ヒロユキは発見した男子の第2号。
記号化された山が一般的な中で、マリコの山はちょっと異色作。
冒頭にも載せた「二階堂」候補の道。
でも、こいつは落選が濃厚。
だってこの道、実は通ってないもん。
今回初めて読んでくださった方、ありがとうございます。
「二階堂の道」とは、「大分むぎ焼酎 二階堂」のCMに登場しそうな趣のある道のことであります。
私、はむおじさんが歩きながらそういった道を探して写真を撮り、「二階堂の道100選」を認定しようという試みです。
そして「100選」が完成した暁には、二階堂酒造に売り込みをかけようという所存です。
え?そんなことまで考えてたん?
うん、今考えた。ほんで、やめた。
実は右折して川沿いを行くのが正規ルート。
ヒロユキとマリコもそう教えてくれた。
渋川という川だが、水面が地面よりも高い位置にある「天井川」であることがわかる。
山の土砂が川伝いにどんどん流れ出していくと、川床が高くなる。
それでは洪水が起きやすいので、土砂を掻き出して堤防をどんどん高くする。
それを繰り返すと、人々が暮らす土地の地面よりも川のほうが高くなってしまう。
これが、天井川のでき方。
奈良の都に近いこの地域は、寺院の建設や燃料に使うために木が乱伐された。
江戸時代にははげ山だらけになっていたという。
だから、この辺りから奈良に向かって、天井川がたくさんあるのだそうな。
「山背古道探検ガイドブック」を見て、知ったかぶった。
わかりやすい写真がなかったが、先ほどの玉川も天井川。
前々回、前回に登場した、ホタル公園の前を流れる南谷川も天井川。
丁字路に出た。
何年も前だが、バラエティー番組で「丁字路問題」があったことを思い出した。
ロケで道を聞いたタレントに、親切な年輩の男性が「ここを進むと丁字路になります」みたいなことを言った。
すると、そのタレントたちは「T(ティー)字路」じゃなくて「丁(てい)字路」ね、「丁」でいいんですね、と、その男性が間違った言葉を使ったみたいにして茶化した。
オンエアの映像でも、わざわざ「丁」とか「T」とかをテロップで強調して面白おかしく演出した。
それを見た視聴者から、「丁字路は正しい日本語だ」「教えてくれた人に失礼だ」など批判が続出したそうだ。
番組は見ていなかったが、ネットで一時話題になったので知った。
その場にいたタレントたち、スタッフたちは誰も「丁字路」を知らなかったんだな。
それどころか、番組を作る際のスタッフも、チェックする人も全員知らなかったことになる。
若い人たちが多かったのかもしれないが、さすがにこれは恥ずかしいね。
「丁字路」のほうがもちろん古くからある言葉。今も現役の言葉だ
形も発音も似てるので、「T字路」が一般的になったのだろうか。
「丁字路」が正しくて「T字路」が間違っているというのではなく、どちらも正しい。
誰か一人でも「丁字路」という言葉もあることを知っていれば、事前にチェックが入っただろうに。
あるいは、放送でそのことに触れることもできただろうに。
それとも笑いが取れるからいいと思ったのかな。
こういうことって、あると思う。
言葉は時代とともに変化するから、新しい言葉が出てくると古い言葉が間違っているように感じる。
あるいは意味が変わってしまい、正しく使ってるのに恥をかくみたいになるようなこと。
本来「本質を的確に捉えた見方」という意味の「穿った見方」。
「雨垂れ石を穿つ」というように、「穿つ」は「穴を掘る」という意味がある。
そこから深く掘り下げる、みたいな意味になっていったんだろう。
今は「疑ってかかった見方」とか「ひねくれた見方」のほうが主流。
まともなことを言った若者に「ほぉ、それは穿った見方だね」なんて言った日にゃ、
「どういう意味っすか!」と文句を言われるのは確実。
「誰もなし得なかったことをやり遂げたパイオニア」を意味する「破天荒」。
すっかり「豪快で向こう見ずな荒々しい人」になってしまった。
元の意味で使うと、少々違和感を持たれる可能性が高い。
初めて何かのチーフに抜擢された人が「役不足ですが、精いっぱい努めます」と言ったら、「いやいや、役が不足なんじゃなくて、あなたが力不足なのよ」と言ってあげてください。これは明らかに間違ってますので。
「うっせいわ」っていう歌のさわりを歌って、と言われたとしましょう。
♪はぁ~? うっせいうっせいうっせいわ~ って歌ったら、きっと「それはサビやろ」と言われます。
「さわり」って本来「要点、聞かせどころ」って意味なんだけど、っていうのは通じそうにない。
たぶん歌い出しの部分を求められているので、♪正しさとは~愚かさとは~ と歌うか、
知らなければ「最初どんなんだったっけ?」と答えるのが無難。
若い頃、仕事で提出する文書に「一所懸命」と書いたら、上司に「こんな間違いするんやな」と言われ、「一生懸命」と直された。
「一所懸命もありますよ」と教えてさしあげると驚いていた。今なら面倒なので「一生懸命」と書くけどね。
「消耗(しょうもう)」はホントは「しょうこう」だったとか、
「情緒(じょうちょ)」は本来「じょうしょ」だったとか、
「山茶花(さざんか)」は元々「さんざか」だったとか、
それが正解でも、さすがに今の時代には通用しづらいよね。
こういう話題によく出てくる言葉だけど、探せばいくらでもあるね。
以前にdkpnさんのブログにも、こんな感じの話題があったようななかったような。
丁字路から話が飛んで行ってしまった。
さて、右に行くか、左に行くか。
肝心なところなのに、標識も埋め込み表示もないぞ。子どもたちも助けてくれない。
左(東)はこんな道。
右(西)はまた川沿いの道。
ずっと西向きに歩いてきたので、その流れで右へ。
すぐに集落に入った。マンホールを見て気づいた。
もう井手町じゃないな。ここは木津川市山城町。
町の木もみじ、町の花キク、名産品のお茶とタケノコ。
町の境をいつ過ぎたのかわからなかった。
おそらく渋川が境になっていたのだと思われる。
木津川市は、木津町・山城町・加茂町が2007年に合併してできた市。
人口は80,000人弱で、京都府では6番目。
ニュータウン開発が進み、人口は京都府ではトップの人口増加率。
と言っても人口の70%以上は木津地域に集中していて、この山城地域は10%強。
田園風景が広がる、いい感じの田舎です。怒られるかな。
ガクアジサイがきれいに咲いていた。
普通のアジサイもきれいだ。
以仁王の墓。
このブログを最初のほうからお読みの方は覚えているだろうか。
第3回に登場した「あさもっちー」。
城陽市の旦椋神社にあった、以仁王をモデルとしたキャラクターのパネル。
源頼政とつるんで平家討伐のために挙兵した人物。
源平合戦のきっかけとなり、平家の没落、源氏の勢力拡大につながる。
高倉神社の中にある。以仁王を祀る神社。
以仁王の邸宅は京都三条高倉にあったので、彼は「高倉宮」と称されていた。
厳重に囲われている。やっぱり宮内庁の管轄なのだな。
さすが、後白河天皇の皇子。
こんな高貴なお方を「あさもっちー」とは。
しかも敗走して心身ともに傷ついて休憩している場面を描くとは。
馬っ!って書くの何回目や。きれいな白馬であった。
拝殿。誰の手形?以仁王? たぶん違うな。
高倉神社のすぐ隣の池に、バイカモ(梅花藻)。
さて、ここは山背古道からは外れた場所らしい。
やはり先ほどの丁字路で左に行くのが正解だったようだ。
でも以仁王の墓参りをするつもりだったので、これでいいのだ。
このまま次の目的に行くことはできるが、それは山背古道ではない。
この地図の中央辺りの強烈なヘアピンカーブを通らなくてはならない。
そのためには後戻りすることも厭わない。
こんな道を進む。
しばらく行くと、いい感じの標識発見。
これは竹の形だな。さすが山城町だ。
井手町は標識王国だったが、山城町も期待できるな。
2枚の写真を左右に連結させたように見えるが、もちろん1枚もんだ。
ヘアピンカーブの頂点部分に立っている。
右の道から来て、ここで左の道に折り返す。
さっきの竹型の標識を裏から見た。
一気に下ると、集落に出た。
アイとヨシキがちゃんと道案内をしてくれる。
あれ? ヨシキ? Eシキ?
誰にでも間違いはある。
それよりシックスパックみたいにバキバキに割れているのがかわいそう。
のどかな風景の中を歩く。
今日はほとんど人の姿を見ていない気がする。
農作業をしている人は何人か見かけたが、すれ違ったり同じ道を歩いたりはしていない。
少なくとも六角井戸~橘諸兄公旧跡~高倉神社~このへんのルートには人がいない。
川に出た。天神川というらしい。
この川も天井川だ。
天神川に架かる天神橋。
今からこの看板にある蟹満寺を訪れる予定。
この近くに三つの埋め込み表示あり。コユル・クミコ・ナオコ。
天高く馬肥ゆる秋の「こゆる」だろうか。男子か女子か不明。
体型が少々気になる。いらんこと言わんでええ。
綺原神社。「かんばら」と読むようだ。「綺」は綺麗の「き」やけどな。
正式名称は「綺原座健伊那太比賣神社」だそうな。
読めん。「かんばらざけんいなたひばいじんじゃ」かな。
全然違った。「きはらにいますたていなだひめじんじゃ」だってさ。
すごい読み方じゃのう。
そもそも「かんばら」じゃないんかい!
牛がいるということは、菅原道真公も祀られてるんかな。
調べもせずに適当なこと言うてたらあかんな。
大きくはないが、立派な拝殿。
蟹満寺。
綺原神社のすぐ目の前にある。
蟹から水が出る。
蟹でさえ恩を受ければ恩を返す。ならば人が恩を忘れてよいものか。
みたいな感じ?
なかなか立派な本堂。
こんなところにも、蟹。
せっかくなので本堂の中を見学したのだった。
この企画では初めて料金を払った。500円。JAF会員特典で50円引き。
本堂の中は撮影禁止なので、写真がないのが残念至極。
メインは国宝の「銅造釈迦如来坐像」。高さ2.4m。
すぐ近くで見られるので、かなりの迫力だった。
1,300年前、白鳳時代の作品だそうだ。
何と言っても他に誰もいないので、お釈迦様と一対一で対面できる。
決して信心深いわけではないが、心洗われる気分というものを味わった。
450円も払ったんだから、味わわないと損じゃないか。お金のことを言うな。
音声によるガイドがあり、詳しく説明を聞けたのもよかった。
こういうものって、見るだけだとすぐでしょ。値打ちわからないでしょ。
ガラスケースには、蟹がうじゃうじゃ。
その言い方はどうかと思うが、蟹をモチーフにした置物やら陶器やらの作品がいっぱい。
本堂の上のほうには、絵が数枚掲示されている。
蟹満寺縁起、いわゆる「蟹の恩返し」のお話の絵巻なのだ。
「今昔物語集」にもこの話がある。
絵を載せたいが写真がない。
別のサイトのを勝手に載せるわけにもいかないので、興味のある人は探してください。
蟹満寺でもらった紙を載せておこうか。
字が小さいうえに、裏写りしていて見にくいな。
ちょっと妙なお話なので、要約すると、
⓪昔、昔のことじゃった。
そこはいらんわ。
①ある日、村人たちが蟹をたくさん捕まえて食べようとしていた。
②信心深い娘がかわいそうに思って、持っていた魚と交換して蟹を逃がしてやった。
③またその娘の父は、蛙を食べようとしていた蛇に「娘を婿にするから」と言って、蛙を助けてやった。
つまり、娘は魚と交換して蟹を助けた。
父は自分の娘を婿にしてやると言う条件で、蛙を蛇から助けた。
一つ、言っていいですか。
まず、娘。蟹を助けたのはいいけれど、魚はどうなん?
蟹は生き物、魚は食べ物? 割り切っとるなぁ。
私は蟹も魚も食べますけど。
※「今昔物語集」では魚と交換したことになっているが、「蟹満寺縁起」では金で買い取ったとされている。
も一つ、言います。
父! 蛙を助けるために、蛇に娘をやるって! 娘よりも蛙かい!
ここの設定が一番おかしいやろ。
ええんやな。どうなっても知らんからな。
④父は娘にそのことを話して、後悔した。
⑤その夜、紳士に化けた蛇が娘をもらいに来た。
⑥父は「嫁入りの準備があるので三日後に来るように」と約束した。
⑦三日後、約束を守らぬ父娘に腹を立てた紳士は、大蛇になって荒れ狂った。
⑧雨戸を固く閉ざして、父と母はおびえていた。
⑨娘が観音様にひたすら祈り続けると、観音様が現れて「大丈夫だよ」と告げた。
う~ん、そりゃ蛇、怒るよなぁ。
ウソをつかれたうえに、三日後に再訪するという二度手間。
父、おびえてるだけって。
三日の間にすることがあったやろ。
蛙を捕まえてきて(できたら多めに)、蛇と交渉するしかないと思うけどなぁ。
どうしても蛙は助けたいか? 娘と天秤にかけても?
⑩しばらくすると外が静かになり、夜が明けて外を見た。
⑪外にはずたずたに切られた蛇と、無数の蟹の死骸があった。
⑫おそらく蟹たちが娘を救うため、死にもの狂いで蛇とバトルを繰り広げたのであろう。
⑬親子は蟹と蛇の霊を弔うために御堂を建て、観音様を祀った。
⑭それが「蟹満寺」という名の由来である。とっぴんぱらり。
「とっぴんぱらり」はいらんやろ。
じゃあ、「むかし、こっぽり」で。
そういう問題ではない。
それはともかく。
なんてこった。
なぜここで蛇と蟹が戦って死ななければならぬ。
蛇が何をした?
蛙を食べるのは生きるため。食物連鎖は自然の摂理。
娘をもらいに来たのも、約束だから。
しかも三日待てと言われたら、律儀にそれも守って。
蛇は何も悪くない。
蟹はよくやった。
助けてくれた娘に恩返しをしたんだな。
命を捨ててまでも。
それなら、おい、蛙!
お前は助けに来んでええんかい!
助けてくれた父のピンチやぞ。蛙の恩返しはないのか。
蟹はハサミという武器があるけれど、蛙は何もないかぁ。
蛙がのこのこ参戦しても、蛇に睨まれたら動けなくなるだけか。
結局一番悪いのは、明らかに父じゃ。
蛙を助けたかったのはいいとして、口から出まかせとは。
しかも「嫁入りの準備で三日待て」って。それもウソやん。
このおっさんのせいで、死ななくてもよい蛇と蟹が死んでしもた。
代わりに蛙が生き残った。その蛙は恩返しをしない。
何か納得できへんなぁ。
観音様、懲らしめるべきは父であって、蛇ではないのと違いますか。
まあ、昔話にケチをつけだしたら収拾が付かなくなるわなぁ。
父も反省して蟹だけでなく蛇も供養したというから、許されてる感じになってるんやなぁ。
長い要約がようやく終わった。
要約よりも感想というか、ぼやきが長かったという説もある。
こんな看板を見た。
ここのことだ。
古民家カフェ「蟹印」。「かにじるし」ではなく、「かむいん」と読む。
土日しか営業していないので、平日に動きたい私には縁がない。
期間限定、数量限定だが、「たけのこバーガー」が名物らしい。
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追記
1年近くの年月が過ぎてから、この店を訪れた。もちろん営業している土曜日だ。
古民家カフェというだけあって、内装は落ち着いていて、実にいい感じだ。
店内には陶器などが展示してあり、窓から見える庭もきれいに整っている。
あちらこちらに蟹がいる。
「蟹」を「かむ」と読むのは、「蟹幡郷(かむはたごう)」という古い地名に由来するらしい。
当然「Come in」とかかっているのだろう。
たけのこバーガー。若竹の吸い物とキュウリの漬物と小枝チョコレートとコーヒー(紅茶)がついている。
4、5、11月だけの期間限定商品。
たけのこがわかりにくいので、お見苦しいのは承知の上で、かじりかけの断面を。
パティの代わりに、ぶ厚いたけのこのフライ。かなりのボリュームだな。
たけのこにもしっかり味がついていて、めっちゃうまい。
お店の雰囲気良し、一人で切り盛りしている(?)おばちゃん良し、バーガー良し。
お土産に買ったおはぎ良し。
うん、わざわざ足を運んだだけの値打ちはあったというものだ。
満足、満足。
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この後は、こういった町並みを抜けていく。
子どもたちの手作り表示が続々と現れる。
ヒロ・アヤコ・タケシ・ジュンゾウ。
ジュンゾウはジュンとゾウの合作かも知れない。ゾウは作らんか。
上が、タクヤ・ミユキ・アヤカ。
下が、アキヒコとエミコ・リョウスケ・チアキ。
アキヒコとエミコは合作かな。
それも珍しいが、レリーフ(浮き彫り)になっているのがすごい。
ここまで子どもたちの名前に、いわゆるキラキラネームは見当たらない。
いつ頃作られたのかな。
今ならシワシワネームと言われそうなものも多い。
山背古道が制定されたのが平成7年(1995年)。
その頃に作られたとしたら、当時の小学生は既に30代。
自分の子どもに「これ、お母さんが作ったんだよ」とか言ってるかも。
そうこうしているうちに、線路沿いを歩いている。
遂に踏切を渡ることになった。
再び竹の形をした標識を発見。
棚倉駅まであと700m。
JR奈良線は京都と奈良を結んで、南北に走る路線。
奈良線という名前のくせに、正確には京都府内にある木津駅までだ。
奈良線なのに奈良には行かない?
もちろん木津駅から奈良駅までは関西本線(大和路線)に直通でつながるので、問題はない。
山背古道は北から来ると、ここまでの区間は長池宿の辺りを除いてずっとJR線の東を通っている。
やっと西側に出たことになる。
少しだけ川沿いの広い道を通る。
不動川。これも天井川。
橋を渡ると公園があり、そこにあった看板。
「蟹の恩返し」のストーリーが書かれている。ちょっと読みにくいな。
とにかく悪いのは父だ。蛇は悪くない。まだ言うてる。
また集落に入っていくが、この付近にもまた子どもたちが次々に。
終点も近いので、残りを一気にどうぞ。
上が、マサコ・ヨシヤ・アキ。
下が、ヨウヘイ・ミユキ・イナホ。
イナホはちょっと珍しいな。でも日本人らしくていい名前。
もう完全に趣味だね。
町には「二階堂」候補がなかなかないので、「手作り埋め込み表示探しの旅」になってしまってる。
これだけ写してみると、発見できなかった作品が不憫に思えてくる。
ごめんね。見つけてあげられなくて。
関係者、たぶん誰もこのブログを見てないけどな。
こんな感じの狭い路地もたくさんある。
再び踏切を渡り、JR線の東側に戻る。
駅は目の前。
実はちょっとだけ道を間違えて、山背古道のルートから外れた。
これぐらいは誤差の範囲だ。気にせずに行こう。
駅舎を覗き込んで時刻表を確認。
うん、まだ12分ある。
涌出宮。「わきでのみや」と読む。
JR棚倉駅の目の前にある。
参道の先が見えないのだが、12分で帰ってこられるんやろな。
どんつきを左に曲がると赤い鳥居。この先だな。
本殿と拝殿。
この神社、正式名は「和伎座天乃夫岐賣神社」というそうじゃ。
さて、なんて読もうか。「わきざあまのふきめじんじゃ」か。
いや、「座」は「います」と読むと綺原神社で学んだじゃないか。
「賣」も「め」と読むのは既に承知しているのじゃ。
「わきにいますあまのふきめじんじゃ」、これで決まりじゃ。
正解は「わきにますあめのふきめじんじゃ」。
おお、ほぼ正解と言っていいんじゃないの。
雨を降らせてくれる神様らしい。
ちょっと時間的に焦ってきて、ゆっくり見ることができなかった。
慌てて戻ったJR棚倉駅。
ホームが西側だと思って、慌てて地下通路を通った。
整備されているが、こちら側には改札口がない。
この駅、乗り降りしたことが全くない。
駅前まで来たのも初めてなのだ。
慌てて東口に戻って、慌てて蟹のモニュメントを撮った。
ホームは反対側だと思って、慌てて歩道橋を上る。
すると「おーい」というおばちゃんの声。
自分にかけられた声かどうかは定かではなかったが、慌てて振り向いた。
「京都行きもこのホームでいいんよ。」と慌てて教えてくれた。
いや、おばちゃんは慌てていない。
慌てて階段を下りて慌てて礼を言った。
ちょっと慌てすぎやろ。
通勤時間以外は上りも下りもこのホームだそうだ。
知らずに反対のホームに渡っていたら、確実に乗り遅れて30分をロスするところだった。
そうでなくてももう2時過ぎ。昼食はまだだ。
この企画、食べ物が全く登場しない。
店がないのよね、とにかく。あっても閉まってるし。
できたらこの土地ならでは、というグルメを紹介したいものだ。
第1回、スタート時点の城陽駅で撮った山背古道のルート看板。
ZZさんに「青虫にしか見えない」と言われたやつだ。
上から出発してオレンジ色のルートを辿り、赤い矢印の先が棚倉駅。
既に6割以上は歩いた。あと二駅ちょっとの距離になったんだな。
はむおじさん、一人桜まつりで満開の桜を堪能。~もう一生桜はいらんわ~
誰かがホントに歩いてくれたらいいのにな、と思いながら山背古道を紹介してみた。
はむおじさん、山背古道を踏破する⑧~最終回は試練の旅に~
「二階堂の道」探しの旅~山背古道⑦ 山城国一揆の面影を残す町~
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はむおじさん、考えながら歩く~山背古道④ ようやく隣町へ~
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はむおじさん、考えながら歩く~山背古道④ ようやく隣町へ~
この記事へのコメント
こんにちは~
私もカニの話を書こうと思ってたところだったので
アレレ?って感じでした。
もうちょっとでアップするところだった。カニかぶり。
でも全然違う話だけどね。
二階堂の道、今回もいっぱいありますね。
川沿いの道も狭い路地もきつい階段も「二階堂」と思うと
みんないい感じに見えてしまう。
はむおじさんも書いていたけど
「谷川ホタル公園」の石碑とか
「井手の玉川」や案内板の写真もやっぱり草に占領されてて
おかしいね。どれも設置したときは木さをきれいに刈ってるはずだと思うけど
その後は気にしない感じかのかなぁ
でも誰からも苦情も来ないようだから、住んでる人が
大らかなのかもしれないですね (*´▽`*)
桜が500本もある遊歩道、今度の桜の時期には行ってみたいですね。
山吹が入るとピンクと濃い黄色で華やかでしょうね。
そうそう、「穿った見方」って間違えそうですよね。
役不足も、以前テレビ番組で「僕だけでは役不足なので
今日は助っ人に来てもらいました」って言ってて、「あれ?」って
思ったことがありました。自分で「役不足」っていうのってすごいな。
「なんとなく、そういうことだろうな」で
使ってるうちに疑うこともなくなってるってことなんでしょうね。
「敷居が高い」や「潮時」や「気が置けない」
なんかも勘違いしてること多いですよね。
私もそういうのいっぱいあるのかも知れないけど、
何かのきっかけに本来の意味を知ると
いいかも知れないですね。
「カニの恩返し」は初めて聞きました。
昔話ってふしぎなものが多いけど
カエルを助ける代わりに娘を、ってねぇ。父親・・・・
古民家カフェの看板は味わいがあっていいねぇ。
「カフェ」 じゃなくて 「カフエ」 どういう風に発音すべきか。
「蟹印」「かむいん」なの? come in ?
もう書きたいことがありすぎて終わんないわ。今日はここまで。
あっ!「目白押し」画像みてびっくり!
メジロがこんな風に枝に並ぶなんて!
画像借りてきて載せたら絶対かわいいのに! (私はいつも借りてきてる)
私もカニの話を書こうと思ってたところだったので
アレレ?って感じでした。
もうちょっとでアップするところだった。カニかぶり。
でも全然違う話だけどね。
二階堂の道、今回もいっぱいありますね。
川沿いの道も狭い路地もきつい階段も「二階堂」と思うと
みんないい感じに見えてしまう。
はむおじさんも書いていたけど
「谷川ホタル公園」の石碑とか
「井手の玉川」や案内板の写真もやっぱり草に占領されてて
おかしいね。どれも設置したときは木さをきれいに刈ってるはずだと思うけど
その後は気にしない感じかのかなぁ
でも誰からも苦情も来ないようだから、住んでる人が
大らかなのかもしれないですね (*´▽`*)
桜が500本もある遊歩道、今度の桜の時期には行ってみたいですね。
山吹が入るとピンクと濃い黄色で華やかでしょうね。
そうそう、「穿った見方」って間違えそうですよね。
役不足も、以前テレビ番組で「僕だけでは役不足なので
今日は助っ人に来てもらいました」って言ってて、「あれ?」って
思ったことがありました。自分で「役不足」っていうのってすごいな。
「なんとなく、そういうことだろうな」で
使ってるうちに疑うこともなくなってるってことなんでしょうね。
「敷居が高い」や「潮時」や「気が置けない」
なんかも勘違いしてること多いですよね。
私もそういうのいっぱいあるのかも知れないけど、
何かのきっかけに本来の意味を知ると
いいかも知れないですね。
「カニの恩返し」は初めて聞きました。
昔話ってふしぎなものが多いけど
カエルを助ける代わりに娘を、ってねぇ。父親・・・・
古民家カフェの看板は味わいがあっていいねぇ。
「カフェ」 じゃなくて 「カフエ」 どういう風に発音すべきか。
「蟹印」「かむいん」なの? come in ?
もう書きたいことがありすぎて終わんないわ。今日はここまで。
あっ!「目白押し」画像みてびっくり!
メジロがこんな風に枝に並ぶなんて!
画像借りてきて載せたら絶対かわいいのに! (私はいつも借りてきてる)
押すなよ、押すなよ位てんこ盛り情報楽しく拝見しました。
私は言葉の使用法がかなり危なっかしいので、
はむおじさんとこでお勉強ですよ。
山背古道、竹林の道やっぱいいですね~
そして結構な歴史の道ですね。
来年は美しい川べりの桜、ぜひお願いします。
私は言葉の使用法がかなり危なっかしいので、
はむおじさんとこでお勉強ですよ。
山背古道、竹林の道やっぱいいですね~
そして結構な歴史の道ですね。
来年は美しい川べりの桜、ぜひお願いします。
ども!
今回は娘の父にやられました(^^)
蛙ともども、怯えてないで仕事をして欲しいものです。
行程の6割制覇ですか。
歩きましたね。
田植えの終わった水田がとても美しい。
それに高い建物が見えないのでより美しい。
案内板、茶の地に黄色の文字なんですね。
ちょっと目に痛い気がするのはワタクシだけ⁉︎
二階堂の道、今回は文句なく階段のお写真でしょう。
これはいい。
今回は娘の父にやられました(^^)
蛙ともども、怯えてないで仕事をして欲しいものです。
行程の6割制覇ですか。
歩きましたね。
田植えの終わった水田がとても美しい。
それに高い建物が見えないのでより美しい。
案内板、茶の地に黄色の文字なんですね。
ちょっと目に痛い気がするのはワタクシだけ⁉︎
二階堂の道、今回は文句なく階段のお写真でしょう。
これはいい。
おはようございます!
カニの恩返しの逸話、というよりはむさんの考察?ツッコミに夢中です!(^^)
「穿った見方」は完全に間違えてました(泣)
僕もこのブログで勉強します・・・
若い頃、もう30年以上前、
僕もこのあたりを歩いた筈なのですが、
全く覚えておりません(泣)
JR京都駅前から近鉄高の原駅まで。
どこかのJR奈良線の小さな無人駅で休憩した景色だけが頭に残ってるのですが、
記事に出てくる駅の写真を見てもすっかり雰囲気が変わってて
もはや何駅だったかも思い出せず。
当時は山背古道を知らず、ひたすら長距離を歩くことばかり考えていて
沿道の風物や歴史など総スルーしてたからホントもったいないことしました。
だからはむさんの記事で再勉強させてもらってます(^^)
カニの恩返しの逸話、というよりはむさんの考察?ツッコミに夢中です!(^^)
「穿った見方」は完全に間違えてました(泣)
僕もこのブログで勉強します・・・
若い頃、もう30年以上前、
僕もこのあたりを歩いた筈なのですが、
全く覚えておりません(泣)
JR京都駅前から近鉄高の原駅まで。
どこかのJR奈良線の小さな無人駅で休憩した景色だけが頭に残ってるのですが、
記事に出てくる駅の写真を見てもすっかり雰囲気が変わってて
もはや何駅だったかも思い出せず。
当時は山背古道を知らず、ひたすら長距離を歩くことばかり考えていて
沿道の風物や歴史など総スルーしてたからホントもったいないことしました。
だからはむさんの記事で再勉強させてもらってます(^^)
dekoponさん、いつもありがとうございます。
カニのお話、ぜひご披露ください。
カニの生態? 食べるカニのこと? サルカニ合戦?
二階堂のCMはパターンも多いので、守備範囲は結構広いですもんね。
写真の腕があったら、どんな道でも有力候補になり得るのかも。
井手町は看板王国に違いないんだけど、
メンテナンスにはあまり興味がないのかな。
井手の玉川の桜と山吹のコラボ、
来年はぜひ見に行きたいと思います。
「潮時」は何かをするための絶好のタイミングという意味なのに、
何となく「引き際」を意味するようなイメージで使われますよね。
父が悪い。蛇は悪くない。蟹はえらい。蛙は偉くない。
観音様も信心深い娘を助けるのはいいが、何か方向性が違う気がする。
「蟹印」の店先の看板は「古民家カフエ」。
どうしても「エ」を小さくしたくないのかな。
この辺りの古い地名が「蟹幡郷」と書いて「かむはたごう」と読むそうな。
「Come in」と掛けているのは間違いないでしょう。
メジロ、かわいいでしょ。
著作権に厳しい友人の影響で、画像の拝借は何となく尻込みしてます。
コメントたくさんありがとうございます。全部2行でお返ししました。
第2弾がまたあるのかな? よろしくお願いします。
カニのお話、ぜひご披露ください。
カニの生態? 食べるカニのこと? サルカニ合戦?
二階堂のCMはパターンも多いので、守備範囲は結構広いですもんね。
写真の腕があったら、どんな道でも有力候補になり得るのかも。
井手町は看板王国に違いないんだけど、
メンテナンスにはあまり興味がないのかな。
井手の玉川の桜と山吹のコラボ、
来年はぜひ見に行きたいと思います。
「潮時」は何かをするための絶好のタイミングという意味なのに、
何となく「引き際」を意味するようなイメージで使われますよね。
父が悪い。蛇は悪くない。蟹はえらい。蛙は偉くない。
観音様も信心深い娘を助けるのはいいが、何か方向性が違う気がする。
「蟹印」の店先の看板は「古民家カフエ」。
どうしても「エ」を小さくしたくないのかな。
この辺りの古い地名が「蟹幡郷」と書いて「かむはたごう」と読むそうな。
「Come in」と掛けているのは間違いないでしょう。
メジロ、かわいいでしょ。
著作権に厳しい友人の影響で、画像の拝借は何となく尻込みしてます。
コメントたくさんありがとうございます。全部2行でお返ししました。
第2弾がまたあるのかな? よろしくお願いします。
ぜいぜいさん、いつもありがとうございます。
毎回毎回てんこ盛りにし過ぎですよね。
分けて書いたら、何回分の記事ができることやら。
言葉ネタは今後も出てくることでしょう。日本語の話が好きなもので。
勉強になることはあまりないかも知れませんが。
同じような道が多いのですが、でも全く同じではないのがいいですね。
もう1ヶ月半もかけているので、季節も少しずつ変わってますしね。
毎回毎回てんこ盛りにし過ぎですよね。
分けて書いたら、何回分の記事ができることやら。
言葉ネタは今後も出てくることでしょう。日本語の話が好きなもので。
勉強になることはあまりないかも知れませんが。
同じような道が多いのですが、でも全く同じではないのがいいですね。
もう1ヶ月半もかけているので、季節も少しずつ変わってますしね。
一輪駆動さん、いつもありがとうございます。
昔話や民話には大なり小なり理不尽なことがあるのですが、
この話はちょっとぶっ飛んでますよね。父が悪い。蛇は悪くない。
正確には6割5分ほど歩きました。残り8.6kmほどです。
あと2回で歩けるけど、3回に分けようかな。どうぜ長くなるし。
田植え後の水田の風景はホントにいいですね。
もう少し苗が伸びると、また違った趣になるでしょうね。
茶色地に黄色の文字は、ちょっとどぎつい感じですか。
黄色はもしかしたら山吹にあやかっているのかもしれません。
階段の写真? 棚倉駅ホームの跨線人道橋ですね。違うやろ。
橘諸兄のほうですよね。ありがとうございます。少し見上げて撮ってみました。
昔話や民話には大なり小なり理不尽なことがあるのですが、
この話はちょっとぶっ飛んでますよね。父が悪い。蛇は悪くない。
正確には6割5分ほど歩きました。残り8.6kmほどです。
あと2回で歩けるけど、3回に分けようかな。どうぜ長くなるし。
田植え後の水田の風景はホントにいいですね。
もう少し苗が伸びると、また違った趣になるでしょうね。
茶色地に黄色の文字は、ちょっとどぎつい感じですか。
黄色はもしかしたら山吹にあやかっているのかもしれません。
階段の写真? 棚倉駅ホームの跨線人道橋ですね。違うやろ。
橘諸兄のほうですよね。ありがとうございます。少し見上げて撮ってみました。
八兵衛さん、いつもありがとうございます。
「蟹の恩返し」、楽しんでもらえましたか。
決して楽しい話ではないのですが。何度でも言う。父が悪い。蛇は悪くない。
「穿った見方」、私も本来の意味を知った時から使いにくくなりました。
正しい使い方が認知されていなければ、こっちが間違ってるみたいですから。
30年以上となると、覚えていなくても仕方ないと思いますよ。
駅はここ10年以内ぐらいにどんどん新しくなったみたいです。
京都駅から高の原って、山背古道全体より長いですよね。
若い頃とは言え、やっぱり八兵衛さん、すごいなぁ。
小学校高学年の頃、住んでいた枚方市から伏見稲荷まで歩きました。
別の日に大和郡山まで歩いたこともあります。友達と一緒に。
改めて距離を調べたら、奇しくもどちらも25kmちょっと。
山背古道の全長とほぼ同じというのも偶然です。
子どもの頃半日で歩いた距離を、8~9回に分けて歩くおっさん。
寄り道しながらのブラブラ歩きも楽しいものです。
勉強になるほどのことは書けませんが、読んでもらえるのは嬉しいです。
まだもう少し、お付き合いくださいね。
「蟹の恩返し」、楽しんでもらえましたか。
決して楽しい話ではないのですが。何度でも言う。父が悪い。蛇は悪くない。
「穿った見方」、私も本来の意味を知った時から使いにくくなりました。
正しい使い方が認知されていなければ、こっちが間違ってるみたいですから。
30年以上となると、覚えていなくても仕方ないと思いますよ。
駅はここ10年以内ぐらいにどんどん新しくなったみたいです。
京都駅から高の原って、山背古道全体より長いですよね。
若い頃とは言え、やっぱり八兵衛さん、すごいなぁ。
小学校高学年の頃、住んでいた枚方市から伏見稲荷まで歩きました。
別の日に大和郡山まで歩いたこともあります。友達と一緒に。
改めて距離を調べたら、奇しくもどちらも25kmちょっと。
山背古道の全長とほぼ同じというのも偶然です。
子どもの頃半日で歩いた距離を、8~9回に分けて歩くおっさん。
寄り道しながらのブラブラ歩きも楽しいものです。
勉強になるほどのことは書けませんが、読んでもらえるのは嬉しいです。
まだもう少し、お付き合いくださいね。
新シリーズが始まっているとは知らず(汗)
一気に読ませていただきました
相変わらず面白いし勉強になりました。
二階堂の道写真集も待ってますね♪
一気に読ませていただきました
相変わらず面白いし勉強になりました。
二階堂の道写真集も待ってますね♪
marumaruさん、お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
こんなものを一気に読んで、お体は大丈夫でしょうか。
妙な副反応が出ていなければよいのですが。
長ったらしい記事の連続で、大切な時間を浪費させて恐縮です。
でも面白いと言ってもらって、また長いの書きたくなりました(^_^)v
もう少し続きますので、時々覗きに来てくださいね。
コメントありがとうございます。
こんなものを一気に読んで、お体は大丈夫でしょうか。
妙な副反応が出ていなければよいのですが。
長ったらしい記事の連続で、大切な時間を浪費させて恐縮です。
でも面白いと言ってもらって、また長いの書きたくなりました(^_^)v
もう少し続きますので、時々覗きに来てくださいね。