ハァ~佐渡へ佐渡へとなびかれて、パックツアーに初参戦!~普通の旅行です。キャンプ要素は一切ありません。
みなさんはツアーのパック旅行というやつに参加したことはございますかねぇ。
そうそう、あれですよ、あれ。
宿や切符の手配やら何やらを旅行会社が全部引き受けてくれて、自分は当日参加するだけってやつ。
私はこれまでの人生でただの一度も経験したことがござんせんでね。
日帰りのバスツアーですら行ったことがないってんだから、正真正銘の初体験ったぁこのこと。
いつもと語り口調が違う?
ああ、これね。
旅行の途中に江戸の落語なんか聞いてたもんでね。すっかり影響されちまったんでさぁ。
めんどくさ。
普通にしゃべろ。
佐渡に行こう、と決めたのは単に新聞の広告で見つけたから。
元々行きたいとは思っていたけれど、何かハードルが高い気がして。
新潟には全国制覇の旅でも行ったし、その数年前に「おっさん酒呑み旅行」でも行って酒を呑んできた。
「おっさん酒呑み旅行」というのは、おっさんキャンプメンバーを含む「汚ッサン遊び隊」と呼ばれる集団の一部で、酒を呑むことだけを目的とした旅のこと。
ちなみに「汚ッサン遊び隊」は汚いオッサンが含まれているというだけで、全員が汚れているわけではない。
パックツアーなら佐渡にも簡単に行けそうな気がした。
妻と相談し、すぐに申し込んだ。当たり外れはやってみなけりゃわかるめぇ。
〔1日目〕
京都駅に入場券を買って入り、朝8時過ぎ発の特急サンダーバードに乗り込んだ。
前日に同行する添乗員から、号車も席番号も聞いている。
本隊は大阪から出発しており、我々は京都からの途中乗車組だ。
着席するや否や添乗員が話しかけてくれたので、一安心。
周辺に座っている人たちが、同じツアーの客だということがわかった。
こういう名前のツアー。ずいぶん後で撮った写真だけど。
「一生に一度」の「一」が手書きになっているのが気になる。
「3日間の旅」の「3」が手書きならまだわかる。2とか4とかの可能性もあるから。
でもなぁ。「一生に一度」は決まり文句ではないのか。
「二生に三度」とかないやろ。
しかも「一度」の「一」の部分は、半角数字分のスペースしかない。
「1」が入っていて、これは漢字のほうがええぞという指摘があったんかな。
まさか「一生」も「1生」になってたとか。
気ぃつけや。どうでもええことが気になるはむおじさんみたいな輩もおるんやから。
2時間15分ほどで金沢に着いた。そこで改めて添乗員の紹介と点呼。
添乗員はベテランの女性、Uさん。
参加メンバーは我々を含む6組の夫婦(と見られる男女)と、4人組のおばちゃん、ソロの男性とソロの女性の計18名。
ソロの女性以外はおそらく私たちより年上だ。しかもほとんどが一世代上ぐらいだと勝手に見定めた。
ソロの女性もそんなに若い人ではないので、言わばおっちゃんおばちゃんのよくある集団旅行というわけだ。ははは。
金沢から上越妙高まで北陸新幹線はくたか。
与えられた席が連番のC席二つだったので、縦並びってこともあるのかと思っていた。
果たして我々夫婦は、4人組のおばちゃんと共に6人向かい合って座る形になった。
寛大な私は、向かい合わせにしたがるおばちゃんたちの要求をあっさり飲んだのだ。
1時間ぐらい別にいいよ。
ただしちょうど食事の時間だったので、テーブルがないのは厄介だ。
近くに空席があったので、添乗員に断って食事の間だけそっちに移動した。
そんなにやかましいおばちゃんたちじゃなくてよかった。
上越妙高からは手配された貸切バスで直江津港まで、約20分。
【新潟県】上越妙高駅も新潟県だけど。

直江津港。階段に巨大な佐渡おけさ。
出航前のフェリー「こがね丸」。
2023年4月就航というので、まだ半年の新しい船のようだ。
待ち時間が結構あり、展望室に行ったりして時間をつぶした。
直江津港から佐渡島の小木港まで、フェリーで2時間40分の旅。
新潟港から佐渡島の両津港までなら、フェリーで2時間半。
ジェットフォイルという高速艇なら1時間少々。
でも、新潟港に行くのが遠い。金もかなり高い。
まあ、ゆっくり行きましょう。
記念写真でも撮ってもらっとこか。
動物さんたちの修学旅行か。
空も海も青い。見える陸地は佐渡島ではなく、本州側。
キラキラの海と水平線。
ツアー客は一番安い2等客室なので、そのへんのイス席に座るか、じゅうたん敷きのゴロ寝ゾーンか。ラウンジみたいな場所もいくつかあり、快適に過ごせる。
適当にウロウロしたり、じっと座っていたり。
全体的に空いているので、居場所はいくらでもある。
いよいよ佐渡に上陸。
小木港に着くと、サドッキーがお迎え。
本物のトキには明日出会う予定。
小木港からは貸切バスでホテルまで約1時間。
小木港に着いたのがもう16時半をまわっていたので、どんどん暗くなる。
バスの中から見た夕暮れの空。
18時前にホテルについて、後は風呂からの夕食のパターン。
もちろん海鮮だらけのごちそうを満喫した。

夕食後、「佐渡おけさ」などの民謡ショーがロビーであったので、見物した。
これでこの日は終わり。
ホントに移動だけの1日目だったな。
ツアーの性格上、乗り継ぎ時間もかなり余裕を持たせてるんだろうな。
トイレ休憩や待合室待機もいちいち長い。これも仕方ない。
タイトなスケジュールを組んで、もし乗り遅れでもしたら大変だから。
どっちにしてもフェリーが1日2便じゃどうしようもない。
佐渡島ってそういうところなのだと思い知った。
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〔2日目〕
部屋から見た、朝の加茂湖。
こちらは両津湾越しの朝日。
同じ部屋から湖と海が両方見えるという、ちょっと面白い場所に建っているホテル。
朝は7時から朝食で、8時15分には出発。
出発前に、添乗員さんが我々にコソッと話しかけてきた。
実は我々の泊まったのが、超絶狭い部屋だったのだ。
ふとん2枚敷くと、後は部屋に置いてある低いテーブルを置くスペースしかない。
もちろん広縁もない。
これまで二人以上で泊まった部屋では最も狭い。
だいたいは10畳ぐらいの部屋で、広縁がついているというのが標準パターンだろうに。
私たちが文句を言ったわけではなく、同じ間取りの2階下の客からのクレームだったのだ。
客によって部屋のサイズや間取りにかなり差があり、広縁付きの広い部屋にベッドルームまで併設されているという客もいた。

この部屋だけでも我々の部屋より広い。
写真は前夜にこの話題になったときに、添乗員を含む数人で部屋ツアーをしたときのもの。
こんなこともあるんやね。
ツアー旅行って面白いね。「ツアー旅行」は変か。ツアーって「旅行」だよね。
添乗員さんはお詫びの言葉と同時に、柿の種をくださった。
柿の種は新潟県の名産品の一つ。
一応言っておくが、部屋は狭かったけれど料理と風呂はとてもよかった。
特に温泉はヌルッとした湯で、露天からはきれいな月も見えて気持ちよかった。
さて、今日はずっと貸切観光バスに乗って、一日中観光することになる。
昨日の小木港からずっと、同じバスガイドさんが案内してくれる。
かなりテンションの高い話し方をするガイドさん。
こういったおっちゃんおばちゃん集団の扱いにも慣れた感じのベテラン。
10分やそこらでまずは1ヶ所目。
トキの森公園
学名が「ニッポニア・ニッポン」というので国鳥だと勘違いされるが、国鳥は「キジ」。
園内はかなり広いが、ゆっくり回る時間は与えられない。
ただ朝一番なので、他の客がほとんどいないので助かる。
最初に見た生のトキ。赤い色で「ショウジョウトキ」という種類。
国産トキ最後の一羽、メスの「キン」の剥製。2003年10月に亡くなり、この時点で国産トキは絶滅した。
ただしその前に中国から二羽のトキを借り受け、人工繁殖に成功した。
その後増え続け、2008年以降20回以上に渡って放鳥し、現在は450~500羽のトキが野生にいる。ということらしい。
優雅に飛ぶトキの写真の写真。
この翼の裏側の、朱色?オレンジ色?ピンク?の色を「鴇色・朱鷺色」と呼ぶそうだ。
ケージの中にたくさんのトキがいるのがわかるかな。
このトキの森公園だけでも、150羽~200羽のトキが飼育されているらしい。
トキふれあいプラザの観察窓からは、トキが間近に見られる。
宣伝文句は、「トキまで2cm」。
ちょうど窓の近くまでエサ(ドジョウ)を食べに来たところが撮れた。
トキの顔を描いた石が園内の至る所に置いてある。

トキの森公園前にあった郵便ポスト。
バスガイドさんの話では、野生のトキがときどきその辺の田んぼに下りてくることがあるそうな。
バスの中から、一人のおっちゃんが「あの白い鳥、トキちゃうか!」と言ったが、「あれはサギ」と一蹴されていた。
おっちゃん、だまされたな。サギだけに。
確かによく似ているが、トキはサギほど首も脚も長くなく、くちばしは先がカーブしている。サギなら自分の家の近くの田んぼでも見かけるけどな。
30分ほどバスに乗って、2ヶ所目。
佐渡西三川ゴールドパーク
ここは佐渡でも唯一砂金採り体験ができる場所だとか。
砂金なんて採れるん?と懐疑的だったが、確かに採れた。4粒ほどだけど。
やり出したら夢中になってしまって、あっという間に30分。
写真を1枚も撮っていない。
採った砂金は、その場でペンダントやキーホルダーにしてくれる。
それなりにお金もかかるので、個人で来たらやらない気がした。
でも既に払ってるんだから。これがパック旅行のいいところやね。
金の大黒さんでも撮っとこか。ここは売店も何かキンキラキン。
またバスで15分ぐらいで、3ヶ所目。
尾畑酒造
酒どころとして有名な新潟県。佐渡島にも五つの酒蔵がある。そのうちの一つ。
「真野鶴」という銘柄のおいしい酒を造っている。
5種類の真野鶴を試飲できるというので、当然5種類とも飲んでみた。一口ずつよ。
どれがおいしいとか決められず、結局どれも買わず。買わんのかい。
一日中乗っていた、青いバス。目立つから間違わへんよ。
真野湾沿いを25分ほど乗ると、今日の昼食場所で4ヶ所目。
尾畑酒造までは小佐渡側だったけど、真野湾沿いを回ったことで大佐渡に入った。
北西にあるほうが大佐渡、南東にあるほうが小佐渡。念のため。
敷島荘
外観を取り損ねたので、フロントの横におわした仏像をパチリ。
帰ってからHPを見たが、なかなか立派なところのようだった。
海沿いというだけでもちょっと泊まってみたくなった。
朝もご馳走だったが、昼もすごい量、すごい内容。
個人旅行だと一泊二食が多いから、夜と朝はご馳走でも昼は軽くお蕎麦とかで済ますけどなぁ。
一人だけめっちゃお酒好きなおっちゃんがいて、往きのサンダーバードや新幹線でも飲んでたが、ここでも当然のように生ビール。
しかも2杯頼んだので奥さんの分かと思いきや、一人で2杯とも飲んでたで。
ちょっと横になりたいぐらいの気分だったけど、すぐにバス。5分ぐらいで5ヶ所目に着いた。
夫婦岩
向かって右が夫で、左が妻。妻のほうが少しだけ背が高いらしい。我が家と同じだ。
「夫婦岩」と聞くと、関西人の私は三重県伊勢市の二見浦にある夫婦岩が思い浮かぶ。
ごっつい注連縄で繋がれた、大きさがかなり違う二つの岩。
この佐渡の夫婦岩に比べるとずいぶん小さいそうだが。
他にもあるよなぁ。福岡県の糸島でも見た記憶があるし。
と思って調べてみたら(もちろんwiki先生)、掲載されているだけでも全国に60ヶ所ほどあった。
「夫婦岩」の他に「夫婦石」なども含まれる。
読み方も「めおといわ」だけでなく「みょうといわ」「ふうふいわ」もある。
海岸から見える場所にあるものと勝手に思っていたが、海なし県の栃木・群馬・長野・岐阜などにもある。
「全国夫婦岩サミット連絡協議会」なるものまであるそうな。
七浦海岸にある。もうここは日本海。
興味のある方は、「夫婦岩物語」をどうぞ。

周辺は奇岩だらけ。
歴史と深い趣を感じさせるドライブイン。えっ?ドフイブン?ホテルめ’?
岩の上のカモメを写そうとしたら、照れて顔を隠しちゃった。
ここでの滞在時間はわずか。6ヶ所目へはバスで約20分。
尖閣湾揚島遊園
昭和28年に大ヒットした映画「君の名は」のロケ地になった場所。
作者菊田一夫の言葉を刻んだ石碑がある。
主題歌はRADWIMPSの「前前前世」。違う違う。そっちは「君の名は。」でしょ。
「忘却とは忘れ去ることなり 忘れ得ずして忘却を誓う心のかなしさよ」
映画の前年に始まったラジオドラマ「君の名は」の冒頭のナレーションで有名になったフレーズ。
ラジオドラマの時間には、銭湯の女湯が空になったという伝説がある。
遊仙橋、通称まちこ橋。
主人公の真知子を演じる岸惠子と、春樹役の佐田啓二がロケをした場所。
当時は吊り橋だったが、その後架け替えられたそうだ。
ちなみに佐田啓二は中井貴一のお父さん。37歳のとき、交通事故で亡くなった。
湾内をグラスボートに乗って遊覧。写真に小さく写っているのは「はるき丸」。
私たちが乗ったのが「まちこ丸」ならよかったが、「第二あげしま丸」とかそんな名前だった。
こんな感じで海の中の魚が見える。これはクロダイだろうか。
「沖縄じゃないんだから、カラフルな魚は見えませんよ」とバスガイドさんも言ってた。
ウミウがちょうど翼を広げてくれた。
岩の上はカモメだらけ。かっぱえびせんをやると、たくさん寄ってくるらしい。
人形みたいだが、本物のカモメ。
船を下りてから高いところに戻った。キラキラがきれいだ。
灯台を見ると写したくなるのは人の常。
離島戦隊サドガシマン。
トキレッドとザクザクゴールドはいいとして、シマナガシブルーはこれでいいのか。
佐渡と言えば「トキ」と「金山」はわかる。その次は「島流し」になるか。「おけさ」ではインパクトが弱い?
結構長居したな。さてバスに乗って、10分少々戻ります。7ヶ所目です。
きらりうむ佐渡
佐渡金銀山ガイダンス施設。
佐渡にある相川金銀山、西三川砂金山、鶴子銀山について、数分ずつのドラマ仕立てのショートムービーを4本見た。
プロジェクションマッピングの仕掛けもあり、面白く見られた。
この後に行く選鉱場や金山の勉強ができた。
予備知識があるかないかで、この後の見学、えらい違いでっせ。
写真OKはここだけ。佐渡小判の大型模型だが、人間の身長よりはるかに大きい。
巨大な小判という言い方は変だな。超ウルトラスーパー巨大大判ではないか。
またバスに揺られて20分。今日の8ヶ所目に到着。
北沢浮遊選鉱場跡
1930年代後半頃に建設された、選鉱場の廃墟。
採掘された鉱石から不要な鉱物を取り除く「選鉱」という処理をするために作られた施設。
銅の選鉱に使われていた「浮遊選鉱」を金や銀に応用して、日本で初めて実用化に成功した。
当時は1ヶ月に5万トン以上の鉱石を処理して「東洋一」と言われたが、約20年でその役目を終えた。
現地ガイドのおばちゃんが、熱っぽく語っていろいろ教えてくださった。
鋳造工場跡に、鉄を溶かすキューポラ(鎔銑炉)が残る。
スタジアムかコロシアムかと思ったら、鉱石と水を分離させるシックナーと呼ばれる施設。直径は50mもあるという。
斜面を使って物資を運搬するインクラインの跡。
私は決して「廃墟マニア」ではないが、こういった産業遺跡を見ると何となく心がざわつく。
ここは「天空の城ラピュタ」の世界みたいだといって、多くのファンが訪れる場所でもあるそうだ。
ガイドのおばちゃんは限られた時間で、精いっぱい説明してくれた。
ただ内容が多すぎて、こちらの理解がついていけなかったのは残念至極。
そして本日最後の観光地へ。ものの5分で9ヶ所目へ。
佐渡金山
動くバスの中から撮った写真だが、これでは何かわからない。バスの電灯まで写り込んでしまってる。
佐渡金山のポスターやパンフレットなどには決まって使われる「道遊の割戸」を裏から見たところらしい。
残念ながら「道遊の割戸」を正面から写せる場所に行けなかったので、写真がないのだ。
でもせっかくなので、「佐渡島の金山」写真ギャラリー(https://www.sado-goldmine.jp/photo_gallery/)から拝借することにした。

これが「道遊の割戸」。江戸時代の露天掘りの跡。巨大な金脈を掘り進むうちに山がV字に割れたような姿になってしまった。
きれいな写真だが、自分が撮ったものじゃないので遠慮して少し小さく貼る。
そうだ、宗太夫坑に行こう。
坑道はひんやりしているぞ。
かなり階段を下っている気がする。
働いている人たちの邪魔にならないように写真を撮っておこう。
おや、何をされてるのですかな。
なるほど、坑内の水を汲み上げる作業中でしたか。「水上輪」というのですね。
江戸時代の前期に既にこのようなポンプが導入されていたとは。
こちらは山留(やまどめ)大工さんですな。落盤事故を防ぐための重要な任務。
穿子たちの出入り改め? 検問所ってこと?
なるほど、穿子(ほりこ)と呼ばれる雑役夫の出入りをチェックして、不正な持ち出しなどを防止する役ですか。
体使うのはしんどいけど、これならちょっとだけお手伝いできるかなぁ。
排水や通気の仕事をする部署、「掛樋」や「風廻し」。お疲れさまです。
あらら、カメラを向けると顔を下げられちゃったな。
こちらは水替人足の皆さんですか。おっ、ここは少し知ってるぞ。
大変なんでしょ、ホントに。
佐渡旅行に合わせて、松本清張の「佐渡流人行」という短編集を読んでいた。
表題の「佐渡流人行」は、佐渡金山の水替人足を扱った話だった。
ストーリーは明かさないが、とにかくこの仕事がいかに大変かを思い知らされる話だったのだ。
何しろ深く掘り進めるうちに機械も使えない深さになり、人力で水を持ち上げて汲み出す作業を余儀なくされた。
人海戦術なので人手不足になり、江戸をはじめ各地から無宿人や前科者たちが大勢送り込まれたという。
こちらが言わばメインの採掘場でしょうかね。
金穿大工さんたちが腕を振るう場所。しかし、危険きわまりないところですねぇ。
あ、出口から出てしもた。
後半はピンボケ写真だらけで、ずいぶん省略してしまった。
しかも写真では伝わらんよね。
だって働いていた人たち、人形じゃないんやから。
え、生きてる人間なん?
そんなアホな。ロボットですがな。中にはしゃべる人もおりましたで。
「酒飲みてぇなぁ、馴染みの女に会いてぇなぁ」とか言うてましたもん。
うん、ここも面白かったなぁ。時間の制約がなかったらもっとゆっくり見たかった。
展示室にもいろいろな資料があったが、目玉は「金塊つかみ体験」。
大きなアクリルケースの中には、本物の金の延べ棒。時価1億円という。
これをケースの穴に手を入れて、取り出すことができたらもらえるんだとか。いやいや、金塊はくれへんよ。記念品よ。
穴にはどうやっても片手しか入らず、片手で12.5kgを持ち上げるのは至難の業。
多くの人がチャレンジしていたので、私もやってみた。
穴の近くまで持ってくることはできるが、それ以上は方法がわからない。
手首もそのうち痛くなってくる。
みんな適当にやっていたけど、ルールは30秒以内だそうな。
無理やなと思ったけど、意外に成功者はたくさんいるらしく、小6の女の子も成功したという。すげえ!
ここもおしまい。
ああ、1日であちこち行ったことよ。後はホテルに行って風呂入りましょ。
実は今日のホテルはすぐ近く。バスで数分。
お疲れさまでした。
部屋は今日の方が断然いい。でも風呂は前日のほうに軍配だな。
食事は・・・まあ互角ということで。
夕食も朝食も大広間にテーブルがたくさん並べられている形。
夫婦やグループはもちろん同じテーブルだが、ソロの人はもちろんそれぞれ一人席。
さすがに食事の時はちょっと寂しそう。いや、本人たちは寂しくも何ともないかもしれんけど。
あれなら近所の居酒屋にでも行って、一人呑みしたい気分やな。
この日も食事後にロビーで「佐渡おけさショー」があったが、それはパス。
その直後にあった無料オプションに参加するため、再びバスに乗った。
行き先は・・・・
北沢浮遊選鉱場
え? 今日昼間に行ったとこやん。

ライトアップじゃ。
色がどんどん変わるので、連打じゃ。
レインボーカラーに、月と星がコラボ。
発電所はおばけ屋敷にしか見えん。
これはホテルの企画なので、我々のツアー以外の客たちもたくさん来ていた。
昼間とは異なる世界観だったので、来てみてよかった。
ホントにお疲れさん。
ホテルに戻って、コテンと眠りについたとさ。
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〔3日目〕
もう最終日。
前日同様、7時から朝食、出発は昨日より早く8時10分。
普段はもう少しゆっくりするが、こんなもんだと思ったらこんなもんだな。
前日と大きく異なるのは、天気だ。
快晴が続いた前日と打って変わって、夜中から雨。
朝になっても止んでいない。帰るだけならいいけれど、まだ1ヶ所だけあるのにな。
ありがたいことに、バスで45分ほど移動している間に止んできた。
決していい天気ではないが、これなら大丈夫そうだ。
小木マリンターミナル・たらい舟

佐渡島観光の最後は、たらい舟。
こんな感じで一つのたらい舟に、船頭1人と客2~3人乗って湾の中を数分動く。
入り組んだ岩礁が多い小木湾で、サザエ・アワビなどの貝類や海藻類を採るために、洗濯用たらいに改良を重ねて誕生したものらしい。船頭さんが女性なのも合点がいく。
船頭さん同士が舟を近づけ、客のカメラを交換する形で写真を撮ってくれる。
乗船口付近でカメラマンが一組ずつ写真を撮って後で高く売ろうとしていたが、船頭さんたちの交換撮影システムがあれば商売あがったりじゃないのかな。
船頭さんこんなに若かったかな、とか言わないの。
櫂一本で舟を巧みに操り、ゆらゆら揺れながらの海上散歩という感じ。
やってみますか、と言われて操縦に挑戦。
言われたとおりにしているつもりだが、グルグル回るだけで全く前進しないのじゃ。
だいたい舟の中で立ち上がること自体、明らかに腰が引けてるのが自分でわかる。
妻もやってみようと交代したとき。
風が強くなってきた。穏やかだった水面が激しく波立っている。
「雨が降りそうだから、もう戻りますね」と言った船頭さんは、乗降口に向かって櫂を漕ぐ。
ホントに雨が降ってきた。風で流されそうになりながらも、すぐに戻ることができた。
着いて降りたぐらいから、ザーザー降りになってしまった。
傘を借りて土産物屋さんに逃げ込むのがやっとだった。
ふと見ると、一艘だけたらい舟が動いている。
我々のツアーは18名。舟は8艘。ソロの二人は一緒に乗っていた。
一組の夫婦だけが乗れずに待ってたんだな。
まさかのきつい雨の中、傘を差してのたらい舟体験になってしまった夫妻。
降りてきたら、もうビショビショになってた。
バスを降りる順番だけだったんだろうな。それが運命を分けたってことだな。
土産物屋さんは賑わっていた。別のツアーの団体もいて、雨の間は動けない。
しかし、世の中の人はお土産をたくさん買うねぇ。
特におばちゃん4人組。前日もあちらこちらで買ってたけどねぇ。まだ買うか。
観光に来ているのか、お土産を買いに来ているのかって感じ。
私は元々最小限のお土産しか買わないからなぁ。
お土産を渡す友だち、いないし(T_T)
フェリーを乗る小木港までは、歩いて5分の距離。もちろんバスだけど。
小木港のフェリーターミナルで運転手さん・バスガイドさんとお別れして、フェリーの時間を待つ。
何せ小木港発の直江津港行きは、10:25発と17:20発しかないんだから。
朝一番からのたらい舟、これしかなかったのね。
フェリーの中では往きと同じ。
イス席にも座っていたが、主に二等客室のじゅうたん部屋でくつろいでいた。
昼食はブリかつ弁当。3種類から選べというので、これにした。
この弁当も料金のうち。おいちかった。
たまにデッキに出てみたが、往きと違って天気が悪い。風も強い。
乗り物酔いはしないほうだが、船はあまり得意ではない。
大きな揺れがなくても、細かい振動が好きではないのだ。
北海道に行ったときも、ちょっと気分が悪くなった。
寝転がっていると全身に振動を感じるので、座って落語を聞いていた。
普段落語を聞く趣味はないんだが、たまにゃあ悪くないね。
軽妙な噺を聞いてるだけで、気が紛れるってもんだ。
お題目は「目黒のさんま」と「芝浜」。
古典落語ってオチもわかってるし、つまんねぇだと。おうおう、おまえさん、馬鹿言ってんじゃないよ。
筋やオチがわかってても面白いのが、一番面白ぇんじゃないか。そうだろ。
直江津港に着いた。
上越妙高に直行しても、新幹線まで相当時間があるらしい。
そこで、あと2ヶ所。
上越あるるん村
写真は一枚も撮ってなかった。
「あるるんの杜」(レストラン&カフェ)、「あるるんの畑」(農産物直売所)、「あるるんの海」(鮮魚専門店)などがある複合施設。もちろんお土産もいろいろ売っている。
さすがの4人組のおばちゃんたち、もう買うものがないのか、カフェでまったりしていたようだ。
高田城址公園
高田城三番櫓。天守閣がないので、これが一番目立つ建物。
本丸跡は兵たちが夢の跡。
本丸の土塁の跡。
土塁に登ってみた。見下ろすと少しいい気分になった。
ここは4,000本の桜が咲き誇る、桜の名所としても名高いそうだ。
こちらも季節外れだが、蓮がお堀一面を埋め尽くしていた。
その季節に訪れたら、「東洋一」と称される美しい光景が見られそうだ。
これで観光はすべて終了。
上越新幹線で金沢まで行き、金沢からサンダーバードで京都まで。
サンダーバードに乗り込む前に、売店でビールを買った。
ツアー客一の酒飲みのおっちゃんと一緒になったので「お好きなんですね」と話しかけると、「ずっと飲んでますね」と赤ら顔で答えた。さては新幹線でも飲んどったな、おっちゃん。
初めてのパックツアー。
参加してみないと善し悪しはわからんと思って申し込んだが、参加したら確かに善し悪しがわかった。
良かった点
①何と言っても楽ちん。
無計画のまま旅行に出られる幸せ。切符はすべて添乗員任せ。運転もしなくていいし、乗り継ぎも考えなくていい。現地ではバスに乗っているだけ。
②個人旅行なら行かなさそうなところに行き、しなさそうなことができる。
個人旅行で砂金採りはしてへんなぁ。少なくとも採った砂金を有料でキーホルダーにするとかはね。個人だったらグラスボートやたらい舟も乗ってたかな。
③ダイジェスト的に定番の観光地にいろいろ行ける。
初めて行く地域ならどこに行っても初めてだし、とりあえず行くべき場所には連れて行ってもらえる。
ちなみに観光スポットランキング(じゃらん)によると、1位たらい舟、2位ゴールドパーク、3位佐渡金山遺構(北沢浮遊選鉱場含む)、4位トキの森公園、7位に尖閣湾揚島遊園が入っていた。他のサイトもまあまあ似たようなものだった。
良かった点は、この3点に集約される気がする。
困った点
①好きなところに行けない。
コースは決まっていて、それ以外はどうしようもない。食べたいものがあっても、わざわざ食べに行くことはできない。お土産店でサザエのつぼ焼きぐらいは食べられるけどな。
トキの森公園にあった枝豆ソフト食べたかったけど、朝8時台にソフトはさすがにいらんかった。
②見たい場所をゆっくり見られない。
「次は何時何分集合です」と言われたら、間に合わせるしかないから諦めることになる。
しかも時間を守る人ばかりだったので、遅れるわけにもいかずに少々焦り気味だった。
③待ち時間やすきま時間がやたらに多い。
上のほうにも書いたが、団体旅行の性格上、余裕を持ったスケジュールは仕方ないのだろう。
今回はみなさん達者だったが、中には足が悪いとか体調が悪くなったとかで遅れがちの人が出る場合もあろう。
トイレ休憩や買い物休憩もやたらに長かったりする。
④もちろん金額的には個人旅行より高い。
そらしゃあないわな。
こんなものかなぁ。
ご一緒するメンバーにも左右される気はするけどな。
特に仲良くなった人はいないけど、嫌な感じの人も皆無だったのでよかった。
またパックツアーに行くかと問われたら、行くかもしれないし行かないかもしれないと答えることになる。
まあメリットデメリットを考えて、機会があったら行きましょか。
新潟は遠かった。敦賀あたりまで来たら、もう帰ってきた気分。
一度は行きたかった佐渡島。変則的な旅行にはなったけど、行けてよかった、よかった。
満を持しての新潟遠征⑤~迷って迷って迷って、走って走って帰ったのだ。
満を持しての新潟遠征④~ホントに満を持しての新潟ソロキャンプなるか?!
満を持しての新潟遠征③~3日目にしてようやく新潟。今夜のお供は誰?
満を持しての新潟遠征②~新潟は遠いのだ。だから今日は富山なのだ。
満を持しての新潟遠征①~その前に岐阜でおっさんキャンプ?!
満を持しての新潟遠征④~ホントに満を持しての新潟ソロキャンプなるか?!
満を持しての新潟遠征③~3日目にしてようやく新潟。今夜のお供は誰?
満を持しての新潟遠征②~新潟は遠いのだ。だから今日は富山なのだ。
満を持しての新潟遠征①~その前に岐阜でおっさんキャンプ?!