長引く梅雨空の南関東遠征③~梅雨の合間に、晴れて埼玉。
第3日目 2019.7.17
どこをどう走ったのか、よくわかっていない。
あきる野市から日の出町、青梅市を過ぎるといつの間にか埼玉県。
東京都の観光はないのか、と言われそうだが、ないのだ、と答えるしかない。今は。
【埼玉県】
この日は立てていたスケジュールがことごとく外れた。
当初の予定は、こうだ。
①「道の駅 果樹公園あしがくぼ」でお買い物
②「羊山公園」で散歩
③「野さか」で昼食(豚みそ丼)
④「道の駅 ちちぶ」でさらにお買い物
⑤「ヤオコー秩父大野原店」で最終お買い物
⑥早めにキャンプ場に着いて、近くの「かんなの湯」で入浴。
⑦風呂上がりのビール。
実際はどうだったか。
①「道の駅 果樹公園あしがくぼ」でお買い物 これは実現した。

晴れてる。この旅に来て初めてちゃんと見た青空。
もともとはこの状態を「五月晴れ」と言ってたんだな。
梅雨は旧暦では五月が普通で、だから梅雨のことを五月雨(さみだれ・さつきあめ)と呼ぶ訳だ。
でも「五月晴れ」って、今は五月のさわやかに澄み渡ったいい天気のことを指すほうが一般的になってる。
買い物はあまりしなかったが、食べるところはたくさんある。
わらじカツ丼がちょっと気になってきた。
予定ではここからさほど遠くない「野さか」という有名店で、豚みそ丼を食べることになっている。
でもなぁ。厚木のスーパーで買った「とん漬け」を昨日食べたではないか。
もちろん異なるものだとはわかっているが、豚肉+みそという構図は同じだ。
ここで「わらじカツ丼」か。野さかで「豚みそ丼」か。
結論。

ここでミックス丼。
両方とも乗っかってる丼発見。「野さか」のものには及ばないけれど、まあ雰囲気はわかった。
わらじカツ丼は要するにソースカツ丼って感じのやつやね。
おいしかったですよ。

横についていた、しゃくし菜の漬け物。
さっき寄った直売所で売ってた。歯触りがいい感じなので欲しかったが、量が多いものしか売ってなかった。
横にあったうどん屋の看板にあった、「ずりあげうどん」も秩父名物らしく興味を持った。
雑誌でレシピを見てキャンプで作ってみたこともあるけど、本格的なものは知らなかったからなぁ。
でも、さすがにええわ。
この時点で、③「野さか」は消えた。
暑くなってきて、汗が止まらない。昨夜から朝にかけては涼しかったが、早く風呂に入りたい。
で、見つけた。すぐ近くに温泉発見。

武甲温泉。700円。
関東で600円以下を探すのはなかなか難しそうだ。
炭酸泉が心地よく、露天風呂もいい感じ。
さっぱりはしたが、またここからどうせ汗をかくんだな。
この時点で⑥と⑦が消えた。⑥はともかく、⑦が風呂上がりの「綾鷹」になったのは残念。

こんな山が見えた。
写真ではちょっとわかりづらいが、何かの要塞かと思った。
「翔んで埼玉」という映画が話題になったが、秩父地方に独立帝国が知らぬ間に築かれて要塞を作っているのかと。
調べて「武甲山」という、いかにも戦絡みの名だと知って、なおさら妄想がたくましくなった。
でも実は石灰岩の採掘場で、かなり昔から採掘され続けて山の形がすっかり変わってしまったらしい。
もう少し別角度から写したら、もっと異様な風景だったのにと少し悔やまれる。
よかったら画像検索してみて。
Google マップなどで見つけて航空写真で見ると、細かい等高線か?と思っちゃうよ。
②の羊山公園はすぐにわかったが、駐車場への入り口を見落としたらしく、知らん間に通り過ぎたのでパス。
⑤まで行かなくても、すぐそこにスーパー「ヤオコー秩父上野山店」があった。
ここでいいじゃん。
埼玉グルメもあまりよくわからなかったが、とりあえず買った。いや、あんまり買ってない。
④道の駅「ちちぶ」はこのスーパーの隣。お酒だけ買った。
⑤、⑥、⑦がなくなっているので、もう後はキャンプ場に向かうだけ。
ところがまた予定変更。
このまま行くと2時過ぎには着きそうな感じ。もう風呂にも入ったし。まあ、もう一回入ってもいいけど。
暑い中、あまり早く着いてもすることがないので、寄り道することにした。
ルートを少し外れただけで、ちゃんと観光地があるじゃないか。

長瀞・岩畳。

ずーっと続いている。やはり青空はいい。

水の色が濃い。

この岩畳は、長瀞ライン下りの中継港になっている。

小学生の団体が乗っていた。船頭さんの櫂裁きが見事。

岩畳を流れるせせらぎ。太陽の反射がまぶしい。
カップルの女の子がしゃがんで手で水に触れた。
「ぬるっ!」
え? そこは「冷たーい!」じゃないのか。
カップルが去った後、おじさんもそっと水に触れてみた。
「ぬるっ。」 確かに。
頭の中に「せせらぎ=冷たい流れ」という固定観念があるんだな。
実際は太陽で温められて、それほどでもなかったわけだ。

とにかくいいところじゃないか。
どんよりだったら、ずいぶん印象が変わっただろうが。
ところで、岩畳に下りてくるために駐車場に車を停めたのだが、そのときのこと。
車を停めるとどこからともなく、一人のおじさんが近づいてきて、「500円なんだけど。」
うん、関西のおっさんとは明らかに違うアクセント。
払った後歩きかけたが、かなり日差しが強いので帽子を取りに戻った。
今回は全く使う機会がなかったので初めてだ。
いつも助手席に置いてあるので、助手席側のドアを開けたが見当たらない。
えっ?
何でないの? 確かに被ってないけど、絶対あったぞ。
スマホやタブレットに直射日光がかかりそうなとき、軽くかぶせていたのは今日のことじゃないか。
何かの下敷きか、邪魔で一瞬後ろの荷物置きに置いたのか。
見つからない。
すると集金のおじさんが近づいてきて、「何か、さがしもの?」
はむおじさん「ええ、ちょっと帽子が見当たらなくて・・・」
集おじ「その、頭に被っているものは何?」
はむ「えっ、ああ、ははは・・・」
そんなオチの話じゃねぇよ!
集金のおじさん、近づいてきてねぇし。
ホントに見つからないんだって。
岩畳から戻ってもう一度見たが、やはりなかった。
ない理由もわからない。
でもね。
この時は、もう一つなくしたものがあることには気づいてなかったんだな。
やる気、とかそういうやつじゃないから。
さて、長瀞から目的地までは35分の距離。
山道を走っているうちに、着いた。
本日の走行距離、94.8km。 100km切りは少ない方だね。
神川ゆ~ゆ~ランド自由広場
埼玉県だけど、ほとんど群馬県みたいな場所。
5月に泊まった群馬県玉村町の角渕キャンプ場へは20分少々で行ける距離。

広ーい、とは言えないが芝生というか草むらが続く。
先客は3人組の男性のみ。後にも誰も来なかった。
この写真でいうと、左側が駐車場。乗り入れはできないが、うまく停めればほぼオートキャンプ。
無料キャンプ場。ありがたい場所だなぁ。

サイドには別に駐車場もある。

炊事場も近くにある。

蛇口は少ないが、十分使える。

かまどもあるが、現実は灰捨て場。

広がる畑を見ながら2分ほど歩くと、

トイレ。あくまでも公園のトイレ。

夕方5時になると封鎖されるらしい。
でも7時過ぎても車で来て犬の散歩させている人いたけどなぁ。

全体図。思ったよりかなり広いな。
私がいたのは左の端っこの辺りだけ。

ネコちゃんが近づいてきて、ミャーミャー言う。まさに猫なで声。
何もあげられないから、写真を撮ってあげようとカメラを向けると、どんどん寄ってくる。

やっと撮れた。この感じでずっとミャーミャー言ってた。
でも無視し続けると、向こうの3人組のほうに行って夜まで戻ってこなかった。
そのネコちゃんが最初昼寝していた木陰に陣取った。
大きな木の下なので、タープはいらない。
テントの写真、全く写してないな。1枚ぐらい撮るのにな。
到着したのが3時20分ごろ。
余裕だね。ゆっくりできるね。

秩父名物、みそポテト。

これまた秩父名物、たらし焼き。

クレープのような、具のないお好み焼きのような。
どちらも秩父で言う、「小昼飯(こぢゅうはん)」。
農作業の合間にとるおやつのようなものということだ。

秩父おなめ。味噌です。
きゅうりにつけて、バリバリ食べた。
埼玉グルメじゃなくて、秩父グルメやなぁ。

これも秩父名物ピリ辛こんにゃく。

これまた秩父ではホルモン焼きが人気らしい。

これはただのサラダ。全国どこでも売ってる。どこでも言うてもガソリンスタンドには売ってへんで。わかっとるわ。
明るいうちに外で飲むビール、ホンマにうまいなぁ。
いや、いつ飲んでもビールはうまいけど。
風が気持ちいい。
青空もええなぁ。
雨キャンプも嫌いじゃないが、やっぱり青空キャンプこそキャンプの醍醐味やね。
日本酒も飲んだよ。

秩父錦。冷やして飲んだ。夏は冷酒もいいねぇ。
でも、ホントに秩父ばっかし。
だって秩父地方しか通ってへんもん。
実は埼玉にはもう1泊する予定なので、その時に。
相撲、野球の中継からの音楽。いつものパターン。
しかし、タイガースは旅に来てから3連敗。

今日は満月。

アップにしたら何となくきれいに撮れた。
例のネコちゃんが戻ってきた。ごめんな。ここ、君の場所やったん?
でも、向こう行ってな。何もあげへんし。
夜も更けて、そろそろ寝ようかと思った頃、何と雨。降るんかい!
そう言えば天気予報で、晴れはこの日だけでまた翌日から梅雨空になるって言うてたな。
ま、寝るだけだからいいか。
おやすみなさい。
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
2019.7.18
半袖一枚、テントの前後はメッシュ、ふとんはガーゼのケットだけではさすがに寒く感じて、4時頃目覚めた。
薄手の長袖に着替え、前後を閉め、シュラフに入って寝直した。
おはようございます。
起床は6時半。外は明るいけど、曇り。降ってないだけましか。
テントも乾きそうなレベル。よかった。

さいたま豆腐ラーメンで朝食。日が差しているのは前日に撮った写真だから。

ちゃんと豆腐が入ってる。
おじさんが一人やってきて、ゴミ拾いを始めた。
もちろん仕事だろうが、それでもありがたいことですなぁ。
撤収して積み込む段になり、頭の片隅で漠然と不安だったことを確認した。
昨日帽子をなくして車の中を捜していたとき、あれを見てないような気がしていたんだ。
これまたいつも助手席に置いてあった、あれ。
「まっぷるドライブ関東甲信越ベスト」の本。
やっぱりない。
これも昨日の少なくとも最初の道の駅に着くまではあった。
だって、地図で道の駅の場所を確認した記憶があるから。
車上荒らし?
帽子と本だけ持っていく? いやぁ金目のものは持ち歩いてるけど、他にもいっぱいあるしなぁ。
考えられるのは、助手席のドアを開けたときに落ちて気づかなかった、というケース。
以前にも帽子は転がり落ちたことがあって、それは気づいたからセーフだったけど。
でも本は転がらんよ。それなりに分厚さもあるから、落ちたらドサッというはずだし。
助手席のドアを内側から開けることはなく、当然外から。
だとしたら、あのとき以外にないなぁ。買い物の後はクーラーボックスを積んでいる後部は開けても助手席は開けない。
最初の道の駅から気づいた長瀞までで外から助手席を開けたのは、あの一回のみ。
温泉だ。
お風呂セットは助手席に置いていたから、風呂に行くとき、戻ったときは助手席を開ける習慣になっている。
そのときか。
二つとも落ちたか。それに気づかんか。そんなことがあり得るか。別に焦っていたわけでもないのに。
謎。
どちらも絶対になければ旅が成立しないものでもないし、金で買えるものだ。
帽子は気に入っていたが、高いものでもない。珍しいものでもない。
なくなったことよりも、なぜなくなったのかということが気になる。
ま、仕方ないけど。

キャンプ場から歩いて数分の「かんなの湯」。
ちょっと高めなので、結局入らなかった。
9時過ぎだ。
埼玉県を一気に南下する予定。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
後日談
家に戻って数日後、後部座席に置いてあったものを下ろそうとしたとき、期待もせずに助手席の下に手を突っ込んだ。
すると、何か触る。
ありました!「まっぷるドライブ関東甲信越ベスト」の本!
もちろんなくなったと思った直後、助手席の下も触ったつもりだったが、前から手を入れたので触れなかったのかもしれない。
床面の構造的にはそんなに簡単に入る場所ではないのだが、何かのはずみで入ったんだね。
ああ、よかった。
ついでに、帽子もないかと手をガサガサしたが、それはさすがにない。
本ははずみで滑り込むことはあっても、帽子は潰して押し込まない限り入るわけがない場所。
帽子だけ転がり落ちて気づかなかったと考えるのが正解かな。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
どこをどう走ったのか、よくわかっていない。
あきる野市から日の出町、青梅市を過ぎるといつの間にか埼玉県。
東京都の観光はないのか、と言われそうだが、ないのだ、と答えるしかない。今は。
【埼玉県】
この日は立てていたスケジュールがことごとく外れた。
当初の予定は、こうだ。
①「道の駅 果樹公園あしがくぼ」でお買い物
②「羊山公園」で散歩
③「野さか」で昼食(豚みそ丼)
④「道の駅 ちちぶ」でさらにお買い物
⑤「ヤオコー秩父大野原店」で最終お買い物
⑥早めにキャンプ場に着いて、近くの「かんなの湯」で入浴。
⑦風呂上がりのビール。
実際はどうだったか。
①「道の駅 果樹公園あしがくぼ」でお買い物 これは実現した。

晴れてる。この旅に来て初めてちゃんと見た青空。
もともとはこの状態を「五月晴れ」と言ってたんだな。
梅雨は旧暦では五月が普通で、だから梅雨のことを五月雨(さみだれ・さつきあめ)と呼ぶ訳だ。
でも「五月晴れ」って、今は五月のさわやかに澄み渡ったいい天気のことを指すほうが一般的になってる。
買い物はあまりしなかったが、食べるところはたくさんある。
わらじカツ丼がちょっと気になってきた。
予定ではここからさほど遠くない「野さか」という有名店で、豚みそ丼を食べることになっている。
でもなぁ。厚木のスーパーで買った「とん漬け」を昨日食べたではないか。
もちろん異なるものだとはわかっているが、豚肉+みそという構図は同じだ。
ここで「わらじカツ丼」か。野さかで「豚みそ丼」か。
結論。
ここでミックス丼。
両方とも乗っかってる丼発見。「野さか」のものには及ばないけれど、まあ雰囲気はわかった。
わらじカツ丼は要するにソースカツ丼って感じのやつやね。
おいしかったですよ。
横についていた、しゃくし菜の漬け物。
さっき寄った直売所で売ってた。歯触りがいい感じなので欲しかったが、量が多いものしか売ってなかった。
横にあったうどん屋の看板にあった、「ずりあげうどん」も秩父名物らしく興味を持った。
雑誌でレシピを見てキャンプで作ってみたこともあるけど、本格的なものは知らなかったからなぁ。
でも、さすがにええわ。
この時点で、③「野さか」は消えた。
暑くなってきて、汗が止まらない。昨夜から朝にかけては涼しかったが、早く風呂に入りたい。
で、見つけた。すぐ近くに温泉発見。

武甲温泉。700円。
関東で600円以下を探すのはなかなか難しそうだ。
炭酸泉が心地よく、露天風呂もいい感じ。
さっぱりはしたが、またここからどうせ汗をかくんだな。
この時点で⑥と⑦が消えた。⑥はともかく、⑦が風呂上がりの「綾鷹」になったのは残念。
こんな山が見えた。
写真ではちょっとわかりづらいが、何かの要塞かと思った。
「翔んで埼玉」という映画が話題になったが、秩父地方に独立帝国が知らぬ間に築かれて要塞を作っているのかと。
調べて「武甲山」という、いかにも戦絡みの名だと知って、なおさら妄想がたくましくなった。
でも実は石灰岩の採掘場で、かなり昔から採掘され続けて山の形がすっかり変わってしまったらしい。
もう少し別角度から写したら、もっと異様な風景だったのにと少し悔やまれる。
よかったら画像検索してみて。
Google マップなどで見つけて航空写真で見ると、細かい等高線か?と思っちゃうよ。
②の羊山公園はすぐにわかったが、駐車場への入り口を見落としたらしく、知らん間に通り過ぎたのでパス。
⑤まで行かなくても、すぐそこにスーパー「ヤオコー秩父上野山店」があった。
ここでいいじゃん。
埼玉グルメもあまりよくわからなかったが、とりあえず買った。いや、あんまり買ってない。
④道の駅「ちちぶ」はこのスーパーの隣。お酒だけ買った。
⑤、⑥、⑦がなくなっているので、もう後はキャンプ場に向かうだけ。
ところがまた予定変更。
このまま行くと2時過ぎには着きそうな感じ。もう風呂にも入ったし。まあ、もう一回入ってもいいけど。
暑い中、あまり早く着いてもすることがないので、寄り道することにした。
ルートを少し外れただけで、ちゃんと観光地があるじゃないか。
長瀞・岩畳。
ずーっと続いている。やはり青空はいい。
水の色が濃い。
この岩畳は、長瀞ライン下りの中継港になっている。
小学生の団体が乗っていた。船頭さんの櫂裁きが見事。
岩畳を流れるせせらぎ。太陽の反射がまぶしい。
カップルの女の子がしゃがんで手で水に触れた。
「ぬるっ!」
え? そこは「冷たーい!」じゃないのか。
カップルが去った後、おじさんもそっと水に触れてみた。
「ぬるっ。」 確かに。
頭の中に「せせらぎ=冷たい流れ」という固定観念があるんだな。
実際は太陽で温められて、それほどでもなかったわけだ。
とにかくいいところじゃないか。
どんよりだったら、ずいぶん印象が変わっただろうが。
ところで、岩畳に下りてくるために駐車場に車を停めたのだが、そのときのこと。
車を停めるとどこからともなく、一人のおじさんが近づいてきて、「500円なんだけど。」
うん、関西のおっさんとは明らかに違うアクセント。
払った後歩きかけたが、かなり日差しが強いので帽子を取りに戻った。
今回は全く使う機会がなかったので初めてだ。
いつも助手席に置いてあるので、助手席側のドアを開けたが見当たらない。
えっ?
何でないの? 確かに被ってないけど、絶対あったぞ。
スマホやタブレットに直射日光がかかりそうなとき、軽くかぶせていたのは今日のことじゃないか。
何かの下敷きか、邪魔で一瞬後ろの荷物置きに置いたのか。
見つからない。
すると集金のおじさんが近づいてきて、「何か、さがしもの?」
はむおじさん「ええ、ちょっと帽子が見当たらなくて・・・」
集おじ「その、頭に被っているものは何?」
はむ「えっ、ああ、ははは・・・」
そんなオチの話じゃねぇよ!
集金のおじさん、近づいてきてねぇし。
ホントに見つからないんだって。
岩畳から戻ってもう一度見たが、やはりなかった。
ない理由もわからない。
でもね。
この時は、もう一つなくしたものがあることには気づいてなかったんだな。
やる気、とかそういうやつじゃないから。
さて、長瀞から目的地までは35分の距離。
山道を走っているうちに、着いた。
本日の走行距離、94.8km。 100km切りは少ない方だね。
神川ゆ~ゆ~ランド自由広場
埼玉県だけど、ほとんど群馬県みたいな場所。
5月に泊まった群馬県玉村町の角渕キャンプ場へは20分少々で行ける距離。
広ーい、とは言えないが芝生というか草むらが続く。
先客は3人組の男性のみ。後にも誰も来なかった。
この写真でいうと、左側が駐車場。乗り入れはできないが、うまく停めればほぼオートキャンプ。
無料キャンプ場。ありがたい場所だなぁ。

サイドには別に駐車場もある。
炊事場も近くにある。
蛇口は少ないが、十分使える。
かまどもあるが、現実は灰捨て場。
広がる畑を見ながら2分ほど歩くと、
トイレ。あくまでも公園のトイレ。
夕方5時になると封鎖されるらしい。
でも7時過ぎても車で来て犬の散歩させている人いたけどなぁ。
全体図。思ったよりかなり広いな。
私がいたのは左の端っこの辺りだけ。
ネコちゃんが近づいてきて、ミャーミャー言う。まさに猫なで声。
何もあげられないから、写真を撮ってあげようとカメラを向けると、どんどん寄ってくる。
やっと撮れた。この感じでずっとミャーミャー言ってた。
でも無視し続けると、向こうの3人組のほうに行って夜まで戻ってこなかった。
そのネコちゃんが最初昼寝していた木陰に陣取った。
大きな木の下なので、タープはいらない。
テントの写真、全く写してないな。1枚ぐらい撮るのにな。
到着したのが3時20分ごろ。
余裕だね。ゆっくりできるね。
秩父名物、みそポテト。
これまた秩父名物、たらし焼き。
クレープのような、具のないお好み焼きのような。
どちらも秩父で言う、「小昼飯(こぢゅうはん)」。
農作業の合間にとるおやつのようなものということだ。
秩父おなめ。味噌です。
きゅうりにつけて、バリバリ食べた。
埼玉グルメじゃなくて、秩父グルメやなぁ。
これも秩父名物ピリ辛こんにゃく。
これまた秩父ではホルモン焼きが人気らしい。
これはただのサラダ。全国どこでも売ってる。どこでも言うてもガソリンスタンドには売ってへんで。わかっとるわ。
明るいうちに外で飲むビール、ホンマにうまいなぁ。
いや、いつ飲んでもビールはうまいけど。
風が気持ちいい。
青空もええなぁ。
雨キャンプも嫌いじゃないが、やっぱり青空キャンプこそキャンプの醍醐味やね。
日本酒も飲んだよ。
秩父錦。冷やして飲んだ。夏は冷酒もいいねぇ。
でも、ホントに秩父ばっかし。
だって秩父地方しか通ってへんもん。
実は埼玉にはもう1泊する予定なので、その時に。
相撲、野球の中継からの音楽。いつものパターン。
しかし、タイガースは旅に来てから3連敗。
今日は満月。
アップにしたら何となくきれいに撮れた。
例のネコちゃんが戻ってきた。ごめんな。ここ、君の場所やったん?
でも、向こう行ってな。何もあげへんし。
夜も更けて、そろそろ寝ようかと思った頃、何と雨。降るんかい!
そう言えば天気予報で、晴れはこの日だけでまた翌日から梅雨空になるって言うてたな。
ま、寝るだけだからいいか。
おやすみなさい。
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
2019.7.18
半袖一枚、テントの前後はメッシュ、ふとんはガーゼのケットだけではさすがに寒く感じて、4時頃目覚めた。
薄手の長袖に着替え、前後を閉め、シュラフに入って寝直した。
おはようございます。
起床は6時半。外は明るいけど、曇り。降ってないだけましか。
テントも乾きそうなレベル。よかった。
さいたま豆腐ラーメンで朝食。日が差しているのは前日に撮った写真だから。

ちゃんと豆腐が入ってる。
おじさんが一人やってきて、ゴミ拾いを始めた。
もちろん仕事だろうが、それでもありがたいことですなぁ。
撤収して積み込む段になり、頭の片隅で漠然と不安だったことを確認した。
昨日帽子をなくして車の中を捜していたとき、あれを見てないような気がしていたんだ。
これまたいつも助手席に置いてあった、あれ。
「まっぷるドライブ関東甲信越ベスト」の本。
やっぱりない。
これも昨日の少なくとも最初の道の駅に着くまではあった。
だって、地図で道の駅の場所を確認した記憶があるから。
車上荒らし?
帽子と本だけ持っていく? いやぁ金目のものは持ち歩いてるけど、他にもいっぱいあるしなぁ。
考えられるのは、助手席のドアを開けたときに落ちて気づかなかった、というケース。
以前にも帽子は転がり落ちたことがあって、それは気づいたからセーフだったけど。
でも本は転がらんよ。それなりに分厚さもあるから、落ちたらドサッというはずだし。
助手席のドアを内側から開けることはなく、当然外から。
だとしたら、あのとき以外にないなぁ。買い物の後はクーラーボックスを積んでいる後部は開けても助手席は開けない。
最初の道の駅から気づいた長瀞までで外から助手席を開けたのは、あの一回のみ。
温泉だ。
お風呂セットは助手席に置いていたから、風呂に行くとき、戻ったときは助手席を開ける習慣になっている。
そのときか。
二つとも落ちたか。それに気づかんか。そんなことがあり得るか。別に焦っていたわけでもないのに。
謎。
どちらも絶対になければ旅が成立しないものでもないし、金で買えるものだ。
帽子は気に入っていたが、高いものでもない。珍しいものでもない。
なくなったことよりも、なぜなくなったのかということが気になる。
ま、仕方ないけど。
キャンプ場から歩いて数分の「かんなの湯」。
ちょっと高めなので、結局入らなかった。
9時過ぎだ。
埼玉県を一気に南下する予定。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
後日談
家に戻って数日後、後部座席に置いてあったものを下ろそうとしたとき、期待もせずに助手席の下に手を突っ込んだ。
すると、何か触る。
ありました!「まっぷるドライブ関東甲信越ベスト」の本!
もちろんなくなったと思った直後、助手席の下も触ったつもりだったが、前から手を入れたので触れなかったのかもしれない。
床面の構造的にはそんなに簡単に入る場所ではないのだが、何かのはずみで入ったんだね。
ああ、よかった。
ついでに、帽子もないかと手をガサガサしたが、それはさすがにない。
本ははずみで滑り込むことはあっても、帽子は潰して押し込まない限り入るわけがない場所。
帽子だけ転がり落ちて気づかなかったと考えるのが正解かな。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ひょんなことから神奈川の旅③~飛行機を見ながらデイキャンプ、からの、夜の河原でファミマのお稲荷さんを喰らう~
ひょんなことから神奈川の旅②~湘南海岸を爆走し、三浦半島で海鮮を喰らう~
ひょんなことから神奈川の旅①~初老の紳士、憧れの人と豚モツを喰らう~
長引く梅雨空の南関東遠征⑥~最終日は、戻って埼玉。
長引く梅雨空の南関東遠征⑤~“なめろう”を求めて南房総を走ろう。
長引く梅雨空の南関東遠征④~今日の泊まりは東京・神田?!
ひょんなことから神奈川の旅②~湘南海岸を爆走し、三浦半島で海鮮を喰らう~
ひょんなことから神奈川の旅①~初老の紳士、憧れの人と豚モツを喰らう~
長引く梅雨空の南関東遠征⑥~最終日は、戻って埼玉。
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長引く梅雨空の南関東遠征④~今日の泊まりは東京・神田?!