北の大地へ⑥~美瑛観光、今日は土曜日だ。
2018.6.16
第5日目
今日は土曜日。曜日感覚はとうになくなっているが、土日は重要。
この全国制覇の旅は、これまで平日にしか動いていない。
たいていどこに行っても空いている。
いよいよ土日。
わかっていたことだが、ここで美瑛・富良野観光にぶち当たる。
今日宿泊地に予定しているのは、ファミリーにも人気のキャンプ場だ。
無計画?
はい。
既に旭川近郊にいるので、今日の移動距離はしれている。
いろいろ回っても100kmそこそこではなかろうか。
さて、21世紀の森にあるという無料温泉に行ってみる。
車で走ること数分。
「森の湯」という名の温泉はそこにあった。
しかし、写真はカメラになかった。撮り忘れた。
男女別にはなっているが、建物があるだけ。
コインロッカーなどもなく、貴重品は車に置いておけという趣旨の張り紙がある。
一応、外に管理人と思しき女性がいる。
ここは浄水施設がないので、せっけんもシャンプーも使えない。
まあ、温泉に浸かって汗を流すのもよかろう。
ぬるめの湯で、ずっと浸かっていられたけど、出た。
一度にたくさんの人が入るほどの広さではない。
美瑛に向かう途中、ナビ子がおかしなことになった。
私の車のカーナビは女性の声なので(普通そうだと思うが)、ナビ子と呼んでいる。
うちのナビ子はちょっと古い女で、新しい道をあまり知らない。
さらにちょっと頭の固い女で、幹線道路から50mほど入った道の駅に寄ると、
来た道を戻ってリカバリーせず、1kmぐらい遠回りして幹線道路に戻ろうとする。
それでも普段はちゃんとナビをしていたのだが、美瑛に向かう途中、
明らかに画面は直進を案内しているのに、ナビ子がしきりに「左折です」と言う。
聞き間違いではない。何度も言った。
「300m先左折です」「まもなく左折です」「左折です」
え?ホンマに?近道見つけたん?
不審に思いながらも左折した。
するとナビ子は(めんどくさそうに)「ルート再計算」という事務的な処理を行い、
20分ぐらい余分にかかるルートを示したのだった。
いや、「あんたが左折しろ」て言うたがな。
すぐに引き返したが、何の間違いだったのだろう。
晴れてきた。
美瑛は美しい風景を売りとする観光地。
ここでのどんよりは避けたかった。
そろそろ明るい写真もご覧に入れたいものだ。
パッチワークの路。
有名どころは押さえておく。
ケンとメリーの木。
♪いつだって~どこにぃぃだって~果てしない空を風は歌ってゆくさ~
♪今だけの~歌を~心は~あるかいぃ 愛はぁぁ~あるのかい~
「愛はぁぁ~」のところ、ちょっと熱唱してしまった。
BUZZというグループの「ケンとメリー~愛と風のように~」。
懐かしい。日産スカイラインのCM。
近くにいたパパが、ママと小さい子どもに「昔、スカイラインのコマーシャルで使われてたんだって」と説明していた。
このパパの世代でも知らんのやなぁ。
知るわけないか。1972年のコトだったのだ。
ましてや、そこにいたおそらく7割以上の海外からのお客さん。
何の意味がある木か、さっぱりわからんのやろな。写真はめっちゃ撮ってたけど。
さすがに土曜日。人が多い。
というか、観光地やからか。
この角度のほうがそれらしい。
どうだ、背景が青空だ。北海道に来て初めての青空写真だ。
セブンスターの木。
看板などないほうがよいか。
おじさんは若い頃、セブンスターを吸っていた。結構長い間。
マイルドセブンが人気絶頂だったときも、どうせ吸うならマイルドなんてな、という気分でセブンスター派だった。
しかし、この木を見ても、まったくセブンスターと結びつかない。
パッケージ? 木なんて載ってたか?
ネットで調べても、これだというものにヒットしない。
1976年はまだおじさんも未成年だったので、覚えていないのかもしれない。
美瑛町観光協会によると、観光たばこのパッケージとなっている。
かなりレアなものだったのか。
WikipediaによるとテレビCMに使われたとある。
真実は?
いずれにしても、この木を見て「ああ、あのセブンスターだよね」とか言う声は眉に唾を塗って聞いたほうがよい。
マイルドセブンの丘。
いや、ガイドブックで見たやつと違う。
これは確かにマイルドセブンの丘と言われる場所を撮ったのだが、木の数が全く違う。スカスカやん。
調べてみると、比較的最近3分の2ほどの木が伐採されてしまったということだ。
もちろん、これらは公営の観光地ではなくただの私有地にすぎないので、何か事情があったのかもしれない。
さらに言うと、この場所は元々CMで使われた場所とは違うという話もある。
ちなみに、おじさんはセブンスターを散々吸った後、少し健康のことを意識して、マイルドセブンライトに替えたとさ。
いきなりマイルドを通り越して、ライトまで行っちゃった。
そして、もう20年近く前にタバコはやめた。やめた日から、一本も吸ってない。一生吸わない。
パッチワークの路というには、緑ばかりだが。時期が時期なら色とりどりのパッチワークを織りなすのであろう。
いいじゃないか、青空だから。飛行機雲だ。どんよりではこうはいかない。
青空は美しいが、右下を見るとパトカーが。何かトラブルがあったらしい。
こんな場所に来て、そういうことだけは避けたいものだ。くわばら、くわばら。
気分がいいのでたくさん写真を撮ったが、あまり見栄えが変わらないので後は省略。
三愛の丘にも行った。写真はない。
四季彩の丘にも行った。時期が時期ならとてもきれいな場所なのだろう。アルパカもいるらしい。
しかし、ものすごい人。広い駐車場なのに停めるのに一苦労。
昨日までとえらい違いじゃ。
しかもちょうど団体のバスが2台ぐらい来て、土産物売り場は大混雑。
こんな場所にはいたくもない。早々に退散した。
もう一カ所、行きたかった場所。
ちょっと曇ってきたのが気になる。
もういっちょ。
白金青い池。確かに神秘的な青さだ。
なぜ青いか?アルミニウムが流れて、水中でコロイドが何とかかんとか。
そういうこっちゃ。
さて、昼食の時間。
美瑛はなぜか、カレーうどんが名物らしい。
そもそも北海道の人はカレーが好きなのか、あちこちでカレー押しが展開されている。
スーパーのカレーコーナーもなかなかの充実ぶり。
しかし、美瑛とカレーうどん、何か似つかわしくない気もするが。
おっしゃれー! 美瑛カレーうどん〈つけ麺〉。¥880。牛乳付き。
さあ、美瑛はもういいだろう。
このまま今日の宿泊予定地「上富良野町日の出公園オートキャンプ場」に行ってもよいのだが、
せっかくなので遠回りして、有名なファーム富田に行ってみよう。
道順から言うと明日でもいいのだが、明日はちょっと距離を稼がなければならない日なので、今日の内に。
と言っても、以前に行ったことがあるし、どうせラベンダーは咲いてないし、人いっぱいだろうし、
どっちでもいいのだけれど。
途中のジェットコースターの道を通りたかったのだが、入る場所がわからなかった。
まあ、それっぽい道はいくつか通ったけど。
それより、ナビ子。
日の出公園を目的地に、富田ファームを経由地1に設定した。
すると、何と到着予想時刻を9時前という。
いやいやいやいや、まだ2時台。何で6時間もかかるねん。1時間もかからん距離やで。
ナビ子、ついにおかしくなってしもたんか。
ナビ子の容態が気になるので、車を停める場所をさがし、ルートを確認した。
え?めっちゃ北の方に戻ってるで。ファーム富田やで、富良野町やで。
・・・・・・・・。
あれ?富田ファーム?あ、富田ファームって別にあるん?
オホーツク沿岸の興部町?
あ、ナビ子ごめん。ファーム富田や。
おじさんの入れ間違いや。
しかし、ナビ子。よう知ってるなぁ。
パソコンで富田ファームで検索しても、富良野町の富田ファームしか出てこない。
Google マップで検索しても同じ。
ナビ子、すごっ!
でも、普通わかるやろ。やっぱり律儀というか、頭が固いというか、不思議な女やで。
ちなみに富田ファームは、冨田。ワ冠のほう。乳製品を作っている牧場のようですな。
ナビ子の話、長い。
読んでもらわんでもよかったんやけど。
そして、ファーム富田。
予想通り、人いっぱい。北海道上陸以来、最高の人数であることは間違いない。
ラベンダーは?
もちろん、咲いてない。
ここも咲いてない。
よーく見ると、ちょっと咲いてる。
後は、想像力の世界なのだ。
花畑やな。
これはラベンダーではない。チャイブや。知らんわ。
これは? 違うな。名前も読めんが。
メロンでも浮かばせとこ。
一応、花咲いてるよ。
もうええわ。長居は無用。
17年前に来たときは8月で、ラベンダーは終わった後。
やっぱり7月か。
上富良野に戻る途中のスーパーで少しだけ買い物して、ようやく目的地に着いた。
上富良野町日の出公園オートキャンプ場
実はファーム富田を出る頃、また曇ってきていた。
テンションだだ下がりだったが、スーパーに着く頃に晴れ間が戻ってきたので、何とか気持ちを持ち直していた。
キャンプ場に着く頃には、すっかり天気回復。
これは翌朝撮った写真だけど。
このキャンプ場、人気があるようだ。
フリーサイトは¥500。乗り入れはできないが、ここも駐車場の近くにテントを張ることができる。
個別サイトやコテージ、キャンビングカーサイトなどもある。
また、管理棟は10:00まで開いているし、トイレやコインランドリーは24時間。
トイレはピカピカ。もちろん、ウォシュレット。
コインランドリーも初めて使ってみた。
洗濯30分、¥200はいいけど、乾燥は30分¥100では乾かない。
さらに30分追加したが、一部生乾き。車の中で干しとこう。
シャワーは10分100円。
ゴミは分別さえすれば、無料ですべて捨てられる。
行き届いている。行き届きすぎている。
ファミリー向けか。
これまでの自分のキャンプスタイルからすると、快適すぎて申し訳ない、っていう感じ。
ちょっと場違いか。
さてフリーサイト。さすがにいい場所は押さえられている。
かといって、混み混みすぎてどうしようもないという程でもなく、まずまずいい場所に張れた。
周囲がテントだらけなのは覚悟。
土曜なので子どもがいるのも覚悟。別に気になるほどうるさくはなかった。
ちょっと自分のテント周辺見せすぎて、ちょっと恥ずかしい。
いつか自分の持ち物の紹介をしようと思っていたが、見る人が見れば「ふーん」という感じだろうか。
そう言えば、ここも焚き火は禁止。炭火のみ。
焚き火をするためにキャンプをしている、というぐらいの気持ちだが、ダメならダメで我慢できるものだ。
車との距離感はこんな感じ。
おっと、また夕焼けだ。明日は晴れるんやろな。猿払では裏切られたからな。
さあ、夕食タイム。
ザンギ。鶏の唐揚げ。
一番搾り、北海道づくり。
上富良野ポーク。
上富良野ポーク、北あかり、アスパラのガリバタポン炒め。
ガリ=にんにく バタ=バター ポン=ポン酢
うまいに決まってる。
あれ?これだけ?北海道に来て初めてビール3本飲んだけど。
これまでの食べ残し的なものをあてに飲んでたんだな。
実は夕方、日が落ちてから、一気に風と寒さがぶり返してきたのだった。
管理棟のトイレに行くと、手洗いは熱いぐらいのお湯。
管理棟の中にいれば寒さなんてどうってことない、とは思ったが、それはルール違反。
あ、このルールはおじさんの自分に課したルール。念のため。
で、9時過ぎにはテント。
一つ不安があり、スマホの充電がヤバい。タブレットも持ってきているが、それもヤバい。
もちろんモバイルバッテリーも用意しているが、それも枯渇している。
車の中でスマホを充電しているが、それが精一杯。
連絡を取ることはまずないが、情報を得るためには生きていてほしい。
今の時代、それを贅沢とは言えんだろう。
さあ、明日は支笏湖まで走るぞ。
それではおやすみなさい。
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
おはよう。晴れてるぞ。
っていうか、みんな朝早いぞ。4時台から若者がボソボソしゃべってる。
テントの中にいると、そういう声が意外によく聞こえる。
ウダウダしながら6時半。
シャワーに行ってみよう。¥100で10分なら十分だ。じっぷんではなく、じゅうぶんだ。
わかっとるわ。
昨日はシャンプーも石けんも使えなかったから、ようやく洗えた。
朝の雰囲気。いい天気だ。寒さもマシだ。
管理棟にいる兄ちゃんに、スマホの充電を頼んでみた。充電器があればコンセントにさしておいてくれるらしい。
ありがとう。
撤収している間の1時間半で、90%まで回復。
これで車の中はタブレットやモバイルバッテリーの充電に充てられる。
朝食の準備はない。それでは、出発。
第5日目
今日は土曜日。曜日感覚はとうになくなっているが、土日は重要。
この全国制覇の旅は、これまで平日にしか動いていない。
たいていどこに行っても空いている。
いよいよ土日。
わかっていたことだが、ここで美瑛・富良野観光にぶち当たる。
今日宿泊地に予定しているのは、ファミリーにも人気のキャンプ場だ。
無計画?
はい。
既に旭川近郊にいるので、今日の移動距離はしれている。
いろいろ回っても100kmそこそこではなかろうか。
さて、21世紀の森にあるという無料温泉に行ってみる。
車で走ること数分。
「森の湯」という名の温泉はそこにあった。
しかし、写真はカメラになかった。撮り忘れた。
男女別にはなっているが、建物があるだけ。
コインロッカーなどもなく、貴重品は車に置いておけという趣旨の張り紙がある。
一応、外に管理人と思しき女性がいる。
ここは浄水施設がないので、せっけんもシャンプーも使えない。
まあ、温泉に浸かって汗を流すのもよかろう。
ぬるめの湯で、ずっと浸かっていられたけど、出た。
一度にたくさんの人が入るほどの広さではない。
美瑛に向かう途中、ナビ子がおかしなことになった。
私の車のカーナビは女性の声なので(普通そうだと思うが)、ナビ子と呼んでいる。
うちのナビ子はちょっと古い女で、新しい道をあまり知らない。
さらにちょっと頭の固い女で、幹線道路から50mほど入った道の駅に寄ると、
来た道を戻ってリカバリーせず、1kmぐらい遠回りして幹線道路に戻ろうとする。
それでも普段はちゃんとナビをしていたのだが、美瑛に向かう途中、
明らかに画面は直進を案内しているのに、ナビ子がしきりに「左折です」と言う。
聞き間違いではない。何度も言った。
「300m先左折です」「まもなく左折です」「左折です」
え?ホンマに?近道見つけたん?
不審に思いながらも左折した。
するとナビ子は(めんどくさそうに)「ルート再計算」という事務的な処理を行い、
20分ぐらい余分にかかるルートを示したのだった。
いや、「あんたが左折しろ」て言うたがな。
すぐに引き返したが、何の間違いだったのだろう。
晴れてきた。
美瑛は美しい風景を売りとする観光地。
ここでのどんよりは避けたかった。
そろそろ明るい写真もご覧に入れたいものだ。
パッチワークの路。
有名どころは押さえておく。
ケンとメリーの木。
♪いつだって~どこにぃぃだって~果てしない空を風は歌ってゆくさ~
♪今だけの~歌を~心は~あるかいぃ 愛はぁぁ~あるのかい~
「愛はぁぁ~」のところ、ちょっと熱唱してしまった。
BUZZというグループの「ケンとメリー~愛と風のように~」。
懐かしい。日産スカイラインのCM。
近くにいたパパが、ママと小さい子どもに「昔、スカイラインのコマーシャルで使われてたんだって」と説明していた。
このパパの世代でも知らんのやなぁ。
知るわけないか。1972年のコトだったのだ。
ましてや、そこにいたおそらく7割以上の海外からのお客さん。
何の意味がある木か、さっぱりわからんのやろな。写真はめっちゃ撮ってたけど。
さすがに土曜日。人が多い。
というか、観光地やからか。
この角度のほうがそれらしい。
どうだ、背景が青空だ。北海道に来て初めての青空写真だ。
セブンスターの木。
看板などないほうがよいか。
おじさんは若い頃、セブンスターを吸っていた。結構長い間。
マイルドセブンが人気絶頂だったときも、どうせ吸うならマイルドなんてな、という気分でセブンスター派だった。
しかし、この木を見ても、まったくセブンスターと結びつかない。
パッケージ? 木なんて載ってたか?
ネットで調べても、これだというものにヒットしない。
1976年はまだおじさんも未成年だったので、覚えていないのかもしれない。
美瑛町観光協会によると、観光たばこのパッケージとなっている。
かなりレアなものだったのか。
WikipediaによるとテレビCMに使われたとある。
真実は?
いずれにしても、この木を見て「ああ、あのセブンスターだよね」とか言う声は眉に唾を塗って聞いたほうがよい。
マイルドセブンの丘。
いや、ガイドブックで見たやつと違う。
これは確かにマイルドセブンの丘と言われる場所を撮ったのだが、木の数が全く違う。スカスカやん。
調べてみると、比較的最近3分の2ほどの木が伐採されてしまったということだ。
もちろん、これらは公営の観光地ではなくただの私有地にすぎないので、何か事情があったのかもしれない。
さらに言うと、この場所は元々CMで使われた場所とは違うという話もある。
ちなみに、おじさんはセブンスターを散々吸った後、少し健康のことを意識して、マイルドセブンライトに替えたとさ。
いきなりマイルドを通り越して、ライトまで行っちゃった。
そして、もう20年近く前にタバコはやめた。やめた日から、一本も吸ってない。一生吸わない。
パッチワークの路というには、緑ばかりだが。時期が時期なら色とりどりのパッチワークを織りなすのであろう。
いいじゃないか、青空だから。飛行機雲だ。どんよりではこうはいかない。
青空は美しいが、右下を見るとパトカーが。何かトラブルがあったらしい。
こんな場所に来て、そういうことだけは避けたいものだ。くわばら、くわばら。
気分がいいのでたくさん写真を撮ったが、あまり見栄えが変わらないので後は省略。
三愛の丘にも行った。写真はない。
四季彩の丘にも行った。時期が時期ならとてもきれいな場所なのだろう。アルパカもいるらしい。
しかし、ものすごい人。広い駐車場なのに停めるのに一苦労。
昨日までとえらい違いじゃ。
しかもちょうど団体のバスが2台ぐらい来て、土産物売り場は大混雑。
こんな場所にはいたくもない。早々に退散した。
もう一カ所、行きたかった場所。
ちょっと曇ってきたのが気になる。
もういっちょ。
白金青い池。確かに神秘的な青さだ。
なぜ青いか?アルミニウムが流れて、水中でコロイドが何とかかんとか。
そういうこっちゃ。
さて、昼食の時間。
美瑛はなぜか、カレーうどんが名物らしい。
そもそも北海道の人はカレーが好きなのか、あちこちでカレー押しが展開されている。
スーパーのカレーコーナーもなかなかの充実ぶり。
しかし、美瑛とカレーうどん、何か似つかわしくない気もするが。
おっしゃれー! 美瑛カレーうどん〈つけ麺〉。¥880。牛乳付き。
さあ、美瑛はもういいだろう。
このまま今日の宿泊予定地「上富良野町日の出公園オートキャンプ場」に行ってもよいのだが、
せっかくなので遠回りして、有名なファーム富田に行ってみよう。
道順から言うと明日でもいいのだが、明日はちょっと距離を稼がなければならない日なので、今日の内に。
と言っても、以前に行ったことがあるし、どうせラベンダーは咲いてないし、人いっぱいだろうし、
どっちでもいいのだけれど。
途中のジェットコースターの道を通りたかったのだが、入る場所がわからなかった。
まあ、それっぽい道はいくつか通ったけど。
それより、ナビ子。
日の出公園を目的地に、富田ファームを経由地1に設定した。
すると、何と到着予想時刻を9時前という。
いやいやいやいや、まだ2時台。何で6時間もかかるねん。1時間もかからん距離やで。
ナビ子、ついにおかしくなってしもたんか。
ナビ子の容態が気になるので、車を停める場所をさがし、ルートを確認した。
え?めっちゃ北の方に戻ってるで。ファーム富田やで、富良野町やで。
・・・・・・・・。
あれ?富田ファーム?あ、富田ファームって別にあるん?
オホーツク沿岸の興部町?
あ、ナビ子ごめん。ファーム富田や。
おじさんの入れ間違いや。
しかし、ナビ子。よう知ってるなぁ。
パソコンで富田ファームで検索しても、富良野町の富田ファームしか出てこない。
Google マップで検索しても同じ。
ナビ子、すごっ!
でも、普通わかるやろ。やっぱり律儀というか、頭が固いというか、不思議な女やで。
ちなみに富田ファームは、冨田。ワ冠のほう。乳製品を作っている牧場のようですな。
ナビ子の話、長い。
読んでもらわんでもよかったんやけど。
そして、ファーム富田。
予想通り、人いっぱい。北海道上陸以来、最高の人数であることは間違いない。
ラベンダーは?
もちろん、咲いてない。
ここも咲いてない。
よーく見ると、ちょっと咲いてる。
後は、想像力の世界なのだ。
花畑やな。
これはラベンダーではない。チャイブや。知らんわ。
これは? 違うな。名前も読めんが。
メロンでも浮かばせとこ。
一応、花咲いてるよ。
もうええわ。長居は無用。
17年前に来たときは8月で、ラベンダーは終わった後。
やっぱり7月か。
上富良野に戻る途中のスーパーで少しだけ買い物して、ようやく目的地に着いた。
上富良野町日の出公園オートキャンプ場
実はファーム富田を出る頃、また曇ってきていた。
テンションだだ下がりだったが、スーパーに着く頃に晴れ間が戻ってきたので、何とか気持ちを持ち直していた。
キャンプ場に着く頃には、すっかり天気回復。
これは翌朝撮った写真だけど。
このキャンプ場、人気があるようだ。
フリーサイトは¥500。乗り入れはできないが、ここも駐車場の近くにテントを張ることができる。
個別サイトやコテージ、キャンビングカーサイトなどもある。
また、管理棟は10:00まで開いているし、トイレやコインランドリーは24時間。
トイレはピカピカ。もちろん、ウォシュレット。
コインランドリーも初めて使ってみた。
洗濯30分、¥200はいいけど、乾燥は30分¥100では乾かない。
さらに30分追加したが、一部生乾き。車の中で干しとこう。
シャワーは10分100円。
ゴミは分別さえすれば、無料ですべて捨てられる。
行き届いている。行き届きすぎている。
ファミリー向けか。
これまでの自分のキャンプスタイルからすると、快適すぎて申し訳ない、っていう感じ。
ちょっと場違いか。
さてフリーサイト。さすがにいい場所は押さえられている。
かといって、混み混みすぎてどうしようもないという程でもなく、まずまずいい場所に張れた。
周囲がテントだらけなのは覚悟。
土曜なので子どもがいるのも覚悟。別に気になるほどうるさくはなかった。
ちょっと自分のテント周辺見せすぎて、ちょっと恥ずかしい。
いつか自分の持ち物の紹介をしようと思っていたが、見る人が見れば「ふーん」という感じだろうか。
そう言えば、ここも焚き火は禁止。炭火のみ。
焚き火をするためにキャンプをしている、というぐらいの気持ちだが、ダメならダメで我慢できるものだ。
車との距離感はこんな感じ。
おっと、また夕焼けだ。明日は晴れるんやろな。猿払では裏切られたからな。
さあ、夕食タイム。
ザンギ。鶏の唐揚げ。
一番搾り、北海道づくり。
上富良野ポーク。
上富良野ポーク、北あかり、アスパラのガリバタポン炒め。
ガリ=にんにく バタ=バター ポン=ポン酢
うまいに決まってる。
あれ?これだけ?北海道に来て初めてビール3本飲んだけど。
これまでの食べ残し的なものをあてに飲んでたんだな。
実は夕方、日が落ちてから、一気に風と寒さがぶり返してきたのだった。
管理棟のトイレに行くと、手洗いは熱いぐらいのお湯。
管理棟の中にいれば寒さなんてどうってことない、とは思ったが、それはルール違反。
あ、このルールはおじさんの自分に課したルール。念のため。
で、9時過ぎにはテント。
一つ不安があり、スマホの充電がヤバい。タブレットも持ってきているが、それもヤバい。
もちろんモバイルバッテリーも用意しているが、それも枯渇している。
車の中でスマホを充電しているが、それが精一杯。
連絡を取ることはまずないが、情報を得るためには生きていてほしい。
今の時代、それを贅沢とは言えんだろう。
さあ、明日は支笏湖まで走るぞ。
それではおやすみなさい。
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
おはよう。晴れてるぞ。
っていうか、みんな朝早いぞ。4時台から若者がボソボソしゃべってる。
テントの中にいると、そういう声が意外によく聞こえる。
ウダウダしながら6時半。
シャワーに行ってみよう。¥100で10分なら十分だ。じっぷんではなく、じゅうぶんだ。
わかっとるわ。
昨日はシャンプーも石けんも使えなかったから、ようやく洗えた。
朝の雰囲気。いい天気だ。寒さもマシだ。
管理棟にいる兄ちゃんに、スマホの充電を頼んでみた。充電器があればコンセントにさしておいてくれるらしい。
ありがとう。
撤収している間の1時間半で、90%まで回復。
これで車の中はタブレットやモバイルバッテリーの充電に充てられる。
朝食の準備はない。それでは、出発。
北の大地へ⑩~旅の終わり、旅のまとめ~
北の大地へ⑨~道南観光。どうしても見たいものがある。
北の大地へ⑧~最後のキャンプ地は道南だ。天気はどうなんだ?
北の大地へ⑦~山中の無料露天温泉から霧の支笏湖へ。
北の大地へ⑤~今日は移動日。
北の大地へ④~最北端には何があった?
北の大地へ⑨~道南観光。どうしても見たいものがある。
北の大地へ⑧~最後のキャンプ地は道南だ。天気はどうなんだ?
北の大地へ⑦~山中の無料露天温泉から霧の支笏湖へ。
北の大地へ⑤~今日は移動日。
北の大地へ④~最北端には何があった?
この記事へのコメント
ナビ子のくだり、爆笑しました。
ここまで何日か分の日記を、いっきに読み漁りました。引き込まれましたー。さすがです。
美瑛は何年か前に行ったことあります。
素晴らしい景色ですね。晴れて良かったですね。
続きも楽しみにしています。
ここまで何日か分の日記を、いっきに読み漁りました。引き込まれましたー。さすがです。
美瑛は何年か前に行ったことあります。
素晴らしい景色ですね。晴れて良かったですね。
続きも楽しみにしています。
かくれざっきー さん
読んでくださってありがとうございます。
ナビ子の話は、まだいくつかあるのですが、きっと次の旅でもやらかすと思いますので、その時のためにとっておきます。
美瑛は奇跡的に好天に恵まれました。
そのあとまたどんよりでしたけど。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
読んでくださってありがとうございます。
ナビ子の話は、まだいくつかあるのですが、きっと次の旅でもやらかすと思いますので、その時のためにとっておきます。
美瑛は奇跡的に好天に恵まれました。
そのあとまたどんよりでしたけど。
ぜひ最後まで読んでくださいね。