ここ、ホンマにええ場所やなぁ。
うん、ホンマええ場所や。
最高やな。
こんなええとこ、あったんやな。
ここ、ホンマにええ場所やなぁ。
ここ、ホンマにええ場所やなぁ
ここ、ホンマにええ場所やなぁ。


何回言うねん。


１泊2日の間に、それぞれのメンバーが何回ずつ言ったかわからないぐらい、ホンマにええ場所だった。


おっさんキャンプは全く不定期で、誰かの思いつきで開催される。
ここのところ、何となく春と秋には集まっている気がするが。


場所もいろいろで、琵琶湖の湖岸緑地のどこかだったり、笠置キャンプ場だったり。
昨年の春は一人2000円という我々にしては破格のキャンプ場に行ったり。



今回は、誰も知らなかった場所。
正確にはメンバーのMad氏が下見だけしていた場所。
検索してもとにかく情報が少ない。私のカーナビにも載っていない。
でもとても良さげなので、一度行ってみようじゃないかということになった。

断っておくが、ここはキャンプ場ではない。位置づけは「公園」だ。
おそらくキャンプが許されている公園なのだろうと思う。



いいところを挙げる。

①無料。

②車が横付けできる。

③目の前に川が流れてロケーションとしてもいい。


④ほとんどがフラットな芝生。


こんな感じのフラットな芝生。
しかもきれいだ。ちゃんと管理されているのがわかる。
ゴミもほとんど落ちていない。


⑤トイレがある。←普通はあるやろ。

東屋とトイレ。画面右奥にも、もう一ヶ所のトイレ。


⑥手を洗える。←普通は洗えるやろ。←いや、そうでもないところもあるで。
トイレの横に水道がある。「この水は飲めません」とは書いていない。

⑦東屋がある。

⑧場内にも対岸にも桜が咲いている。

やっぱり少し気温が低い地域なのか、満開と言うにはまだ早かった。


⑨花嫁さんがいる。　ん？

⑩とにかく人が少ないので静かである。←おっさんたちが一番うるさい。

⑪と言っても怖いほどの山奥ではなく、周囲には民家がたくさんある。

⑫国道沿いにあるが、車はあまり通らない。←一部は酷道と言われている道だが、この辺りは普通。




車で10分ほどの道の駅に寄って、午後１時頃に着くと、M社長が来ていた。
中央付近のいい場所に決めた。



この青いタープはM社長のもの。ブルーシートではない。
かなり古いものだろうが、ちゃんとogawaのものらしい。

このタープが大いに力を発揮してくれた。
大きいので、５人がテーブルやイス、クーラーボックスなどを持ち込んでも余裕。
真ん中で焚き火をしたが、タープに穴が空くようなことはなかった（と思う）。



そうだ、デメリットも紹介しておかなくてはフェアじゃないな。

①木陰がほとんどない。タープは必携。

②トイレはそれなり。使えなくはないレベルの簡易水洗。←水は流れなかったけど。

③ゴミはすべて持ち帰り。←もう今の時代、これは普通だね。

④手洗いの水道以外に水場はない。←食器などを洗うのは困難。

⑤近くに店はなさそう。←でも10分で道の駅に行ける。

⑥この日は平日なので、土日の混み方はわからない。

⑦花嫁さんはすぐに帰っちゃう。ん？ん？

⑧やっぱり直火の跡が散見される。

何でこういうことをするかな。

比較的マナー違反には寛容なMad氏でさえ、これだけは許せんと憤慨していた。
はむおじさんも同感で、キャンプ場にもマナー警察が蔓延る昨今の状況については苦々しく感じているほうだが、芝生で直火をする人間の気持ちは全く理解できない。マナー警察はパスタの茹で汁がどうこう言ってないで、こういう輩を即座に逮捕してもらいたい。裁判抜きで、無期キャンプ禁止の刑に処すべきであると考える。

⑨鹿がやってくるらしい。

これはきっと・・・。食事中の方、失礼しました。



キャンプ場に関して、何がメリットで何をデメリットと考えるかは、人それぞれだ。

私のような貧乏人には無料というのは最大級のメリットだが、4～5,000円してもホテルよりは安いと考える人もいる。
車の横付けも実に大きなメリットだが、そもそもバックパックキャンパーにはどうでもいい話。むしろ車などない方がいいと言うだろう。
水場がなければ困ると言う人もいれば、たいした問題ではないと思う人もいる。
チェックインなどは自由のほうがいいが、管理人さんがいないところはちょっと無理・・・という女性がいても、何の不思議もない。
電源サイトがないキャンプ場には行かないと言う人もいた。いいんじゃない？

だからここに挙げたメリット・デメリットは、はむおじさん及びその仲間たちの総合的な評価だと思ってください。
おっさん仲間の中でも多少は価値観が異なることもあるだろうし。


いろいろと紹介しておきながら恐縮だが、今回は場所を明かさない。
こんな弱小ブログで紹介したところでたいした影響があるとは思えないが、やめとく。
いいところは教えないというのは、キャンパーなら理解してもらえると思う。



ところで、「花嫁」気になる？
気になるでしょ。気になるよね。気になってくれないと。読み流したらあかんよ。



たまたま花嫁さんと花婿さんが写真撮影していたのだった。前撮りというやつ？
この横の方にはかわいくデコレーションしたテントも建ててあった。
キャンプ好きの新郎新婦なのだろうか。

載せてよかったんかな。都合が悪かったらすぐに消します。

もう少しゆっくりしてくれてもよかったのに、案外さっさと撤収してしまったのだった。



Mad氏、U氏、しばらくしてK氏がやって来て、役者が揃った。



私はとりあえず、飲み食いを始める。
今日はこれと言ったテーマはないが、何となく春らしいものを食べよう。



到着惣菜は、菜の花のガーリックオイル和え。菜の花は春の味覚だね。
これでまずビールを一本。



到着麺は、これだ。「爆裂まぜ麺　台湾まぜそば」。
ちゃんと見てなかったな。茹でてから湯切りするパターンのヤツか。
しかも挽き肉も一緒に茹でるってか。そうなると茹で汁処理問題が発生するなぁ。
ラーメンならためらわずに全部飲み干すけどな。
結局ボウルにとっておいて、冷めてからトイレに流すという選択をした。
これならマナー警察に怒られずに済むかな。



あまりおいしそうに見えないのは写真のせい。
というか、挽き肉は麺と一緒に茹でろと書いてあるのに、パッケージは挽き肉だけ上にトッピングしてるって、どうよ。
食べたらおいしかったよ。辛さレベル３は全く辛くない。これでまたビールを一本。



M社長とK氏は甲斐甲斐しく働いている。珍しい。ってことはないか。
さっさと自分のテントを建てている。
先に建てておいたほうが楽だとは思うが、ついつい飲み食いを優先させてしまうのが私の悪い癖。
場所を決めたらまずビールを飲みたいんだもん。
で、到着惣菜やら到着ラーメンやらを食べてしまうんだもん。
そしたら、２本目を飲みたくなるんだもん。
するとだんだんめんどくさくなるんだもん。


日が傾いてからテント設営やらベッドメイキングやらをしていると、既にのんびりモードに入ったK氏に「やっぱり俺らはアリやからなぁ。キリギリスはかわいそうやな」と同情された。

でも大丈夫。このキリギリスはちゃんと食料を蓄えていますことよ。
物乞いなど致しませんからね。でもおいしそうなものがあったら、ちょっとするかも。



アリはこんなに優雅なことをしている。気持ちよさそうなM社長。
「373」って何？　「373」の秘密はね、教えてあげないよ、ジャン。←ポリンキー！



少し降りれば河原でも遊べそう。遊ばんけど。



川面がキラキラ。
流木でも拾おうかと散歩してみたが、ほとんど収穫なし。



河原からサイトを写した。
中央に大きなタープ。左右にそれぞれの車とテント。珍しくきれいなレイアウトじゃ。
いつもはそれぞれが無秩序に好きなところにテントを張っているのに。



全体が落ち着いて、それぞれ何かを作り始めたようだ。
コロナのせいで、ここのところは基本的に個食ばかりだったが、今日はお裾分け文化も復活し始めた。
ここから怒濤の飲み食い三昧開始。



今日のNO.1ヒットは、U氏の燻製手羽中。
色といい、艶といい、味といい、食感といい、店で出せるレベルだとメンバーたちも絶賛。
ちゃんと昨日から仕込み、粗目を使って燻製。手が込んでるわ。

はむおじさんも、いつものうずら卵とチーズとナッツは用意していたが、燻製は結局しなかった。



何かが袋の中で粉まみれになっているようだ。



唐揚げを作っているのはK氏。



揚げたてアツアツは実にうまい。ビールが進んで仕方ない。
左上に見える柑橘類は、この直前まで四国旅行に出かけていたMad氏のおみやげ。
ポンカン？　香りがよく、とても甘かった。


この後、練り物も細く切って唐揚げにしたのだった。
しょうが天の唐揚げって初めて食べたけど、いけるやん。

揚げ物はうまいが、油の処理が面倒なので敬遠しがち。
K氏は冷ましてからペットボトルに入れて持って帰った。それがベストだろうな。




M社長はミルフィーユ鍋を作っていた。横にある南部鉄瓶が渋い。
それより何より、テーブルが汚い。学生時代から使っているとのこと。



はむおじさんは、ソラマメを焼いた。さやが焦げるまで焼いて、塩をふって食べた。



春らしい気分にはなったが、これもうまそうに見えない。
しかもまな板が汚い。



くつろぐおっさんたち。撮影はK氏。




M社長特製の餃子。
正確には、チーズとシャウエッセンと大葉を餃子の皮で包んで焼いたもの。
ここまで焦げなければ、つまみとしてのポテンシャルは相当高いと思われる。



U氏から、すき焼きのお裾分け。こんなん、うまいに決まってる～。
お返しがソラマメだけでは釣り合わんな。



このタケノコはスライスして軽く茹で、ゆず胡椒で和えたのだった。
酒のあてとしては優秀だと思うが、写真がない。
一部はK氏の唐揚げの具に加えてもらった。



ちょっとだけ肉を焼こう。



炭火焼きで。U氏へのお返しになったかな。一切れずつだけど。



一切れずつと言えば、鰹のたたきもお裾分け。
結構遅い時間まで食べるのを忘れていたのだった。



ハタハタはM社長だっけ？



鮭はMad氏だっけ？　この辺りはもう酔っていたのか、あまり覚えていない。



えーっと、この飯ごうは・・・？　ご飯って焚いてたっけ？　いや、鍋だっけ？
やっぱり酔うてたな。


昼間っからずっと飲んでるみたいなもんだからなぁ。
飲み物もそれぞれ好きなものを。
ビールが多いが、日本酒やら焼酎やら。お湯割やらロックやら。



芋焼酎「北斗の拳　お前はもう死んでいる！」
私はこれのロックで。瓶のおかげか、妙に人気があったのですぐに空いた。
どうせなら一緒に売ってた「我が生涯に一片の悔い無し」も買っておくんだった。



もちろん黙々と飲み食いだけしていたのではなく、どうでもいいことを何やかんやしゃべりまくっていたおっさんたち。


メンバーの中に、この前釣りに行ってでっかいブリを釣り上げた人がいるとか。


メンバーの中に、今春の知事選に立候補した人がいるとか、間違えた、立候補した人と同級生だった人がいるとか。

メンバーの中に、数日後に知事選があることを知らない人がいるとか。

メンバーの中に、はむおじさんとほぼ同じ車を買っちゃった人がいるとか。

メンバーの中に、酔っぱらうとその場にいる人数を数えられない人がいるとか。

メンバーの中に、今年はまた仕事をしようと考えている真面目なはむおじさんがいるとか。


個人の写真、ほとんどないなぁ。
ええい！　全員これでええわい！



誰やねん。



そうそう、この日は開幕から９連敗していた阪神タイガースがようやく初白星を挙げた日。
佐藤輝明がホームランを打ち、西勇輝が完封した。

おっさんキャンプメンバーは阪神ファン率が高く、巨人ファンのM社長以外は虎党だ。
K氏は昭和のタイガースファンを絵に描いたようなタイプで、口では「とことん連敗記録作ったらええねん」とか言いながら、心の中では誰よりも熱く応援しているんだろうと思われる。
Mad氏もかつて職場で作っていた「猛虎会」のメンバーだし、U氏は「猛虎会」の会長であり、はむおじさんとは毎年何度も甲子園に足を運ぶ
同志である。
みんなでラジオを聴きながら、大いに盛り上がった夜であった。
ここから流れが変わると信じて疑わなかった我々だが、その後１週間経過したが、未だにこの１勝しかしていない(T_T)




そんなに寒くないので、K氏の焚き火台を中央に置き、焚き火を見ながら夜も更けていくのだった。


おやすみなさいませ。



ｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚ



おはようございます。

5時20分頃に一度目が覚めた。明るいなぁと思いながら、すぐに二度寝。
次に起きるともう7時半過ぎ。

U氏は既に起きていて、それはいいのだが、何とMad氏が起きているではないか。
「キャンプ　寝坊」で検索するとMad氏の名前が出るという噂があるぐらい、Mad氏の寝坊は有名なのに。
彼とはもう数え切れないぐらい一緒にキャンプをしているが、起床で先を越されたのはおそらく初めてだ。
これは快挙なのか、それとも屈辱なのか。
ちなみに「キャンプ　寝言」で検索すると、最初にMad氏の名前が出るとか出ないとか。



そんなことはどうでもいいのだ。カムカムなのだ。


前夜から、Mad氏・M社長・はむおじさんの３人は朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の話で盛り上がっていた。
K氏とU氏は全く見ていないとのことだった。
M社長は家に録画できる設備がないらしく（社長なのに？）、しかもBSも映らないので、朝と昼の地上波しか見られないそうだ。
Mad氏は夜にBSで見られるし、私は毎日録画をしているのでどうにでもなる。
どうしても見たいというM社長のために、Mad氏がワンセグのポータブルテレビで見られないかと朝から試していたのだ。
しかし、残念ながら電波が拾えない。一瞬映っても、持続しない。

もう8時だぞ。その時、突然M社長がテントから這い出してきた。
そして、車に乗り込むと車載テレビで見ようと試みた。既にMad氏も試したが映らないという。
諦めきれないM社長は車を走らせ、公園内を回りながらついにきれいに映る場所を見つけた！
既に6分過ぎている。Mad氏はすぐに走っていった。
私は帰ってからゆっくり見ようと思ったが、この後M社長とMad氏がネタバレ含みの話をしゃべりまくる可能性がある。
いや、きっとしゃべる。
「カムカム」を見ていた人ならわかるだろうが、この最終週、絶対見逃すわけにはいかないのだ。
でも先にネタばらしをされるのも、絶対に避けなければならない。
仕方ない。私も、離れて停めたM社長の車に走った。
運転席にM社長、助手席にMad氏、助手席の外から覗き込む形で私。
３人で残り９分のドラマを満喫したのだった。（もちろん帰宅してから録画を見直したのは言うまでもない）


写真の一枚も入れずに、わからない人には全くわからない話を長々としてしまった。


桜だ。桜の花が昨日より咲いている。


花嫁さんがいた場所。
左が昨日の２時半頃。中が夕方。右が今朝。



トイレに近い辺り。
左が昨日の夕方。右が今朝。



対岸の桜。
左が昨日の２時半頃。右が今朝。



ちゃんと定点観測していなかったので、距離や角度も結構バラバラ。
無理やりサイズを合わせたので、イマイチよくわからないなぁ。
でも確かに、着いたときよりは夕方、そして翌朝と花は開いていった。



この二日後の対岸の桜。すっかり満開。
M社長が奥さんとデイキャンプに来て、写真を送ってくれた。
花嫁さんもあと二日待てばよかったのにね。


朝食は各自バラバラで。


私は、手っ取り早く食べられる惣菜パンにした。
ソースメンチカツサンド。



春キャベツも用意していたので、



キャベツの千切りをを挟んで、ホットサンドメーカーで焼いて食べた。



燻製にしようと仕込んでおいたうずら卵のめんつゆ漬けも添えて。




U氏はキャベツを炒めてカレー味にし、焼いたソーセージを挟んで、ホットサンドに。
こっちのほうが、絶対うまそうやん。いや、絶対うまいやん。うん、うまかったよ。食べてないけど。


コーヒータイムも各自で。





ボチボチ片付けなあかんなぁと思いながら、グダグダと過ごすおっさんたち。撮影はU氏。
ほとんど顔は見えないのだが、中には無理やり拡大して明るさを調整し、おっさんたちの顔を暴こうとする読者がいないとも限らない。
そんなやつはおらんやろ。と思うけれども、どんな世界にもマニアはいる。
めんどくさいので全員ハートじゃ。
何かにメロメロになっているのではない。


結局一晩泊まったのは、我々の他には一家族のみ。
その仲間らしき人たちが続々と集まってきて、一大勢力になっていた。



ほとんど片付けが終わったらいつも登場する、午前に飲む「午後ティ－ストレート」。
この日はグダグダして正午を過ぎてしまったので、午後に飲む「午後ティ－ストレート」という異例の展開になってしまった。



ここ、ホンマにええ場所やったなぁ。
ここ、ホンマにええ場所やったなぁ。
ここ、ホンマにええ場所やったなぁ。
ここ、ホンマにええ場所やったなぁ。
ここ、ホンマにええ場所やったなぁ。

何回言うねん。
５人とも同じ感想のはずなので、５回書いた。


ここは必ず近いうちに再び訪れることになるであろう。
笠置、琵琶湖湖岸緑地に次ぐ第３のホームになる予感。