東北編③「おくのほそ道」を辿って~松島や ああ松島は 慌ただしい
第3日目 2018.10.4
風呂に入りたい。
Googleの音声入力は便利だ。ほとんど正確に聞き取ってくれる。
この旅でも大活躍してくれた。
「近くの温泉」と言うと、ちゃんと「のんびり温泉」を教えてくれたぞ。
車で6分ほどの「サニーランド湖南」は石けんやシャンプー持参と聞いたのでやめた。
「のんびり温泉」はキャンプ場からは40分ほどかかるから、決して近くはない。
でも、まあ次に行くルート付近だから全然大丈夫。
というわけで、「のんびり温泉」。平日は600円。
まあ、普通だけど。
出てから、パノラマ大露天風呂というのがあることに気づいた。
ちゃんと服を着て、迷路のような通路や階段を通ってやっと発見。
まあ、大きい露天風呂だけど。パノラマというには景色がさっぱり見えないが残念。
写真では見えそうなんだけど、木が茂りすぎてたのかなぁ。
旅の行き帰り以外、高速道路は極力使わない方針だが、今日はそうは言ってられない。
距離もさることながら、観光に時間をかけたいというのがある。
既に10時を大きく回っていることもある。早起きしたのに、ゆっくりしすぎたか。
東北自動車道で、北上。一気に仙台を目指す。
【宮城県】
最初の目的地は、仙台城。いわゆる青葉城。
♪広瀬川~流れる岸辺~想い出は~帰らず~♪
駐車場が1時間で400円なので、タイムリミットを1時間としよう。
伊達政宗像。
写真や映像で見かけるのはこの角度ばかりなので、
裏側からとか、
正面からとか、
お尻からとか。
ちゃんと現地で撮った証拠。
仙台は大都会だ。
真ん中の白いものは?
でかっ! 仙台大観音。身長100m。ウルトラマンの2.5倍。
本丸の遺構。
時間的に食事は無理そう。
でも、宮城グルメをいくつか買えたのでよかった。
その中で、
ずんだ団子。
店のおじさんが若い観光客を捕まえては、やれケンミンショーで紹介されただの、やれ乃木坂46も食べに来ただの、調子よく売っていた。
「ずんだ」と「もちこ」。そのままやん。
しかし、作者は「アンパンマン」のやなせたかし先生。
車に戻り、写真だけ撮ってすぐに食べた。
まさかこれがこの日の昼食になろうとは。
こんなのも買ったが、これはおみやげ。
さあ、スーパーを探して松島に向かわなければ。
ナビ子が渋滞を回避するルートを見つけてくれたのはよかったが、おかげですごい町中を通ることに。
まずは住宅街の坂地獄。
仙台ってこんな坂の町だったんだ。
坂の町でも、たとえば神戸は山から海に向かって坂になってるなぁ、とわかる。
しかし仙台は角を曲がると、突然すごい坂が現れる。
傾斜もエグいし、長い。
仙台城は高いところにあるから、基本下り坂が多かったが、登るのも結構大変そう。
ちょうど教習所の車を見かけたが、仙台では坂道発進の技術習得は必須だな。
そしてもう一つ、路上駐車地獄。
というか、仙台は路駐天国なのかな。至る所で路上駐車の車を見かける。
ちゃんと路駐のスペースがあちらこちらに設けられている。
繁華街の国分町では狭い道路でさらに路駐。
おじさんの前に右折して入ってきた車、まさかこのスペースに?という所に縦列駐車で入れようとして苦戦。
こっちは急ぐ気持ちで運転しているのに、しっかり時間をかけて停めた。
仙台の教習所では、縦列駐車の技術習得も必須だな。
ようやくイオンに到着。
もう3時だ。やばいぞ。
松島までは30分としても、キャンプ場はさらにそこから1時間。
とにかく松島にたどり着いた。
駐車場はたいてい1時間300円。1時間もおらんのに・・・。
と思っていると、土産買ったら無料というところがあったので、そこに駐車。
もう小走りで松島観光。
これでは伝わらんな、日本三景。
遊覧船に乗ればよかったんだけど。
松と島で松島。文字通り。
瑞巌寺五大堂。
♪エンヤートット エンヤートット 松島ーのサーヨー瑞巌寺ーほーどーのてーらーもないトーエー♪
「斉太郎節」と書いて「さいたらぶし」と読むが、今変換しようとたら、「最多ラブし」になった。
そんなにたくさんラブしたことない。
瑞巌寺にはお参りできなかったので、せめて五大堂だけでも。
日本三景。
この全国制覇の旅であと2カ所を紹介できるかというと、たぶんしないな。
「おくのほそ道」のことをすっかり忘れていた。
芭蕉は白河の関に続き、ここでも句を詠んでいない。
予は口をとぢて眠らんとしていねられず。
曾良は一句詠んだが、私は句を作ることができず、眠ろうとしたけれど眠れなかった。
自然が作った感動的な景観を言葉で表現することなどできやしない、ということなのだろうか。
松島や鶴に身をかれほとゝぎす 曾良
弟子は言葉で表現しちゃったけれど。
ちなみに、
松島や ああ松島や 松島や
これは「おくのほそ道」には載っていないし、後世の人が勝手に作ったものである。
本当は仙台から松島にかけて、芭蕉が訪れた地はたくさんあったのだ。
仙台城にも行っているし、国分町も通ったはずだ。
仙台では、
あやめ草足に結(むすば)ん草鞋(わらじ)の緒
という句を詠んでいる。
余裕がなくて、句碑をめぐるのをパスしてしまった。
「『おくのほそ道』を辿って」というタイトルをつけているわりには・・・ブレブレだね。
反省している暇はないのである。
写真を撮って回るだけで精一杯。ホントは高いところから見たほうがいいんだな、ここは。
天気もイマイチ、時間的にも薄暗くなりかけ、芭蕉の言う「松島は扶桑第一の好風にして」はとても伝えられない。
土産物屋でちょこちょこ食材を仕入れる。
ちょうど修学旅行生でごった返していて、レジも列ができてるし、焦る焦る。
さあ、神割崎へ直行。
有料道路から無料区間に入り、その後もずーっと北上川沿いの堤防を走る。
ああ、日が沈む。ずんずん沈む。待ってくれ、ゼウスよ。
途中でキャンプ場に電話を入れる。6時までなら大丈夫ですよ、と言われたが6時なんて真っ暗やん。
神割崎キャンプ場
結局着いたのは5時半すぎ。
本日の走行距離 255.9km
ここは無料ではない。入村料600円+テント一張り300円。
ゴミは分別収集あり。
オートサイトやログキャビンもあり、ファミリー向けにもなるし、ソロにも向いている感じ。
受付で説明を聞いて場内に入るが、灯りも少なく、車のライトが頼り。
ここは荷物の搬入が終わったら、管理棟前の駐車場に置きに来なければならない。
第1から第4キャンプ場まであるが、奥の方にある第4キャンプ場は遠い。
車を駐車場に置きに行って、歩いて戻れる気がしない。でも、誰かテント張ってるぞ。
第3には車で入る道が分からない。
第1はフラットな場所が見つからない。
第2はそもそもどこにあるかがわからない。
真っ暗な中、再び受付に戻って泣きついてみた。
その結果、第1キャンプ場のサニタリー(トイレ、シャワー棟)の前が広くてお薦めだと。
改めて入ると、少し目が慣れてきたこともあり、いい場所が見つかった。
とにかく荷物を下ろし、車を駐車場に置き、歩いて戻った。
最初はノロノロと車を走らせていたので遠く感じたが、実際に歩いてみると徒歩2分というところか。
まずランタンをつけ、ヘッドライトを頼りにテント設営。
これは初めての体験やなぁ。
おじさんのソロキャンプ史上最も遅い到着やからなぁ。
1杯目のビールが7時前。
設営よりも場所決めに時間かけすぎたからなぁ。
さあ、宮城の夜の一人宴会、始めるぞ。
急いで炭を熾す。炭が熾るまでに、
炙り牡蠣。
仙台城の売店のお姉さんお薦めの笹かまぼこ。
ちょうどいい弾力。一つしか買わなかったのを悔やむ。
そして、炭がいい具合になった。今日のメインだ。
厚切り牛タン。
炭で焼く。
かじりかけの写真しかなかった。おいしそうに見えず、申し訳ない。
三角あげ。これも炭火で焼いて、醤油をかけて食べた。
あれ?こんなものか?
もっと食べた気がするが、写真がない。
普段なら明るいうちにまず撮影だけしてしまうのだが、今回はそのタイミングがなかったからか。
まあ、牛タン食べたし、いいか。
芯タンというのは、牛の舌の奥の方の軟らかいところだそうな。
しかし、うまかったな。いや、馬より牛が勝ったな。昨日の馬は砂まみれだったからな。
値段はわずかに馬勝ったけどな。
あとは、まったりと焚き火をして過ごした。
短い夜になったが、何とか落ち着けてよかった。
朝になったら、場内を散歩してみよう。
今日は疲れた。
朝露を避けるため、普段は寝る前に車に放り込むのだが、今日はそうは行かない。
テントの前室と後室をフルに使ってかなりのものを片付けた。
酔いながらでも結構やるものだ。
それでは、おやすみなさい。
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
2018.10.5
おはようございます。
目覚めは5時前。
Googleに「日の出時刻は?」と聞くと、即座に「5時33分です。」という返事。
東に太平洋が広がるこの地、見ない手はないぞ。
ベストポジションを探しにウロウロ。
母恋岬という先っちょの場所を見つけた。
ちょっと雲が多いな。
ちょうど太陽が昇ってきた。
実は母恋岬より、自分のサイトに近い場所のほうがベストポジションだったようだ。
おじさんのサイトはこんな場所。
トイレなどがあるサニタリーと呼ばれる建物辺りから。すぐ近くだ。
濡れて困るものはすべて隠してある。
少し散歩してみた。
これがサニタリー。左が男、右が女のトイレ及びシャワー室。間が洗面所。
シャワーは3分200円。ちょっと高いかな。
ログキャビン。手前の棟には客がいた。
炊事棟の中。広い。全く使ってないけど。
昨日はわからなかった、第2キャンプ場。台風24号の爪痕らしい。
全体像はこんな感じ。かなり広い施設だと分かる。
歩き回ってわかったが、フリーサイトは第1がおじさんを含めて4組。ばらばらな場所だけど。
第2がゼロ。第3と第4が1組ずつ。という感じかな。
到着時は真っ暗でよくわからず、来て損した~とか思っていたけど、いいところじゃないか。
乗り入れできずに900円はちょっと高い気もするが。
さあ、朝食。
温麺。うーめんと読む。素麺とは製法が異なり折れやすいので、短く切り揃えているらしい。
宮城県南部の白石市の特産品。
これは松島で買ったもので、あかもくという海藻を練り込んでいるのでこんな色。
温麺と書くが、必ずしもにゅうめんのように温かくして食べるものではなく、おじさんは素麺風にして食べた。
まだ時間が早いので、コーヒーも碾いて淹れてみた。
写真はないが。
天気がいいので、露に濡れたテントも乾いてきた。
車をとってきて、積み込むとするか。
今日は岩手県まで行く。このまま気仙沼辺りまで海岸沿いを走ることにする。
憂いが一つあって、台風25号が向かってきている。
明後日あたりがかなりヤバそうだ。
どうやり過ごすかが、今の一番の課題。
とにかく出発だ。
本来は出発したら次のページになるのだが、すぐ近所なのでそのまま載せる。
キャンプ場の名前が神割崎なので、その場所に立ち寄った。
キャンプ場から車で1分。
土地の所有権を争う人々を鎮めるために、神が岩を割いて裁きをしたという神割崎。
2月中旬と10月下旬の1週間程だけ、この隙間から日の出が見えるそうな。
10月上旬じゃ無理だったな。
それではホンマに出発するぞ。
風呂に入りたい。
Googleの音声入力は便利だ。ほとんど正確に聞き取ってくれる。
この旅でも大活躍してくれた。
「近くの温泉」と言うと、ちゃんと「のんびり温泉」を教えてくれたぞ。
車で6分ほどの「サニーランド湖南」は石けんやシャンプー持参と聞いたのでやめた。
「のんびり温泉」はキャンプ場からは40分ほどかかるから、決して近くはない。
でも、まあ次に行くルート付近だから全然大丈夫。
というわけで、「のんびり温泉」。平日は600円。
まあ、普通だけど。
出てから、パノラマ大露天風呂というのがあることに気づいた。
ちゃんと服を着て、迷路のような通路や階段を通ってやっと発見。
まあ、大きい露天風呂だけど。パノラマというには景色がさっぱり見えないが残念。
写真では見えそうなんだけど、木が茂りすぎてたのかなぁ。
旅の行き帰り以外、高速道路は極力使わない方針だが、今日はそうは言ってられない。
距離もさることながら、観光に時間をかけたいというのがある。
既に10時を大きく回っていることもある。早起きしたのに、ゆっくりしすぎたか。
東北自動車道で、北上。一気に仙台を目指す。
【宮城県】
最初の目的地は、仙台城。いわゆる青葉城。
♪広瀬川~流れる岸辺~想い出は~帰らず~♪
駐車場が1時間で400円なので、タイムリミットを1時間としよう。
伊達政宗像。
写真や映像で見かけるのはこの角度ばかりなので、
裏側からとか、
正面からとか、
お尻からとか。
ちゃんと現地で撮った証拠。
仙台は大都会だ。
真ん中の白いものは?
でかっ! 仙台大観音。身長100m。ウルトラマンの2.5倍。
本丸の遺構。
時間的に食事は無理そう。
でも、宮城グルメをいくつか買えたのでよかった。
その中で、
ずんだ団子。
店のおじさんが若い観光客を捕まえては、やれケンミンショーで紹介されただの、やれ乃木坂46も食べに来ただの、調子よく売っていた。
「ずんだ」と「もちこ」。そのままやん。
しかし、作者は「アンパンマン」のやなせたかし先生。
車に戻り、写真だけ撮ってすぐに食べた。
まさかこれがこの日の昼食になろうとは。
こんなのも買ったが、これはおみやげ。
さあ、スーパーを探して松島に向かわなければ。
ナビ子が渋滞を回避するルートを見つけてくれたのはよかったが、おかげですごい町中を通ることに。
まずは住宅街の坂地獄。
仙台ってこんな坂の町だったんだ。
坂の町でも、たとえば神戸は山から海に向かって坂になってるなぁ、とわかる。
しかし仙台は角を曲がると、突然すごい坂が現れる。
傾斜もエグいし、長い。
仙台城は高いところにあるから、基本下り坂が多かったが、登るのも結構大変そう。
ちょうど教習所の車を見かけたが、仙台では坂道発進の技術習得は必須だな。
そしてもう一つ、路上駐車地獄。
というか、仙台は路駐天国なのかな。至る所で路上駐車の車を見かける。
ちゃんと路駐のスペースがあちらこちらに設けられている。
繁華街の国分町では狭い道路でさらに路駐。
おじさんの前に右折して入ってきた車、まさかこのスペースに?という所に縦列駐車で入れようとして苦戦。
こっちは急ぐ気持ちで運転しているのに、しっかり時間をかけて停めた。
仙台の教習所では、縦列駐車の技術習得も必須だな。
ようやくイオンに到着。
もう3時だ。やばいぞ。
松島までは30分としても、キャンプ場はさらにそこから1時間。
とにかく松島にたどり着いた。
駐車場はたいてい1時間300円。1時間もおらんのに・・・。
と思っていると、土産買ったら無料というところがあったので、そこに駐車。
もう小走りで松島観光。
これでは伝わらんな、日本三景。
遊覧船に乗ればよかったんだけど。
松と島で松島。文字通り。
瑞巌寺五大堂。
♪エンヤートット エンヤートット 松島ーのサーヨー瑞巌寺ーほーどーのてーらーもないトーエー♪
「斉太郎節」と書いて「さいたらぶし」と読むが、今変換しようとたら、「最多ラブし」になった。
そんなにたくさんラブしたことない。
瑞巌寺にはお参りできなかったので、せめて五大堂だけでも。
日本三景。
この全国制覇の旅であと2カ所を紹介できるかというと、たぶんしないな。
「おくのほそ道」のことをすっかり忘れていた。
芭蕉は白河の関に続き、ここでも句を詠んでいない。
予は口をとぢて眠らんとしていねられず。
曾良は一句詠んだが、私は句を作ることができず、眠ろうとしたけれど眠れなかった。
自然が作った感動的な景観を言葉で表現することなどできやしない、ということなのだろうか。
松島や鶴に身をかれほとゝぎす 曾良
弟子は言葉で表現しちゃったけれど。
ちなみに、
松島や ああ松島や 松島や
これは「おくのほそ道」には載っていないし、後世の人が勝手に作ったものである。
本当は仙台から松島にかけて、芭蕉が訪れた地はたくさんあったのだ。
仙台城にも行っているし、国分町も通ったはずだ。
仙台では、
あやめ草足に結(むすば)ん草鞋(わらじ)の緒
という句を詠んでいる。
余裕がなくて、句碑をめぐるのをパスしてしまった。
「『おくのほそ道』を辿って」というタイトルをつけているわりには・・・ブレブレだね。
反省している暇はないのである。
写真を撮って回るだけで精一杯。ホントは高いところから見たほうがいいんだな、ここは。
天気もイマイチ、時間的にも薄暗くなりかけ、芭蕉の言う「松島は扶桑第一の好風にして」はとても伝えられない。
土産物屋でちょこちょこ食材を仕入れる。
ちょうど修学旅行生でごった返していて、レジも列ができてるし、焦る焦る。
さあ、神割崎へ直行。
有料道路から無料区間に入り、その後もずーっと北上川沿いの堤防を走る。
ああ、日が沈む。ずんずん沈む。待ってくれ、ゼウスよ。
途中でキャンプ場に電話を入れる。6時までなら大丈夫ですよ、と言われたが6時なんて真っ暗やん。
神割崎キャンプ場
結局着いたのは5時半すぎ。
本日の走行距離 255.9km
ここは無料ではない。入村料600円+テント一張り300円。
ゴミは分別収集あり。
オートサイトやログキャビンもあり、ファミリー向けにもなるし、ソロにも向いている感じ。
受付で説明を聞いて場内に入るが、灯りも少なく、車のライトが頼り。
ここは荷物の搬入が終わったら、管理棟前の駐車場に置きに来なければならない。
第1から第4キャンプ場まであるが、奥の方にある第4キャンプ場は遠い。
車を駐車場に置きに行って、歩いて戻れる気がしない。でも、誰かテント張ってるぞ。
第3には車で入る道が分からない。
第1はフラットな場所が見つからない。
第2はそもそもどこにあるかがわからない。
真っ暗な中、再び受付に戻って泣きついてみた。
その結果、第1キャンプ場のサニタリー(トイレ、シャワー棟)の前が広くてお薦めだと。
改めて入ると、少し目が慣れてきたこともあり、いい場所が見つかった。
とにかく荷物を下ろし、車を駐車場に置き、歩いて戻った。
最初はノロノロと車を走らせていたので遠く感じたが、実際に歩いてみると徒歩2分というところか。
まずランタンをつけ、ヘッドライトを頼りにテント設営。
これは初めての体験やなぁ。
おじさんのソロキャンプ史上最も遅い到着やからなぁ。
1杯目のビールが7時前。
設営よりも場所決めに時間かけすぎたからなぁ。
さあ、宮城の夜の一人宴会、始めるぞ。
急いで炭を熾す。炭が熾るまでに、
炙り牡蠣。
仙台城の売店のお姉さんお薦めの笹かまぼこ。
ちょうどいい弾力。一つしか買わなかったのを悔やむ。
そして、炭がいい具合になった。今日のメインだ。
厚切り牛タン。
炭で焼く。
かじりかけの写真しかなかった。おいしそうに見えず、申し訳ない。
三角あげ。これも炭火で焼いて、醤油をかけて食べた。
あれ?こんなものか?
もっと食べた気がするが、写真がない。
普段なら明るいうちにまず撮影だけしてしまうのだが、今回はそのタイミングがなかったからか。
まあ、牛タン食べたし、いいか。
芯タンというのは、牛の舌の奥の方の軟らかいところだそうな。
しかし、うまかったな。いや、馬より牛が勝ったな。昨日の馬は砂まみれだったからな。
値段はわずかに馬勝ったけどな。
あとは、まったりと焚き火をして過ごした。
短い夜になったが、何とか落ち着けてよかった。
朝になったら、場内を散歩してみよう。
今日は疲れた。
朝露を避けるため、普段は寝る前に車に放り込むのだが、今日はそうは行かない。
テントの前室と後室をフルに使ってかなりのものを片付けた。
酔いながらでも結構やるものだ。
それでは、おやすみなさい。
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
2018.10.5
おはようございます。
目覚めは5時前。
Googleに「日の出時刻は?」と聞くと、即座に「5時33分です。」という返事。
東に太平洋が広がるこの地、見ない手はないぞ。
ベストポジションを探しにウロウロ。
母恋岬という先っちょの場所を見つけた。
ちょっと雲が多いな。
ちょうど太陽が昇ってきた。
実は母恋岬より、自分のサイトに近い場所のほうがベストポジションだったようだ。
おじさんのサイトはこんな場所。
トイレなどがあるサニタリーと呼ばれる建物辺りから。すぐ近くだ。
濡れて困るものはすべて隠してある。
少し散歩してみた。
これがサニタリー。左が男、右が女のトイレ及びシャワー室。間が洗面所。
シャワーは3分200円。ちょっと高いかな。
ログキャビン。手前の棟には客がいた。
炊事棟の中。広い。全く使ってないけど。
昨日はわからなかった、第2キャンプ場。台風24号の爪痕らしい。
全体像はこんな感じ。かなり広い施設だと分かる。
歩き回ってわかったが、フリーサイトは第1がおじさんを含めて4組。ばらばらな場所だけど。
第2がゼロ。第3と第4が1組ずつ。という感じかな。
到着時は真っ暗でよくわからず、来て損した~とか思っていたけど、いいところじゃないか。
乗り入れできずに900円はちょっと高い気もするが。
さあ、朝食。
温麺。うーめんと読む。素麺とは製法が異なり折れやすいので、短く切り揃えているらしい。
宮城県南部の白石市の特産品。
これは松島で買ったもので、あかもくという海藻を練り込んでいるのでこんな色。
温麺と書くが、必ずしもにゅうめんのように温かくして食べるものではなく、おじさんは素麺風にして食べた。
まだ時間が早いので、コーヒーも碾いて淹れてみた。
写真はないが。
天気がいいので、露に濡れたテントも乾いてきた。
車をとってきて、積み込むとするか。
今日は岩手県まで行く。このまま気仙沼辺りまで海岸沿いを走ることにする。
憂いが一つあって、台風25号が向かってきている。
明後日あたりがかなりヤバそうだ。
どうやり過ごすかが、今の一番の課題。
とにかく出発だ。
本来は出発したら次のページになるのだが、すぐ近所なのでそのまま載せる。
キャンプ場の名前が神割崎なので、その場所に立ち寄った。
キャンプ場から車で1分。
土地の所有権を争う人々を鎮めるために、神が岩を割いて裁きをしたという神割崎。
2月中旬と10月下旬の1週間程だけ、この隙間から日の出が見えるそうな。
10月上旬じゃ無理だったな。
それではホンマに出発するぞ。
東北編⑩「おくのほそ道」を辿って~旅のむすびに
東北編⑨「おくのほそ道」を辿って~逆ルートだけど~山形で最後の夜を。
東北編⑧「おくのほそ道」を辿るやつ再開~秋田県を一気に南下
東北編⑦ 次は津軽半島だ。竜飛岬に石川さゆりを聞きに行く。
東北編⑥ 強風の中、本州最北端を目指す~大間のマグロの味やいかに。
東北編⑤「おくのほそ道」は辿らずに、芭蕉未踏の地へ。台風接近、テント泊はできるのか?
東北編⑨「おくのほそ道」を辿って~逆ルートだけど~山形で最後の夜を。
東北編⑧「おくのほそ道」を辿るやつ再開~秋田県を一気に南下
東北編⑦ 次は津軽半島だ。竜飛岬に石川さゆりを聞きに行く。
東北編⑥ 強風の中、本州最北端を目指す~大間のマグロの味やいかに。
東北編⑤「おくのほそ道」は辿らずに、芭蕉未踏の地へ。台風接近、テント泊はできるのか?