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はむおじさん、全国制覇の旅に出る。

おじさんキャンパー、全国47都道府県でのソロキャンプの夢を達成できるのか?!
※沖縄県だけを残して迎えた2020年。コロナ禍に見舞われ、旅は中断。沖縄を残したまま2周目を始めたおじさんの記録をどうぞ。

東北編①「おくのほそ道」を辿って~予も漂泊の思ひがやまぬのだ

   

東北地方。
ずっと気になっていた。

東北には実は過去に2回行ったことがある。
最初は飛行機で花巻空港に飛び、レンタカーで岩手、山形、宮城。25年以上前の家族旅行。
2度目はときどき出てくるおっさんキャンプ仲間のM氏の導きで福島、山形。これは11年前。
結局、青森と秋田には足を踏み入れたことがない。ぜひ行かねばならぬ。


もう一つ気になる理由がある。

おじさんは「おくのほそ道」が好きなのだ。松尾芭蕉を敬愛しているのだ。
いろいろな所をさすらった芭蕉が、やっぱり気になって仕方のなかったのが東北なのだ。
敬愛している芭蕉が気になっていた東北なので、当然おじさんも気になっていたのだ。


だから今回の東北シリーズは、
①6県全てでテント泊をする
②各県のうまいものを食う
に加えて、
③芭蕉が訪れた地をおじさんも訪れる
という趣向で回りたいと思っている。



芭蕉のように、句の一つもひねって旅立てれば格好良いが、そのような才はない。




第1日目   2018.10.2


東北は遠い。
京都からだと、北陸に出て新潟を通過して、というルートが何となく普通なのかと思う。
しかし、そうはいかぬ。


やはり東北に行く限りは「白河の関」を越えなければ。


そのこだわりにより、太平洋側からぐるりと回るコースをとる。
しかも、芭蕉の出発点はどこだ。

江戸だ。

じゃあ、おじさんも江戸から旅立とうではないか。


というわけで、金はかかるが、高速を使ってどんどん東京に向かっていった1日目であった。


京滋バイパス→名神高速道路→新名神高速道路→伊勢湾岸自動車道→新東名高速道路→東名高速道路→首都高速

京都府→滋賀県→三重県→愛知県→静岡県→神奈川県→東京都


昼食は浜松SA。

のつもりだったが、あれ?

暗い。

台風24号の影響で停電中だと。
そういうこともあるのか。
食べる店はほとんどが閉店。


おにぎりでもパンでもいいや。
そんなもん、とっくに売り切れとるわ。


外のたこ焼きの屋台・・・。
みんな焼けるん待っとるわ。


もう、いい。先を急ぐ。

東北編①「おくのほそ道」を辿って~予も漂泊の思ひがやまぬのだ
写真だけ撮っておいた。
頭から湯気が出ているかのような雲だった。


結局、次の静岡SAで、一風堂のラーメン。
ちょっとしょうもないチョイスだった。
いや、一風堂がしょうもないと言っているわけではない。


新東名を走っているとき、例によって富士山が突然現れた。
4月に行ったときは、青空に映える青く明るい富士山だった。
今回も青空だったが、茶色く暗い富士山。
全く別の顔だった。
富士山のブラックな一面を見て、ぞくっとした。いや、ブラウンか。


どんどん快調に走っていったが、神奈川県の綾瀬市あたりで渋滞。

東京に入り、首都高速。
さっぱりわからん。どこをどう走っているものやら。
渋谷とか銀座とか有楽町とか六本木とか上野とか、聞き慣れた地名が標識に出てくる。
しかし、全く土地勘のないおじさんにはその位置関係が把握できない。

今回ばかりはナビ子に全面委任。いつになく頼もしいナビ子の姿がそこにあった。



目的地は千住。
なぜ千住かというと、「おくのほそ道」の出発点が千住ということになっているから。

隅田川を挟んで南が荒川区。
こちらには「素盞雄(すさのお)神社」があり、ここに句碑が建てられているらしい。

 行春(ゆくはる)や鳥啼(とりなき)魚の目は泪  芭蕉

らしい、というのは残念ながら間に合わなかったからだ。
夕方5時を少し回ってここに着いたが、門は閉ざされ、入ることができなかった。



千住大橋を渡り、北側は足立区。
橋からすぐのところに、「千住宿奥の細道プチテラス」がある。
東北編①「おくのほそ道」を辿って~予も漂泊の思ひがやまぬのだ

その正面で、第一芭蕉さん発見。
東北編①「おくのほそ道」を辿って~予も漂泊の思ひがやまぬのだ

東北編①「おくのほそ道」を辿って~予も漂泊の思ひがやまぬのだ
奥の細道矢立初の地とされている。


足立区と荒川区でいわゆる「千住論争」というのがあるらしい。
どちらが本当の出発地点なのか。
おじさんはどちらでも結構。要するにこの辺りから「おくのほそ道」がスタートしたことが分かれば十分。

芭蕉は見送ってくれた弟子や支援者とこの辺りで別れを告げ、弟子の河合曾良と二人で旅を始めたのである。

はむおじさんは誰にも見送られず、道の傍らに遠慮がちに車を停め、慌てて写真を撮って旅を始めたのである。


この日の宿は何とネットカフェ。芭蕉もびっくり。
車中泊でもよいのだが、適切な場所のリサーチができていないし、さすがにまだ時間が早すぎる。
夜の時間を持て余してしまう。
とは言え、もう運転はあまりしたくない。既に470km以上走っている。
とは言え、少しでも北上しておきたいという気持ちもある。


そこで、ここに決定。

【埼玉県】 

快活CLUB16号春日部店

写真を撮ったつもりで撮ってなかったようだ。

本日の走行距離、520.0km。


おじさんは地元の快活CLUBを利用したことがある。泊まったことはないが。

ナイト8時間パックで、税込み¥1543。
夕食は近所でさっさと済ませ、8時15分に入店。
ここはアルコールも販売しているので、ビールとハイボールを飲んで、少しだけ漫画を読んで、早めに寝た。
フラットの席なので、十分眠れる。
貸し出されているブランケットだけでは少し寒いので、持っていたインナーシュラフに入って寝た。

おやすみなさい。
疲れとアルコールの力で、コテン。


zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz


2018.10.3

おはようございます。
アラームが鳴る(振動する)前に起床。
インナーシュラフをたたんだり、返却するものを返したり、身支度をしているうちに4時15分が近づく。
8時間を超えると、少々追加料金が発生するので、それをケチるために慌ててチェックアウト。

何とこんな時間にも関わらず、ちょうど若い女性3人が来店してきたところ。
若い男性スタッフがそちらにかかりきりだ。
なぜか手続きに手間がかかっているようで、おじさんは一人で焦っていた。

少しして、中から女性スタッフが出てきておじさんに対応してくれた。
チェックアウトの時刻は、4時14分。利用時間、7時間59分とレシートに記されていた。
あぶねー。


車の荷物を整理し直して、さあ、出発。
まだ暗い埼玉県春日部市から、一気に福島県を目指す。




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この記事へのコメント
ども!
千住スタート編にお邪魔しました。
ブログを開設するに当たって、ご挨拶から始める方々が多いので、
はむさんならどんな始まりなのかな⁉︎と気になってなんです。
そしたら首都高に翻弄され、泊まりは快活クラブ…
実にはむさんらしいと安心しました(^^)

一輪駆動一輪駆動
2021年03月14日 20:29
一輪駆動さん、こんばんは。
こんな2年半も前の記事を覗きに来てもらってありがとうございます。
東北編のスタートですね。懐かしいな。
ネットカフェに泊まったのは、キャンプ旅史上ではこれが唯一の経験です。クルマが停められるネットカフェって、意外と少ないんですよね。

ちなみにこの記事はブログを始めて半年ぐらいの記事です。
ブログのスタートはこの年の4月の「まだ旅に出ていない」という記事なんですよ。
ご挨拶ではないけれど、旅への思いや自分なりのコンセプトなどを書きました。

はむおじさんはむおじさん
2021年03月14日 23:18
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