絶景ではないけど、旅で出会った建造物特集!①~城と神社仏閣編~

はむおじさん

2020年05月21日 10:52

「全国制覇の旅」をテーマ別にまとめる企画も最終回。

今回は旅で訪れた建造物を振り返ります。
ちゃんと行ってそれなりにレポートを書いた場所は、元のブログ記事にリンクを貼っておきます。興味のある方はそちらもどうぞ。


まずは・・・・


《城》

よく北から順にというパターンがあるので、今回は南から。



【熊本県】「熊本城」。加藤清正の城として有名。
2016年4月の熊本地震で大きな被害が出たが、急ピッチで修復が進められていた。
地震の破壊力は恐ろしいけれど、人間の力もすばらしいものだと実感。
2019年3月にテレビ朝日系列で放送された「お城好き1万人がガチで投票!お城総選挙」(以下「総選挙」)では第4位の人気。




【佐賀県】「名護屋城址」。朝鮮出兵に際して豊臣秀吉が築城。
現在は天守閣は残っていない。唐津城に移築されたらしい。

その【佐賀県】「唐津城」。運転中に見たが、写真は撮っていない。




【佐賀県】「吉野ヶ里遺跡」。写真は政治や神事の中心である「主祭殿」。
城かどうか迷ったが、「日本100名城」に選ばれているんだから間違いなく城だろう。




【広島県】「広島城」。毛利輝元が築城。別名、「鯉城」。
これは「全国制覇の旅」の本編ではなく番外編。写真も遠慮がち。「総選挙」でも第28位と遠慮がち。

この時のブログに、ガイドのご老人から聞いた話として、「おおざっぱに言って、黒い城は関ヶ原以前、白い城は徳川以降」と書いた。改めて調べてみると確かにおおざっぱで、かなり例外があることがわかった。ご老人もおおざっぱと言ってたし、いいか。




【岡山県】「備中松山城」
城に行ったわけではなく、城が見える場所に行った。竹田城ほど有名ではないが、ここも雲海に浮かぶ城として有名。「総選挙」19位。




【兵庫県】「竹田城」
これも城に行ったわけではなく、よく見える「立雲峡」から写真を撮った。雲海は季節や時間、気象条件が揃わないとなかなか見られないらしい。
そしてそういうときは、カメラマンと見物客でごった返すそうな。さすが「総選挙」第7位の人気。




【兵庫県】「姫路城」。別名・白鷺城。世界文化遺産。
たまたま信号待ちの車からフロントガラス越しに撮ったので、こんな色。「総選挙」では堂々の第1位。
日本の城で世界遺産に登録されているのは8城あるが、「古都京都の文化財」の中の「二条城」と「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の「首里城」など6城を除くと、単体で登録されているのは「姫路城」のみ。やっぱりすごい。





【愛知県】「犬山城」。2004年まで成瀬家の個人所有だったという珍しい城。
「全国制覇の旅」の最初に訪れた愛知県。宿泊はしたが観光にはどこも行かず、この犬山城の写真だけで通過してしまった。
はむおじさんの中では、初期の頃の「無計画」の象徴的存在として印象深い。「総選挙」15位。




【神奈川県】「小田原城」。戦国時代の関東の雄・北条市の居城。難攻不落の城郭で名高い。
これも番外編なので、写真は遠慮がちに。「総選挙」第13位。




【東京都】「江戸城(皇居)」のお堀。どう見ても江戸城の写真ではないが。
あまり時間もなかったので周辺をぶらっと歩いて終わってしまった。江戸城は「総選挙」第11位。




【福島県】「会津若松城」。別名・鶴ヶ城。
戊辰戦争の会津若松城の戦いでは新政府軍に包囲され砲撃を受け続けたが、一ヶ月持ちこたえた後落城したという。「総選挙」第16位。
ちょうど正面に見えたので、車停めたいなと思っていたらちょうど赤信号になってくれた。




【宮城県】「仙台城址」。別名・青葉城。伊達政宗以来伊達家の居城。
写真は本丸の遺構。ブログを見直したが、あまりちゃんと見学していないな。




【北海道】「五稜郭」。星形の城郭で有名。
展望台から見下ろさないと五稜郭の値打ちは半減してしまうね。展望台には土方歳三さんがいたよ。「総選挙」第8位。


ここに挙げた城はすべて「日本100名城」に選定されている。
改めて一覧表を眺めていたら、【青森県】「弘前城」、【滋賀県】「彦根城」、【島根県】「松江城」などは確実に運転中に見たし、少しルートを考えれば寄れた城はたくさんあったのになぁ。
「いつか100名城をめぐる旅をしてみたい」という友人もいるが、確かにそのテーマでの旅もいいなぁと感じたのだった。




《神社仏閣・教会》

写真を見返してみたが、思ったほどお参りしてないな。
はむおじさんは、おじさんのわりには信心深くないからな。いや、おじさんなら誰でも信心深いってわけでもないけれど。


城を南から辿ったので、今度は北から。
いきなり北海道はパスってことになるけど。



【岩手県】「中尊寺金色堂」。中尊寺は「平泉の文化遺産」として世界遺産に登録されている。奥州藤原氏三代ゆかりの寺。
この中央の建物が金色堂なのではなく、中に金色堂が展示されている現代の「鞘堂」。中は残念ながら撮影禁止。




【宮城県】「瑞巌寺五大堂」。日本三景の一つ、松島にある。
五大堂は海岸沿いにあるが、瑞巌寺自体は少し参道を登っていく場所。この日はとにかく焦りまくっていたので、それどころじゃなかったなぁ。





【秋田県】「蚶満寺」。象潟にある。「かんまんじ」と読む。
東北の旅は「おくのほそ道」をちょっとだけ辿ることにしていたので、ここも訪れることになった。芭蕉像の写真は撮ったけど、碌にお参りもしていない・・・・。




【山形県】「山寺(立石寺)」。芭蕉が「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」と詠んだ寺。
写真は奥の院。山の上までちゃんと登っていった証拠は残しておかないとね。




【福島県】「白河関跡」。奥に入っていくと「白河神社」がある。
「おくのほそ道」を辿るのが目的なので、どうしてもここから出発する必要があったのだ。もちろん、これから始まる旅の安全を祈っておいた。


芭蕉さんのおかげで、東北地方は青森県以外の5県が登場。

ただし、ここからがひどい。

関東地方、パス。
中部地方、パス。
近畿地方、パス。

日本の真ん中へん、ゴソッと抜けてる。見直したけど、ないなぁ。


強いて挙げるなら、


【静岡県】「秋葉神社下社」
これは「秋葉神社前キャンプ場」に行ったというだけだ。店(キャンプ場の受付を兼ねる)の右奥にたぶん神社があるはず。
お参りもしていないし、これはあかんな。




ちょっと気になったので(ネットで)調べてみた。文化庁発表の2019年度「宗教統計調査」によるものなので、間違いではないだろう。

神社が多い都道府県ランキングは、

1位 新潟県   
2位 兵庫県   
3位 福岡県
4位 愛知県
5位 岐阜県

だそうな。1位の新潟県は意外だな。明治時代ぐらいまで農業と海運業で新潟の経済は非常に発展しており、人口も東京よりも多い時代があったんだって。知らんかったな。


お寺が多い都道府県ランキングは、

1位 愛知県
2位 大阪府
3位 兵庫県
4位 滋賀県
5位 京都府

ここは愛知が独走。大阪よりも1000以上多い。その後には近畿勢が続く。奈良は意外にも16位。


神社+お寺が多い都道府県ランキングは、

1位 愛知県
2位 新潟県
3位 兵庫県
4位 福岡県
5位 千葉県 唐突なようだが、千葉県は神社も寺も第6位。

愛知県が多いというのは聞いたことがあった。
戦国時代に数々の戦の中心地であったため、戦死者の鎮魂や必勝祈願などの理由で神社仏閣が多数建てられたそうな。交通の要衝で人の往き来が多かったこともその理由であるという。

一番少ないのはダントツで沖縄県。ま、全く違う文化が発達した土地だから、これは当然。



ちなみに、神社は全国に約81,000、寺は約77,000ほどある。
全国のコンビニが58,000強、全国の公園が108,000強らしいので、神社仏閣はやはり多いのだ。



何が言いたかったかというと、ランキングでは福岡県を除いていずれも関東・中部・近畿地方なのに、訪れていないなぁ、ということ。
それだけ。

でも、知らなかったことを少し知れてよかった。

でしょ。押しつけか。



で、次はどこかというと、一気に中国地方へ。


【鳥取県】「白兎神社」
神話「因幡の白兎」に登場する「白兎神」を祀る。道の駅とつながっているので行きやすい。
大国主命と八上姫の婚姻を取りもったという話から、ラブストーリー発祥の地とも言われるらしい。




【島根県】「出雲大社」。大国主命を祀る。縁結びの神様としても超有名。
毎年十月には日本各地の八百万(やおよろず)の神々がこの地に集結するという。かなり密になると思うが、今年の十月はもう大丈夫だろうか。




【山口県】「元乃隅神社」。宗教法人に属していない個人所有の神社だって。
とにかくビジュアルにインパクトがあるので、日本人より外国人観光客のほうがよく知っているという噂もある。確かに神社と言うよりも観光地だね。



四国は有名な八十八ヶ所があるよね。



【徳島県】「霊山寺」。四国八十八ヶ所の一番霊場。
平日にも関わらず、たくさんのお遍路さんを見かけた。ここからスタート。




【香川県】「大窪寺」。四国八十八ヶ所の八十八番霊場。
八十八ヶ所めぐりのゴール地点。はむおじさんも「霊山寺」で旅の安全をお願いし、「大窪寺」で無事終えられたことの報告とお礼をした。ただし、中八十六ヶ所抜きだけど。ちゃんと巡っているお遍路さんに絶対怒られる。




【香川県】「竹居観音寺」。四国最北端竹居岬にあるお寺。奥まで行くと神秘的な岩屋が!
先端めぐりをしていなかったらたぶん行ってない・・・



そして、九州に渡る。




【福岡県】「太宰府天満宮」。天神様(菅原道真公)を祀る学問の神様。
はむおじさんは高校時代の修学旅行以来の参拝となった。飛梅も見たし、お石の茶屋で梅ヶ枝餅も食べた。もちろん旅の安全もお祈りした。




【福岡県】「桜井二見浦の夫婦岩(櫻井神社)」。夫婦岩と鳥居が観光スポットになっているが、歴とした櫻井神社の社地。
夕陽の時間に行けたらすばらしい絶景に出会えるフォトジェニックな場所。「フォトジェニック」という言葉を使ってみたかっただけ。
はむおじさんの住む京都府城陽市にある「松本神社」は潤くんのファンが必ず訪れる場所と言われているが、それなら「櫻井神社」には翔くんファンが大挙して訪れるのであろうか。




【長崎県】「平戸ザビエル記念教会」。平戸に数多く存在するキリスト教会の一つ。このフォルムが実にフォトジェニックなんだなぁ。(また言うた)
おじさんはここで光の輪を見たのだが、よかったらブログの記事に飛んでみてくださいませ。


ここでのフォトジェニック・スポットと言えば、(また言うた)


「寺院と教会の見える風景」。東洋と西洋の建築物が融合した風景。
手前のお寺は正宗寺・光明寺・瑞雲寺。どれがどれかはちょっとわからない。




【鹿児島県】「御崎神社」。本土最南端の佐多岬の展望台への道の途上にある。
拝んだおかげで、無事に展望台まで辿り着けた。




【宮崎県】「鵜戸神宮」。日南海岸沿いにある、有名なパワースポット。怒濤寄せ来る海岸を背景に、鮮やかな赤い手すりがこれまたフォトジェニック!(もうええやろ)
この洞窟の中に本殿がある。霊石亀石に運玉を投げ込むという運試しに挑戦した。結果はブログでどうぞ!誰が興味あるねん。



完結編にするつもりだったが、まだ無理だな。
次でいよいよ終わるのだろうか。


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