山陽地方編③「おいでませ 山口へ」その2~山口は見どころ満載。
第3日目 2019.1.24
昨日は昼飯も食べずにひたすら移動した。
今日こそは山口県をもっと楽しもうではないか。
ところでタイトルに使った「おいでませ山口へ」。
一定年齢以上の方ならテレビのCMで聞いたという記憶があるかもしれない。
いや、地域にもよるのか。
おじさんは確かに子どもの頃からこのフレーズを知っていた気がする。
「おいでませ」の「で」にアクセントがある。
さらに、「山口」の「や」の音が少し高い。
このように記憶しているが、合っているだろうか。
今日は日本海に面する小田大浜を出発し、本州の西の端っこを通りながら関門海峡に達し、泊まりは瀬戸内海に面した山口県東部まで行く。
しかも行きたいところにも行く。
最初は車で30分ほどにある、ここだ。

元乃隅稲成神社。逆方向に戻る感じになるのでちょっと無駄な気もしたが、近いというので寄った。

この赤い鳥居が並ぶ風景がウケているらしい。
鳥居の数は123基。京都の伏見稲荷大社とは比較するべくもないが、一つだけ勝っている点がある。
それは、もちろん背景の海。
写真ではイマイチだが、コバルトブルーの海をバックに真っ赤な鳥居が並ぶ景色はなかなかのものだ。
2015年、アメリカのCNNが「日本で最も美しい場所31」に選んでから、外国人観光客人気に火が付いたらしい。
だから日本人はあまり知らなくても外国人にはかなりの人気だという。

最近になって観光地化したから、神社とは思えない新しさ。
安産と勝負事の神様らしい。
やはり新しすぎると有り難みに欠ける。

行くしかない。

下から見上げてみた。

岩に少しだけ水しぶきがかかっているのがおわかりだろうか。
いや、わからん。

龍宮の潮吹と言われるところだが、なかなかしぶきが上がらなかった。しかも写真がヘタ。
ここは駐車場も新しくて広い。しかも300円もとる。
こんな季節の平日だからガラガラだったけれど、あんなに広い駐車場が埋まるのだろうか。
それなりに山道を走らなければ行けない場所なのだが。

雲が多い。ここまでほとんど晴れだったが、今日はどうなんだ?
さて、先を急ぐ。ここから40分ほどで次の目的地。

角島大橋。車のCMでも使われた。

車が来ないのを確認して、正面から撮ってみた。

橋を渡って、角島側から撮ってみた。

戻って、別角度の展望台から撮ってみた。

晴れてきて海がコバルトブルーに輝いている。

記念撮影するような場所にあるオブジェ。
ここの駐車場は無料。そう来なくっちゃ。
もちろん橋も無料。
近くに角島大橋が見渡せるカフェレストラン「晴ル家」があり、そこでコーヒーでも飲もうかと思っていたが、開店前だった。
うん、十分堪能した。
さて、そこでクイズです。

「特牛」は地名ですが、何と読むでしょう。
答えは写真を拡大すると書いてあります。
見にくかったらいけないので一応、書いておこうか。
「こっとい」
当てずっぽうでは一生読めんやつや。「東一口」レベルやな。
特にすごい牛を育てている地域でない。
看板にあるように、イカの特産地。
この後、道の駅「北浦街道ほうほく」で買い物をした。
ここは本気のところ。いや、他のところがやる気ないとは言うてないけど。
これで買い物終了でもいいぐらい。
下関に向けて南下する途中で、迷ったが諦めた場所がある。
毘沙ノ鼻という場所なのだが、ここは本州最西端の地なのである。
本州最北端の大間崎、最南端の潮岬は行った。
でも、最東端行かなかったんだよね。岩手県の魹ヶ崎(とどがさき)だったんだよね。
東北シリーズの時、三陸海岸のほう、行かなかったんだもんね。
残念だったけど、どうしてもそういうコースは組めなかったんだよね。
これで最西端に行ったらどうなる?
北と南と西は行って、東だけ行ってない。
てんびん座のおじさんはバランス感覚を重視するタイプなのだ。
これは、あかん。バランスを欠く。
何より、最東端に行かなかったことを、改めてめっちゃ後悔する。
また行ったらええやん、って? まあそうやけど。
ま、時間の制約が一番の理由ですな。
次の目的地は、ここ。

下関の「火の山公園」山頂。

関門海峡が見渡せる。

関門橋の拡大。
思っていたよりも本州と九州の近いこと。
調べてみると、関門橋は1068m。
さっき渡ってみた角島大橋が1780mだから、関門橋のほうが700mも短い。
ちなみに角島大橋は、日本で10番目に長い橋だそうな。
関門橋は渡らなかったのか?
だって渡ったら九州やん。
今度九州シリーズに行くときに、「ついに関門海峡を越えて九州に上陸した~!」という興奮がなくなるやん。
それはそうと、この火の山公園。

こんなものがある。
戦艦大和の主砲弾。

砲台跡。
ここには明治時代、砲台が築かれて下関要塞の軍事拠点であったらしい。(Wikipediaによる)


こういう設備の跡がいくつもあった。
またまた平和学習をしてしまった。真面目やなぁ、相変わらず。
関係ないが、この山頂にはこのとき、おじさんとは別に若いカップルがデートしていたのだった。
気を遣って離れるように移動していたのだが、なぜかあちこちで出くわしてしまい、勝手に気まずい気分になっていたのだった。
もう昼食の時間だな。場所はもう決めてある。
でもその前に「壇ノ浦古戦場」に寄ろうと思っていた。
言わずと知れた平家滅亡の地。
「平家にあらずんば人にあらず」とまで言われ隆盛を極めた平家が源義経軍に壊滅させられた場所を見ておこう。
なんかナビ子が変な道を案内する。合ってるん?
やっと広い道路に出て、えーっと、あれやん、あれ。なんか銅像みたいなんあったで。駐車場はどこ?
と言うてる間に通り過ぎてしもた。
仕方ない、先に昼食。後でまた通るはずや。
昼食場所はここ。

唐戸市場。関門海峡に面した魚市場。
この2階にある、この店。

「市場食堂よし」。ここでふく刺定食1200円。
と思ったら、あれ?本日は終了しました?
14時までのはずが・・・。あ、ラストオーダー13:30か・・・。
いや、まだ13:20やのに。
店の中にまだ客がいっぱいいるのが悔しい。
隣の回転寿司にするか。いや、海転寿司になってるな。
でも、ここはもう既に満杯。待ち時間を過ごす暇はない。
魚市場の1時半って、もうほぼ終わりなんやね。
まだ開けてる店もあるけど、というぐらい。
お寿司でも買えたら、と思ったがそれも売り切れ。
残念。
でもここで諦めたら、今日も昼飯抜きになる予感。

関門橋が近くに見える。
ジャーン。

ふく天丼。1260円。
唐戸市場の隣にある「カモンワーフ」という大きな商業施設の「ふくの関」でやっとありつけた。

ふくだらけ。
海の向こうは九州。門司の町。
さっきから「ふく」と表記しているが、下関ではあの魚を「ふぐ」ではなく、「ふく」と呼ぶ。
「ふぐ」は「不具」「不遇」に通じ、「ふく」は「福」に通じるという縁起かつぎのようだ。
世の中は澄むと濁るの違いにて、福に徳あり、ふぐに毒あり。
世の中は澄むと濁るの違いにて、刷毛に毛があり、禿げに毛がなし。
世の中は澄むと濁るの違いにて、人は茶を飲み、ぢゃ(蛇)は人を飲む。
世の中は澄むと濁るの違いにて、意志が濁れば意地になり、口が濁れば愚痴になる。
なんて、ことば遊びも昔からありますな。
いかん、もう2時を大きく回っている。ことば遊びをしている場合ではない。
キャンプ場まで、下道で3時間半。高速を使って3時間弱。
う~ん、30分ほどの差なら高速は使わない主義だが、この時間の30分は大きい。
着く頃に日が沈むかどうかだ。
よし、高速に乗ろう。
カモンワーフを出るときに、こんな看板を見た。

巌流島へ10分で行ける! うさぎの島より近いぞ。
あの巌流島。
アントニオ猪木とマサ斉藤が2時間以上の死闘を演じた、あの巌流島!
いやいや、それはプロレスマニアだけやって。
一般的には宮本武蔵と佐々木小次郎が対決した場所。
ちょっと行きたかったなぁ。そんな近いんか。
赤い鳥居の神社やめたら行けたかなぁ。
そうや、壇ノ浦。下関は見どころ満載やなぁ。ここで1日過ごせるなぁ。

壇ノ浦古戦場後。
この道は中央分離帯があって、逆ルートでは非常に入りにくいわけだ。
だからナビ子も変な道を案内したのか。
奇跡的に車が詰まって停車したので、パチリ。
グビ子の予想到着時刻は17時。ナビ子はまた19時40何分とか訳のわからんことを言うてる。
もうスーパーには寄らない。ビールも酒も買ってある。食べるものも十分。
中国道を走り、熊毛ICで降りてからさらに1時間。
ガソリンが不安だったので、途中で入れて、キャンプ場到達。
ほぼ予想通りの17時5分。
この季節、5時過ぎならまだ明るくて助かる。
本日の走行距離、271.0km。
中の浦海水浴場キャンプ場
誰もいない。完ソロになる予感。実際完ソロになった。

海岸のだだっ広い浜辺。東屋が三つある。
ここでもよかったのだが、トイレに近いこっちにした。

道を隔てた芝生。

アスファルトの部分は駐車場なのであろう。その向こうにきれいなトイレ。
この駐車場の端っこに停めてセミオート。っていうか、横付け。
一気に暗くなってきた。
ここ連日、テントを張る作業をしながら、ラジオで大相撲中継を聞いていた。
この十二日目は、玉鷲が白鵬を破って優勝争いのトップに並んだ日。
さあ、玉鷲の優勝を祈って宴会を始めよう。(この時点ではまだ優勝するって知らなかったわけだ)

ふくちぎり天。
炭火で炙った。さつま揚げを小さくした感じの食感。ふく、はどこにいるのかちょっとわからなかった。

むつみ豚。萩のブランド豚。これは昨日買った。
炭火で焼いて食べた。4本でもかなりのボリューム。

クイーン、という名のレタス。
長門は結構レタス推しだった。

ハモの南蛮漬け。
山口県は全国でも有数のハモの産地。
ハモもだけど、玉ねぎのマリネの味がちょうどよくて美味。
※読者の中に記憶力のいい方がいらっしゃったら、「ハモの南蛮漬け」は昨日食べていたではないか、二日連続食べたのか、という疑念を持たれたかも知れません。私の記憶違いで、食べたのはこの日だったようです。買ったのは前日でしたが。すみません。昨日のページ、直しておきました。

長州巻。長州マキ。長州リキではない。わかっとるわ。
長州力の名前が出ただけで、♪チャーチャーチャチャーン チャチャチャチャチャチャチャ チャーチャーチャチャーン♪
「パワーホール」が頭の中で再生されるよね。
切れてるのかな。

切れてないっすよ。
自分で切ったっすよ。
ゴボウ巻きといえば、普通はゴボウをかまぼこのような練り物で巻いてあるんだけど、これはちがったな。ウナギで巻いてあるバージョンでもない。
なんか、鶏肉のような食感だった。しかもゴボウのなかにさらにはんぺんのようなものが仕込まれている。
正体を知りたいと思って検索するが、どうもヒットしない。
そもそも「長州巻」が出てこない。
必死で画像検索したら、ついに見つけた。メーカーは違うが、長州巻という名称で商品紹介があった。
「蒲鉾をごぼうと鳥皮で包み甘辛く味付けしてあります。ご飯のおかずの一品に、お酒の肴にぴったりです。」
これだ。間違いない。
スッキリした。リキラリアットがまともに炸裂したぐらいのスッキリ感だ。
確かに酒によく合う。
酒はまず、これ。

ふくの絵でわかるとおり・・・・

ひれ酒。
燗して飲んだ。香ばしくておいしい。
買った店のおばちゃんが、ひれはもう一回使えるからね、というアドバイスをくれたので、

「山頭火」。これを半分冷やで飲んで、残りにひれを入れて、燗酒にした。
種田山頭火。山口県出身(今の防府市)。
無季自由律俳句の俳人。
歩かない日はさみしい
飲まない日はさみしい
作らない日はさみしい
ひとりでゐることはさみしいけれど、
ひとりであるき、ひとりで飲み、ひとりで作ってゐることはさみしくない。
これは俳句ではないが、いい言葉だと思う。
ソロキャンプをする人間の心に迫ってくるものがある。
山頭火の人生も、多くの時間をソロキャンプに費やしていたようなものだからな。
山口県で酒と言えば、やっぱりこれかな。

獺祭 純米大吟醸50。4合瓶で1500円ぐらい。

写真が酔っぱらってるみたい。
腹も膨れてきて、酒のあては専らこれだった。

ふぐ骨せんべい。

しいたけわさび。どこにでもあるような気もするが、一応わさびの生産量第8位。
結局食べずにお土産になったもの。

萩かまぼこ。

ふくソーセージ。
簡単に食べられるものだったが、もうお腹いっぱいで。

これは最初からお土産のつもり。ふくめしの素。

山口のういろう。名古屋のものとは別物らしいが。これもお土産。
それにしても静かだ。
風もほとんどない。海沿いとは思えないほど、波も静かだ。
すぐ近くに民家はあるが、全く音がしない。目の前は道路だが、車も通らない。
星が恐ろしくきれいだ。知ってる星座が少なすぎて残念だといつも思うのに、勉強していない。
BGMを流しながら、焚き火も十分楽しんだ。
それでは、このへんで。
おやすみなさい。
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
あれ?
ウォークマンにつないだスピーカーから音がしてる。
しまった、Uruちゃん聞きながら寝落ちしたようだ。
3時間近く無駄に流れてたか。
せっかく充電したのに、明日は持たないかも。また充電せなあかん。
あ、Uruちゃんについてはまたいずれ。
再びおやすみなさい。
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
2019.1.25
おはようございます。
6時半頃から外で人が動いている気配がする。
会話も聞こえる。
どうやらここの管理人さんらしい。
7時前にのそのそとテントから出てきて、ご挨拶。
管理人さんは、花に水をやっていた。
ここで衝撃の事実が。
管理人「まだしばらくここに泊まりますか。」(もう少し方言っぽかったけど)
はむおじさん「いえ、テントを片付けたら帰ります。」
管「それならばいいけれど、ここはテントを張ってはいけないところなのです。」(もっと方言っぽい言い方で)
は「え、そうだったんですか。インターネットで調べたらいいと書いてあったので・・・」
管「インターネットなど、適当にむちゃくちゃ書いているのです。」(こんな標準語っぽい言い方ではなく)
は「そうとは知らず、申し訳ありませんでした。あっちの海岸のほうならよかったんですね。」
管「いや、あっちも本当はダメなのです。ここは本来公園であって、キャンプ場ではないのですから。看板見ませんでしたか。」(これを山口弁に直して)
は「すみません。看板には気づきませんでした。キャンプ場ではないというのは海水浴場だからですね。」
管「いや、海水浴場でもありません。勝手に泳いだり、あっち側にテントを張る分には黙認していますが。すべて自己責任で。」(もっと人間味のある話し方で)
面倒なので要約すると、キャンプもできる海水浴場にする計画だったが、諸条件がクリアできず、認可が下りなかったということだ。資金面も無理が出てきたので、いかにも海水浴場らしい足洗い場や東屋なども作ったが、断念して公園という形になっているらしい。
この管理人さんもここの生まれだが、大阪で50年ぐらい過ごしていて戻ってきたら、ここの区長さんに管理を頼まれて断れなく引き受けているとおっしゃっていた。
ええええええっ。そうなん。
それは知らんかった。
この後、管理人さんの話が結構長く続いた。管理人さんとしては、別に泳ごうがテント張ろうが全然構わないそうな。
ただ、たまに苦情を言ってくる人がいるのだけが困るとのこと。今回私がテントを張った場所も別にいいのだが、トイレが近いこともあり、以前に海水浴の女性がトイレに行くときに、近くにテントを張っているやつらと嫌な感じになって苦情を言ったらしい。
最初は怒られるかと思ったが、全然そんな感じじゃなく、やさしくいろんな話をしてくださった。
ただ、後で調べると、上関町観光協会のHPには「中ノ浦海水浴場」と書いてあり、「夏は海水浴、春や秋はキャンプ、バーベキューが楽しめます。」という文章が載せられている。少し管理人さんの事実誤認があるかもしれない。
いずれにせよ、はむおじさんはちゃんとマナーを守る正しいキャンパーだということを理解していただけたらしく、気持ちよく旅立つことができたのであった。
あ、朝食は用意してなかったので、コーヒーだけ淹れた。

いい感じ。

サイトはこんな感じで。

正面から。奥の茂みのあたりで管理人さんが草刈りをしている。ちょっと見えないな。

今日もいい天気になりますように。
テントはやはり霜が降りていた。もう待たずにあっさりと諦めてビニール袋だ。
何やかんやでもう9時前かよ。
それでは、岡山に向けて出発。
忘れてた。「東一口」は「ひがしいもあらい」と読みます。一生読めへんやつ。
昨日は昼飯も食べずにひたすら移動した。
今日こそは山口県をもっと楽しもうではないか。
ところでタイトルに使った「おいでませ山口へ」。
一定年齢以上の方ならテレビのCMで聞いたという記憶があるかもしれない。
いや、地域にもよるのか。
おじさんは確かに子どもの頃からこのフレーズを知っていた気がする。
「おいでませ」の「で」にアクセントがある。
さらに、「山口」の「や」の音が少し高い。
このように記憶しているが、合っているだろうか。
今日は日本海に面する小田大浜を出発し、本州の西の端っこを通りながら関門海峡に達し、泊まりは瀬戸内海に面した山口県東部まで行く。
しかも行きたいところにも行く。
最初は車で30分ほどにある、ここだ。
元乃隅稲成神社。逆方向に戻る感じになるのでちょっと無駄な気もしたが、近いというので寄った。
この赤い鳥居が並ぶ風景がウケているらしい。
鳥居の数は123基。京都の伏見稲荷大社とは比較するべくもないが、一つだけ勝っている点がある。
それは、もちろん背景の海。
写真ではイマイチだが、コバルトブルーの海をバックに真っ赤な鳥居が並ぶ景色はなかなかのものだ。
2015年、アメリカのCNNが「日本で最も美しい場所31」に選んでから、外国人観光客人気に火が付いたらしい。
だから日本人はあまり知らなくても外国人にはかなりの人気だという。
最近になって観光地化したから、神社とは思えない新しさ。
安産と勝負事の神様らしい。
やはり新しすぎると有り難みに欠ける。
行くしかない。
下から見上げてみた。
岩に少しだけ水しぶきがかかっているのがおわかりだろうか。
いや、わからん。
龍宮の潮吹と言われるところだが、なかなかしぶきが上がらなかった。しかも写真がヘタ。
ここは駐車場も新しくて広い。しかも300円もとる。
こんな季節の平日だからガラガラだったけれど、あんなに広い駐車場が埋まるのだろうか。
それなりに山道を走らなければ行けない場所なのだが。
雲が多い。ここまでほとんど晴れだったが、今日はどうなんだ?
さて、先を急ぐ。ここから40分ほどで次の目的地。
角島大橋。車のCMでも使われた。
車が来ないのを確認して、正面から撮ってみた。
橋を渡って、角島側から撮ってみた。
戻って、別角度の展望台から撮ってみた。
晴れてきて海がコバルトブルーに輝いている。
記念撮影するような場所にあるオブジェ。
ここの駐車場は無料。そう来なくっちゃ。
もちろん橋も無料。
近くに角島大橋が見渡せるカフェレストラン「晴ル家」があり、そこでコーヒーでも飲もうかと思っていたが、開店前だった。
うん、十分堪能した。
さて、そこでクイズです。
「特牛」は地名ですが、何と読むでしょう。
答えは写真を拡大すると書いてあります。
見にくかったらいけないので一応、書いておこうか。
「こっとい」
当てずっぽうでは一生読めんやつや。「東一口」レベルやな。
特にすごい牛を育てている地域でない。
看板にあるように、イカの特産地。
この後、道の駅「北浦街道ほうほく」で買い物をした。
ここは本気のところ。いや、他のところがやる気ないとは言うてないけど。
これで買い物終了でもいいぐらい。
下関に向けて南下する途中で、迷ったが諦めた場所がある。
毘沙ノ鼻という場所なのだが、ここは本州最西端の地なのである。
本州最北端の大間崎、最南端の潮岬は行った。
でも、最東端行かなかったんだよね。岩手県の魹ヶ崎(とどがさき)だったんだよね。
東北シリーズの時、三陸海岸のほう、行かなかったんだもんね。
残念だったけど、どうしてもそういうコースは組めなかったんだよね。
これで最西端に行ったらどうなる?
北と南と西は行って、東だけ行ってない。
てんびん座のおじさんはバランス感覚を重視するタイプなのだ。
これは、あかん。バランスを欠く。
何より、最東端に行かなかったことを、改めてめっちゃ後悔する。
また行ったらええやん、って? まあそうやけど。
ま、時間の制約が一番の理由ですな。
次の目的地は、ここ。
下関の「火の山公園」山頂。
関門海峡が見渡せる。
関門橋の拡大。
思っていたよりも本州と九州の近いこと。
調べてみると、関門橋は1068m。
さっき渡ってみた角島大橋が1780mだから、関門橋のほうが700mも短い。
ちなみに角島大橋は、日本で10番目に長い橋だそうな。
関門橋は渡らなかったのか?
だって渡ったら九州やん。
今度九州シリーズに行くときに、「ついに関門海峡を越えて九州に上陸した~!」という興奮がなくなるやん。
それはそうと、この火の山公園。
こんなものがある。
戦艦大和の主砲弾。
砲台跡。
ここには明治時代、砲台が築かれて下関要塞の軍事拠点であったらしい。(Wikipediaによる)
こういう設備の跡がいくつもあった。
またまた平和学習をしてしまった。真面目やなぁ、相変わらず。
関係ないが、この山頂にはこのとき、おじさんとは別に若いカップルがデートしていたのだった。
気を遣って離れるように移動していたのだが、なぜかあちこちで出くわしてしまい、勝手に気まずい気分になっていたのだった。
もう昼食の時間だな。場所はもう決めてある。
でもその前に「壇ノ浦古戦場」に寄ろうと思っていた。
言わずと知れた平家滅亡の地。
「平家にあらずんば人にあらず」とまで言われ隆盛を極めた平家が源義経軍に壊滅させられた場所を見ておこう。
なんかナビ子が変な道を案内する。合ってるん?
やっと広い道路に出て、えーっと、あれやん、あれ。なんか銅像みたいなんあったで。駐車場はどこ?
と言うてる間に通り過ぎてしもた。
仕方ない、先に昼食。後でまた通るはずや。
昼食場所はここ。

唐戸市場。関門海峡に面した魚市場。
この2階にある、この店。

「市場食堂よし」。ここでふく刺定食1200円。
と思ったら、あれ?本日は終了しました?
14時までのはずが・・・。あ、ラストオーダー13:30か・・・。
いや、まだ13:20やのに。
店の中にまだ客がいっぱいいるのが悔しい。
隣の回転寿司にするか。いや、海転寿司になってるな。
でも、ここはもう既に満杯。待ち時間を過ごす暇はない。
魚市場の1時半って、もうほぼ終わりなんやね。
まだ開けてる店もあるけど、というぐらい。
お寿司でも買えたら、と思ったがそれも売り切れ。
残念。
でもここで諦めたら、今日も昼飯抜きになる予感。

関門橋が近くに見える。
ジャーン。

ふく天丼。1260円。
唐戸市場の隣にある「カモンワーフ」という大きな商業施設の「ふくの関」でやっとありつけた。

ふくだらけ。
海の向こうは九州。門司の町。
さっきから「ふく」と表記しているが、下関ではあの魚を「ふぐ」ではなく、「ふく」と呼ぶ。
「ふぐ」は「不具」「不遇」に通じ、「ふく」は「福」に通じるという縁起かつぎのようだ。
世の中は澄むと濁るの違いにて、福に徳あり、ふぐに毒あり。
世の中は澄むと濁るの違いにて、刷毛に毛があり、禿げに毛がなし。
世の中は澄むと濁るの違いにて、人は茶を飲み、ぢゃ(蛇)は人を飲む。
世の中は澄むと濁るの違いにて、意志が濁れば意地になり、口が濁れば愚痴になる。
なんて、ことば遊びも昔からありますな。
いかん、もう2時を大きく回っている。ことば遊びをしている場合ではない。
キャンプ場まで、下道で3時間半。高速を使って3時間弱。
う~ん、30分ほどの差なら高速は使わない主義だが、この時間の30分は大きい。
着く頃に日が沈むかどうかだ。
よし、高速に乗ろう。
カモンワーフを出るときに、こんな看板を見た。

巌流島へ10分で行ける! うさぎの島より近いぞ。
あの巌流島。
アントニオ猪木とマサ斉藤が2時間以上の死闘を演じた、あの巌流島!
いやいや、それはプロレスマニアだけやって。
一般的には宮本武蔵と佐々木小次郎が対決した場所。
ちょっと行きたかったなぁ。そんな近いんか。
赤い鳥居の神社やめたら行けたかなぁ。
そうや、壇ノ浦。下関は見どころ満載やなぁ。ここで1日過ごせるなぁ。
壇ノ浦古戦場後。
この道は中央分離帯があって、逆ルートでは非常に入りにくいわけだ。
だからナビ子も変な道を案内したのか。
奇跡的に車が詰まって停車したので、パチリ。
グビ子の予想到着時刻は17時。ナビ子はまた19時40何分とか訳のわからんことを言うてる。
もうスーパーには寄らない。ビールも酒も買ってある。食べるものも十分。
中国道を走り、熊毛ICで降りてからさらに1時間。
ガソリンが不安だったので、途中で入れて、キャンプ場到達。
ほぼ予想通りの17時5分。
この季節、5時過ぎならまだ明るくて助かる。
本日の走行距離、271.0km。
中の浦海水浴場キャンプ場
誰もいない。完ソロになる予感。実際完ソロになった。
海岸のだだっ広い浜辺。東屋が三つある。
ここでもよかったのだが、トイレに近いこっちにした。
道を隔てた芝生。
アスファルトの部分は駐車場なのであろう。その向こうにきれいなトイレ。
この駐車場の端っこに停めてセミオート。っていうか、横付け。
一気に暗くなってきた。
ここ連日、テントを張る作業をしながら、ラジオで大相撲中継を聞いていた。
この十二日目は、玉鷲が白鵬を破って優勝争いのトップに並んだ日。
さあ、玉鷲の優勝を祈って宴会を始めよう。(この時点ではまだ優勝するって知らなかったわけだ)
ふくちぎり天。
炭火で炙った。さつま揚げを小さくした感じの食感。ふく、はどこにいるのかちょっとわからなかった。
むつみ豚。萩のブランド豚。これは昨日買った。
炭火で焼いて食べた。4本でもかなりのボリューム。
クイーン、という名のレタス。
長門は結構レタス推しだった。
ハモの南蛮漬け。
山口県は全国でも有数のハモの産地。
ハモもだけど、玉ねぎのマリネの味がちょうどよくて美味。
※読者の中に記憶力のいい方がいらっしゃったら、「ハモの南蛮漬け」は昨日食べていたではないか、二日連続食べたのか、という疑念を持たれたかも知れません。私の記憶違いで、食べたのはこの日だったようです。買ったのは前日でしたが。すみません。昨日のページ、直しておきました。
長州巻。長州マキ。長州リキではない。わかっとるわ。
長州力の名前が出ただけで、♪チャーチャーチャチャーン チャチャチャチャチャチャチャ チャーチャーチャチャーン♪
「パワーホール」が頭の中で再生されるよね。
切れてるのかな。
切れてないっすよ。
自分で切ったっすよ。
ゴボウ巻きといえば、普通はゴボウをかまぼこのような練り物で巻いてあるんだけど、これはちがったな。ウナギで巻いてあるバージョンでもない。
なんか、鶏肉のような食感だった。しかもゴボウのなかにさらにはんぺんのようなものが仕込まれている。
正体を知りたいと思って検索するが、どうもヒットしない。
そもそも「長州巻」が出てこない。
必死で画像検索したら、ついに見つけた。メーカーは違うが、長州巻という名称で商品紹介があった。
「蒲鉾をごぼうと鳥皮で包み甘辛く味付けしてあります。ご飯のおかずの一品に、お酒の肴にぴったりです。」
これだ。間違いない。
スッキリした。リキラリアットがまともに炸裂したぐらいのスッキリ感だ。
確かに酒によく合う。
酒はまず、これ。
ふくの絵でわかるとおり・・・・
ひれ酒。
燗して飲んだ。香ばしくておいしい。
買った店のおばちゃんが、ひれはもう一回使えるからね、というアドバイスをくれたので、
「山頭火」。これを半分冷やで飲んで、残りにひれを入れて、燗酒にした。
種田山頭火。山口県出身(今の防府市)。
無季自由律俳句の俳人。
歩かない日はさみしい
飲まない日はさみしい
作らない日はさみしい
ひとりでゐることはさみしいけれど、
ひとりであるき、ひとりで飲み、ひとりで作ってゐることはさみしくない。
これは俳句ではないが、いい言葉だと思う。
ソロキャンプをする人間の心に迫ってくるものがある。
山頭火の人生も、多くの時間をソロキャンプに費やしていたようなものだからな。
山口県で酒と言えば、やっぱりこれかな。
獺祭 純米大吟醸50。4合瓶で1500円ぐらい。

写真が酔っぱらってるみたい。
腹も膨れてきて、酒のあては専らこれだった。
ふぐ骨せんべい。
しいたけわさび。どこにでもあるような気もするが、一応わさびの生産量第8位。
結局食べずにお土産になったもの。
萩かまぼこ。
ふくソーセージ。
簡単に食べられるものだったが、もうお腹いっぱいで。
これは最初からお土産のつもり。ふくめしの素。
山口のういろう。名古屋のものとは別物らしいが。これもお土産。
それにしても静かだ。
風もほとんどない。海沿いとは思えないほど、波も静かだ。
すぐ近くに民家はあるが、全く音がしない。目の前は道路だが、車も通らない。
星が恐ろしくきれいだ。知ってる星座が少なすぎて残念だといつも思うのに、勉強していない。
BGMを流しながら、焚き火も十分楽しんだ。
それでは、このへんで。
おやすみなさい。
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
あれ?
ウォークマンにつないだスピーカーから音がしてる。
しまった、Uruちゃん聞きながら寝落ちしたようだ。
3時間近く無駄に流れてたか。
せっかく充電したのに、明日は持たないかも。また充電せなあかん。
あ、Uruちゃんについてはまたいずれ。
再びおやすみなさい。
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2019.1.25
おはようございます。
6時半頃から外で人が動いている気配がする。
会話も聞こえる。
どうやらここの管理人さんらしい。
7時前にのそのそとテントから出てきて、ご挨拶。
管理人さんは、花に水をやっていた。
ここで衝撃の事実が。
管理人「まだしばらくここに泊まりますか。」(もう少し方言っぽかったけど)
はむおじさん「いえ、テントを片付けたら帰ります。」
管「それならばいいけれど、ここはテントを張ってはいけないところなのです。」(もっと方言っぽい言い方で)
は「え、そうだったんですか。インターネットで調べたらいいと書いてあったので・・・」
管「インターネットなど、適当にむちゃくちゃ書いているのです。」(こんな標準語っぽい言い方ではなく)
は「そうとは知らず、申し訳ありませんでした。あっちの海岸のほうならよかったんですね。」
管「いや、あっちも本当はダメなのです。ここは本来公園であって、キャンプ場ではないのですから。看板見ませんでしたか。」(これを山口弁に直して)
は「すみません。看板には気づきませんでした。キャンプ場ではないというのは海水浴場だからですね。」
管「いや、海水浴場でもありません。勝手に泳いだり、あっち側にテントを張る分には黙認していますが。すべて自己責任で。」(もっと人間味のある話し方で)
面倒なので要約すると、キャンプもできる海水浴場にする計画だったが、諸条件がクリアできず、認可が下りなかったということだ。資金面も無理が出てきたので、いかにも海水浴場らしい足洗い場や東屋なども作ったが、断念して公園という形になっているらしい。
この管理人さんもここの生まれだが、大阪で50年ぐらい過ごしていて戻ってきたら、ここの区長さんに管理を頼まれて断れなく引き受けているとおっしゃっていた。
ええええええっ。そうなん。
それは知らんかった。
この後、管理人さんの話が結構長く続いた。管理人さんとしては、別に泳ごうがテント張ろうが全然構わないそうな。
ただ、たまに苦情を言ってくる人がいるのだけが困るとのこと。今回私がテントを張った場所も別にいいのだが、トイレが近いこともあり、以前に海水浴の女性がトイレに行くときに、近くにテントを張っているやつらと嫌な感じになって苦情を言ったらしい。
最初は怒られるかと思ったが、全然そんな感じじゃなく、やさしくいろんな話をしてくださった。
ただ、後で調べると、上関町観光協会のHPには「中ノ浦海水浴場」と書いてあり、「夏は海水浴、春や秋はキャンプ、バーベキューが楽しめます。」という文章が載せられている。少し管理人さんの事実誤認があるかもしれない。
いずれにせよ、はむおじさんはちゃんとマナーを守る正しいキャンパーだということを理解していただけたらしく、気持ちよく旅立つことができたのであった。
あ、朝食は用意してなかったので、コーヒーだけ淹れた。
いい感じ。
サイトはこんな感じで。
正面から。奥の茂みのあたりで管理人さんが草刈りをしている。ちょっと見えないな。
今日もいい天気になりますように。
テントはやはり霜が降りていた。もう待たずにあっさりと諦めてビニール袋だ。
何やかんやでもう9時前かよ。
それでは、岡山に向けて出発。
忘れてた。「東一口」は「ひがしいもあらい」と読みます。一生読めへんやつ。
山陽地方編④「晴れの国」岡山県vs「どんより男」はむおじさん~勝ったのはどっち?!
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