生誕地・香川県で久々の連泊キャンプ旅②~体調不良のピンチ! どうする?はむおじさん~
〔2日目〕
三豊市の朝日山森林公園を朝の8時すぎに出発。
あ、前半部分から読んだろか、しゃーないな、という奇特な方はこちらからどうぞ。
↓ ↓ ↓

5分そこそこで到着したのは、須崎食料品店。
食料品を買いに来たわけではない。
ここは知る人ぞ知る、うどんの名店なのだ。
「見た目は食料品店だが、実はうどん屋」ではなく、「食料品店であり、うどん屋でもある」という感じか。
讃岐うどんの各種ランキングでも、あちらこちらに名前が出ている。
以前に行ったことがある「なかむら」「山越うどん」「うどん本陣山田家」「おか泉」「わら家」「長田 in 香の香」「山下うどん」、行ったことはないが昔から有名な「谷川米穀店」「がもう」「日の出製麺所」「さか枝」「たむら」などと並んで、ちゃんと上位にランクされるほどの人気店なのだ。
「手打十段 うどんバカ一代」が今香川で最も注目されている店の一つらしい。
実は前日、いとこたち一行はこの「バカ一代」で昼食を食べたらしい。時間が合えば私も行けたのになぁ。
それはさておき。

入口付近に番号札が置いてあり、それを取って開店を待つ。

私は「13番」をゲット。8:10で13番目。13グループ目であり、13人目ではない。
でもこれは十分早いほうだ。
まだ早かったので店の前の駐車場に楽々置けたが、あっという間に埋まった。
案内人のおじさんがいて、「こっち停めて」「そこ曲がったら5台停められるけん」「そこが詰まっりょったら、その向こうにまたあるけんな」等と次々に采配を振っていた。
何台分の駐車場が用意されているのかはわからないが、それなりにみんな車を置いて店に戻ってくる。
香川ナンバーが多いが、愛媛、岡山、神戸、大阪、静岡、多摩などあちらこちらのナンバーが見られる。
まだ午前8時台前半よ。開店は9時よ。

車の中で待つ人もあるが、日陰に縁台というか木製の長いすがたくさん置かれていて座って待つ人も多い。
もちろん立っている人もいる。
私は店の対面の場所に座れた。日陰だし、風もときどき吹いてくるし、暑くはない。
開店前から行列ができるという噂を聞きつけて、早くから集まってくるんだな。土曜日だからなおさらだ。
はむおじさんのように、車で5分ぐらいのところでキャンプしていた人は珍しいだろうけど。
昨日このキャンプ場を選択したのも、このうどん屋さんに近いというのが大きなポイントだったのだ。
この店は、いとこのKちゃん(いとこのKちゃんの姉、わかりにく~)のオススメの店なのだ。
香川在住のKちゃんは、これまでの人生で死ぬほどうどんを食べてきたはずだが、この「須崎食料品店」が一番おいしいと言う。
この一番は「香川県で一番」ではない。「世界一」なのだそうだ。
「世界一おいしい讃岐うどん」。
こんな魅惑的なフレーズを聞いて、食べずにいられるわけがない。
8:45ごろに集合がかかり、番号順に並ぶことになった。
店員さんが一人ずつ注文を聞いていく。
須崎食料品店のメニューは、「しょうゆうどん」のみ。
温かい大(2玉)¥400、温かい小(1玉)¥280、
冷たい大(2玉)¥400、冷たい小(1玉)¥280、の4パターンから選ぶ。
トッピングは温泉卵¥70、生卵¥60があり、天ぷらやコロッケも¥60~¥130の幅で数種類。
私は最初から決めていて、温かい小と冷たい小。
かなり割高になるのは承知のうえ。
せっかくだから、温・冷どっちも食べたいやん。わかるわぁ~。めったに来られへんもんね。誰と会話してるん?
周囲の声を聞いていると、どちらかの「大」を頼んでいる人が多い印象。女性も含めて。
9:04入店の後はトントンと。
もう並んでいるうちに、注文していたうどんが配られる。
後はだししょうゆをかけて、ネギやショウガを好きに入れて、卵入れたかったら入れて、食料品店のレジ横で天ぷらとかを取って、レジで精算。
店の中には食べる場所はなく、外に出て先ほどの長いすなどに散らばって食べる。
立って食べてる人もいる。
食べ終わったら、丼を返却して終わり。

左が冷たい小+かき揚げ¥60、右が温かい小+温泉卵¥70。しめて¥690。
朝食としてはちょっとお高くなってしまったが、気にしない。めったに来られへんもん。
先に食べたのは温かいほう。
最初に麺だけを食べたが、いいコシだ。麺自体がめっちゃうまい。
温泉卵を崩したので、いわゆる「釜玉」状態。うまいに決まってる。一気にたいらげた。
間をあけず、冷たいほう。
温かいほうよりも、さらにコシの強さを感じる。
かき揚げはなくてもよかったかな。純粋にうどんだけでよかったかもしれん。
ごちそうさま。
「世界一おいしいうどん」を食べることができた。
おいしさに懐かしさがプラスされている。
子どもの頃、ばあちゃん家に行くときに宇高連絡船のデッキや高松駅の構内で食べたうどんを思い出した。
さぬきうどんも進化を遂げているのだろうが、ここでは讃岐うどんの原点を味わった気がした。
「世界一」かどうかは・・・
うどん好きとは言え、世界中のうどんを食べていない私には判断できんなぁ。
でも讃岐うどんの中でも特に好みの部類であることは間違いない。
教えてくれたいとこのKちゃん、ありがとうね。
もっといろんな店にも行きたくなったなぁ。
ここのところ、うどんといえば「丸亀製麺」ばかりやからなぁ。いや、「丸亀製麺」もおいしいと思うけど。
それにしても行列には何人並んでいたんだろう。
そもそも知らなければうどん屋にも見えないこの店のうどんを食べに、全国から人が集まって行列を作る。
すごい文化やねぇ。
ここまで、うどんの話だけ。
一軒の店でこれだけ書くか。
タイトルの「キャンプ旅」を見て読み始めてくれた人がいたら、呆れてるやろなぁ。
キャンプの話は、もう少し後ですな。
この後は自由かというと、そうではない。
今いる三豊市は西讃、つまり香川県のかなり西にある。
これから一気に東讃の東かがわ市に戻る。大返しじゃ~!
この前日にも一緒にいた、埼玉県からやって来たいとこのMーボー、Mちゃん、叔母のYちゃんは東かがわ市のリゾート施設に宿泊した。
そこに徳島在住の叔父と叔母が会いに来るという。それなら私も会いに行こう。
1時間ほどで着くためには、高速に乗るしかない。
行くぞ。
飯野山、別名・讃岐富士がきれいに見える。
香川県には、こういうきれいな形のいわゆる「おむすび山」が点在している。
七つ併せて「讃岐七富士」とも呼ばれているそうな。
その中でもこの飯野山が最も美しいとされているのか、「讃岐富士」の名がついている。
丸亀市のため池に映る「ダブルダイヤモンド讃岐富士」は幻想的な絶景で、多くのカメラマンをとりこにしているらしい。

瀬戸内リゾート ベッセルおおち、のグランピング施設。
きれいなところだけど、はむおじさんの旅には縁がないやろなぁ。
いとこたちが宿泊していたのはこのグランピング施設ではなく、本館のほう。
レストランには埼玉組の他、昨日も会った叔母のEちゃんとMちゃんも来ていた。
叔父のKちゃん・叔母のNちゃんにも久しぶりに会うことができた。
二人とも元気そうで良かった。
コーヒーを飲んでしばらくおしゃべりし、また記念撮影をしてお別れ。
さあ、ここからは完全にフリーになる。もう誰にも会う予定がない。
どこに泊まるかさえ決めていない。全くのノープランなのだ。
とりあえず風呂だ。近くの温泉を探す。
春日温泉。車で16分。日帰り入浴¥600。
近さで選んだが、次の行動を考えれば逆方向にあるさらに安いところにしたらよかった。
ノープランのデメリットじゃ。
まあ気持ちよかったからええけど。
気持ちはよかったけれど、やっぱり体調がおかしい。
軽い熱中症なんだろうか。頭頂部が熱を持っている感じ。脳みそが沸いてるんか。
結局前日の夕方からの不調がまだ続いている。
ちゃんと寝たし、世界一のうどんを食べたし、親戚にも会えたし、風呂にも入った。
いずれも特効薬にはならなかったようだ。
さて、この後どうする。
プランA・・・ここから36分で行ける東かがわ市のキャンプ場に行く。
プランB・・・ここから36分で行ける徳島県阿波市のキャンプ場に行く。
プランC・・・帰宅する。
プランCが頭を過ぎった事実だけで、いかに自分が不調であるかということを自覚するには十分だった。
でもなぁ。このまま帰るって?!
四国まで高速飛ばしてきて、一泊二日?
ないない、それはない。連泊キャンプするつもりで来たんやぞ。
プランAとプランBのキャンプ場は、マップで調べると奇しくも同じ時間の距離。
どちらも無料キャンプ場。ネットの情報では、GWなどは大勢のキャンパーでいっぱいとなっていた。
今日は土曜日。夏の終わりの土日はどうだ。
普段平日にしかキャンプをしない私は、昨今の土日の状況がわからない。
暑いからそんなに来ないのか、海辺や川沿いでそれなりに涼しいから混むのか。
とにかく行ってみるか。それとも勇気ある撤退か。
どうする?はむおじさん。
はい、今回のブログタイトル、回収。
このところ、すぐに伏線だの回収だの考察だのっていうよね。
当初は、伏線回収か、なるほどなと思った。
でもすっかり手垢がついて陳腐な表現になったな。
中には別に伏せてないことが次の回に繋がっただけで伏線回収とか言ってる。何か違う。
元々はミステリー系の連続ドラマで使われていたが、今は何でも。大河でも朝ドラでも。
一般の視聴者に混じって、番組の公式SNSまで使ってる。
何か安っぽく感じて好きになれぬ。
と言いながら、自分も使っている節操のなさ。
はむおじさんの決断。
プランAのキャンプ場に行く。だめそうならプランB。
両方とも泊まりにくそうだったり、そそられない感じだったら、思い切って撤退する。
あと二、三ヶ所キャンプ場は調べてはいるけれど、もう面倒くさくなってきた。
どちらかで何とかなるんじゃないの。
ナビ子に導かれて行くと、こんな道を走ることに。案内標識もあったから間違いではないだろうが。
突然空が広がった。さっきのような道は一瞬だけ。
田の浦野営場
東かがわ市にある無料キャンプ場。
田の浦海水浴場に併設されている広い芝生に、テントを張ってキャンプができる。
予約もいらないし、チェックイン・アウトも自由。
東かがわ市MAP。名前の通り、香川県の東端。徳島県も近い場所。
青々としたきれいな芝生。かなり広い。
車は駐車場に置く。横付けはできない。
駐車場はそこまで広くないので、テントを張る場所より車を置く場所争いが厳しいかも。
トイレはまだ新しそうできれいだ。男女別と多目的トイレがある。
向かって左サイドは海水浴などをしてきた人が使うシャワーが設置されている。
水道はこの周辺に2ヶ所あった。蛇口があるだけのタイプ。
目の前は海。泳いだり、潜ったり、釣りをしたり、タコを突いたり、いろいろと楽しんでいた。
ここ、いいじゃないか。
土曜日だけどそれほど混んではいない。
というか、広いので張れる場所はいくらでもある。
荷物運びを頑張るつもりなら、あまり人がいない場所にも張れる。
よし、プランA、決行だ!
買い物行かなくちゃ。
スーパーは車で5分の距離に、マルナカ引田店がある。
マルナカは以前に来た四国旅でもずいぶんお世話になったなぁ。
イオン系だからイオンのポイントカードが使えるしなぁ。
地元のイオン、潰れたけどなぁ。
買い物をしながら、やっぱり食欲がないことに気づいた。
もう1時を回っているので腹も減ってるはずなのに、これといって食べたいものが見つからない。
海産物や肉を見ても、そそられない。
こんなことは初めてかも知れない。
そんな状態だから、食材を買って料理をしようという気分にもならない。
結局そのまま食べられるものばかりを少し買い、ビール3本と氷を買い足した。
キャンプ場に戻ったが、あまりいい場所に車を停められなかった。
この時間、西側が大きな木陰になっていて良さそうな場所は既に人がいる。
少し歩き回っていたが、やっぱり木陰は涼しい。海からの風がホントに心地よい。
車からは離れるが、ここにしよう。
ちゃんとキャリーカートは持ってきたんだ。

こんな感じで設営。
トイレや駐車場に近いから人の出入りはあるが、私は気にしないタイプ。
「一人になるために来たんだ」というゴリゴリのソロキャンパーではないの。
人間観察も結構楽しいし。

うまい具合に近いところの車が出て行ったので、自分の車を寄せておいた。
これは近いな。ありがたい。
とりあえず何か食べましょ。ビールも飲みたいし。
食欲はなくても、ビール欲は衰えていないところがありがたい。
到着梅しらすおにぎり2個。これがこの日の昼食。
朝はうどん。昼はおにぎり。ほとんど炭水化物しか食べてへん。
普通はこの続きで惣菜か何かをアテにしてビールを立て続けに飲むのだが、この日はゆっくり2本飲んだぐらいで休憩。
やっぱり不調なんかな。
白い象の像でも写しとこ。
かなりの頻度で吹いてくる風が、実にいい。
座ってボーッとしているだけで、時間が流れる。
前日の山の中での完ソロとは大違い。
ファミリーもカップルもグループもソロも、いろいろな人が自分たちなりの楽しい時間を過ごしている。
若いお父さんと小学生の息子がキャッチボールをしている。
動画か写真を撮っていたお母さんを、息子が誘う。お母さんもやろうよ。
えーっ、とか言いながらグラブをつけたお母さん。
めっちゃ球速いし。息子捕れへんし。お父さん、びっくり。そして家族の笑い声。ええやん。
ちょっと海を見てこよう。
泳いでる泳いでる。
富山湾越しに見る立山連峰っぽい。だいぶんちゃうな。
噴火してる?
なんかすごい雲が出現してきた。

それなりに人は多く、若者のグループも来ているが特ににぎやかな感じはなかった。
そこへ、ちょっと異質なグループ登場。ど真ん中に陣取った。
アジア系の外国人10人ぐらい。みんな若くて、20台前半ぐらいだろうか。ほとんど女子だが、男子も2人いる。
言葉がわからない。韓国や中国ではなさそうだ。東南アジアのほうかなぁ。
とにかく元気だ。わからない言葉を発しながらキャーキャー言ってる。
笑い声も豪快だが、何がおもしろいのかは不明。
でも笑い声を聞いていると、何となく楽しくなるから不思議。
BBQをするみたいで、セットしている。
いつの間にか人数が減っていたのは、買い出しに行ったのかな。
最終的には12~13人ぐらいに増えてた。
明るいうちは海に入ったり、BBQを楽しんだり、暗くなったら花火をしたり。
花火は高い位置で持つんだね。そして火がついたまま振り回すね。
おじさんたちの世代は、持ち上げたら危ないからと教えられて、みんなでしゃがんでしてたけどな。
若い世代の文化なのか、お国柄なのかは知らんけど。
そのうちみんなでちゃんと片付けをして帰っていった。
楽しい思い出ができたかな。
何か食べよ。
讃岐の味 まんばのけんちゃん?
聞いたことがなかったが、香川県の歴とした郷土料理らしい。
農林水産省が選定した「うちの郷土料理」にも掲載されている。
「まんば」は野菜の名前。高菜の一種だそうだ。
「けんちゃん」は「けんちん」から来ているようだ。「けんちん」は野菜と豆腐などを煮た料理をはじめ、様々な形態がある。
まあよくある、菜っ葉と油揚げの煮物に豆腐も入ってるっていう感じ。おいしい。
雲がえらいことになってる。
ちくわ天。
前日の昼食のうどん屋でも食べた。安いわりにはボリュームがあるのでよく食べる。
結局これが夕食のメインになった。
少し離れたところにテントを張っていた中年男性(私より少し年下)Hさんと知り合った。
昼間に私のテントの近くを通りかかったときに挨拶してから、少し立ち話をした。
「よかったら後で少し飲みませんか」というお誘いに乗って、暗くなってから彼のテントを訪れた。
Hさんは県内に住んでいるが、元々は東北の人だそうで、仕事の関係で京都にも住んでいた時期があるんだって。
はむおじさんと同じように、全国のいろんなところでキャンプをすることに興味があると言っていた。
東北や関東はだいたい行ったけれど、西はこれからだそうな。
キャンプに対する感覚もわりと近い感じがしたので、小一時間ほどしゃべって解散した。
ちょうど異国人のパリピ(と言うたら怒られるかな)たちがはしゃいでいた時間帯と重なる。
Hさんの分析では、こんなところにくるのは観光客ではない。
おそらく日本に一定期間滞在している人たち、水商売のお店で働いている人たちの束の間の休暇だろうということだ。
彼女らも結構ストレス溜まるからねぇと言う。まあそういう店に行ったことがないから、私は知らんけどね。そういう方面にも詳しい人なのかな。
自分のテントに戻ると、ビールを焼酎に変えて、いつものようにラジオで野球中継を聞いていた。
ピリ辛きゅうり(焼きいか)。
またお惣菜。全く火を使っていないな。この日も焚き火をしなかった。
お腹が空かないわけではないが、そんなに食べたいとも思わない。
ただし、酒のアテは何かほしい。
昨日買っておいた、えんどうまめ系のスナック菓子も食べた。もっと大きい袋のやつにしたらよかった。
とうとう食べるものが枯渇した。
普段の一泊二日のキャンプでも缶詰とかチーズとかミックスナッツとか持ってきてるのにな。
そういったものも何もない。調味料しかない。
酒飲みは塩だけで日本酒を飲むとかいうけどな。そこまでの上級者じゃないしな。
雷雲がすごい。画像では伝わらないけれど、一生分ぐらいの稲妻を見た気がする。
ただし、ピカッは何度も見るが、音は一切聞こえない。ゴロゴロはない。
何か空に凄まじいエネルギーが溜まっていく感じ。
することがなくなった。
コップに入った焼酎ロックを飲み干すと、少し早いが寝る準備。
特に暑くないので、寝られそうだな。
おやすみなさい。
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
〔3日目〕
夜明け頃から何度か目覚めたが、気づけば6時半。
テントの外からはもう子どもたちの声もする。
テントの中から撮った。メッシュにしているときじゃないと、コールマンのマーク見えないもんね。
おはようございます。
太陽が直撃する向きだったので、タープの向きを変えた。
ポールを反対側につけるだけなので、たいして面倒でもない。
テントの位置をずらすために、フライシートも外した。
今日もいい天気。
海の様子。ボートを浮かべて釣りをしている人がいる。地元の人かな。
ビーチでも一組若い夫婦(カップル?)がテントを張って寝ていたようだ。
私がいた辺りとは反対のほう。朝はこちらが木陰になるので涼しく寝坊できそう。
ゴミはすべて持ち帰りだが、灰捨て場はある。焚き火をしなかったので今日は関係ないけど。
さすがに腹が減った。
一つだけ朝食用に置いていたものがある。
うどん。
具材なし。ネギもない。七味すらない。究極の素うどん。
以前から疑問に思っていたことがある。
うどん県の異名をもつ香川県。
疑問1 香川県の人は、「どん兵衛」「赤いきつね」などのカップうどんを食べるのか。
疑問2 スーパーで売られている袋入りのゆでうどんも、ちゃんとさぬき風なのか。
疑問1については、マルナカ引田店に買い物に行ったときに解けた。
カップ麺売り場には各種カップラーメンと並び、「どん兵衛」も「赤いきつね」も売られていた。
しかも、たまたまレジで前に並んでいたおじいさん、カゴの中に「どん兵衛 かき揚げ天ぷらうどん」を二つ入れていた。
やっぱり食べるんや。もちろん、うどんではなく“鬼かき揚げ”だけに興味があった可能性もあるが。
そこで疑問2だ。
マルナカ引田店の麺類コーナーには、通常どこでも見られるような袋入りゆでうどんが何種類か置かれていた。
あえてメーカーは隠す。写真も載せない。
パッケージに「香川県産小麦 さぬきの夢100%使用」と書かれていたものを選んだ。
78円。もっと安いものもあった。
わかりやすいように、究極の素うどんとして食べることにした。(何もなかったから仕方ないの)
出汁はめんつゆを薄めたものを使った。(ちょっと薄すぎたけど)
う~ん。言われなければ讃岐うどんかどうかはわからんなぁ。
袋入りのゆでうどんって、だいたいどれもこんな感じでしょ。というのが正直な感想。
京都で売られている細くてふにゃふにゃのものと比べると、確かに太さはあり多少の固さもあったが、コシというものは感じなかった。
あれだけおいしいうどん屋さんがたくさんある香川県でも、カップうどんや袋入りゆでうどんを買う人は一定数いる。
まあ、人の好みはいろいろだからね。他人がとやかく言うことではない。
香川県民だって、やわらかいコシのないうどんが好きな人もいるのだろう。
どん兵衛の出汁の味が好みだという人がいたって、別に何の問題があろう。
残念だったのは、その検証のために私の朝食がうっすいめんつゆに浸かったすうどん一玉だけだったという事実。
そしてこれがこのキャンプ旅で唯一自分で作った料理(と名乗ってもよいなら)だということ。
うどん一玉で全く満足できなかったということは、食欲が戻ってきた証拠かも知れない。
今日の昼食はどこかでちゃんと食べられそうな気がする。
食べるものはホントにもう何もないので(親戚にもらったお土産はあるけど)、コーヒーを淹れて飲んだ。
さあ、撤収だ。出しているものが少ないので、あっという間に片付いた。
3泊目を考えてもよいのだが、帰ることにした。何か疲れた。
一応帰る間際のセレモニー。午前に飲む午後ティ-ストレート。
でも時間はあるので、昨日のプランBで考えていたキャンプ場の下見をしておこう。
車で30分弱。
【徳島県】
道の駅 どなり。大きな声が聞こえるわけではない。漢字で書けば土成。
このキャラクターは、徳島県阿波市のキャラ「あわみちゃん」。
高いところに誰かおるで。マリリンか?
店内もなかなかシュールでアーティスティックな感じ。
鬼太郎らしき人とその仲間たちらしき妖怪たち。猫娘の顔、あんまりやろ。
売り物の写真は撮らなかったが、ガネーシャの置物各種とか、アジアンテイストのものが多かった気がする。
好きな人は行ってみて。
キャンプ場は道を隔てた向かい側。
道を横断して、上から覗く。
宮川内公園
そんなに広くはないがフラットな広場。
予約のいらない無料キャンプ場。
行った時は二組いて、ソロの男性は撤収中だった。手前のタープには2人の女性がいたが、デイキャンプかな。
車で入るときはここから下りる。
ドラレコから拾った全体像。
車を横付けできるのはストロングポイント。
トイレは階段を昇って、道の駅のものを使う。
水道が一つあるらしいが、水は用意したほうがいいと思われる。
ゴミは当然持ち帰り。道の駅にも捨てちゃダメよ。
道の駅のトイレにも「キャンプ道具を洗うのはダメ」という趣旨の張り紙があった。おそらく迷惑に感じてるね。
道路は国道318号線。結構交通量が多い。夜もそんなに静かじゃないかも。
夜にトイレに行くために横断するのは要注意。酔って1人で、というのはちょっと怖い。
宮川内ダム。いいところだけどね。
阿波市の名物は「たらいうどん」。特にこの一帯にはたらいうどんのお店がいっぱい。
うどん好きとしては惹かれたが、昼食にはちょっと早かったからねぇ。
近くにも温泉はあったが、20分走って板野町の温泉に到着。
あせび温泉 やすらぎの郷。大人¥500。
日曜日だけど、わりと空いてた。
露天もあるし、打たせ湯もあった。
休憩室でしばらくほぉーっとしてた。気持ちいい~。
どこかで昼食だと思っていたのに、あっという間に鳴門まで来てしまった。
淡路島で食べるか。
大鳴門橋を通り、淡路島に上陸。
急ぐ理由はないので、高速を下りてサンセットラインを走る。夕陽にはまだまだの時間だけど。
何かおしゃれやねぇ。リゾート地になっとるねぇ。
でも道沿いのランチができそうな店はどこも長蛇の列。若い人だらけ。日曜日だからねぇ。
結局淡路ハイウェイオアシスで遅めの昼食。
釜揚げしらす丼。¥980。今回食べたものの中でダントツ一番高い。
うどんセットにしてもよかった。うどん、好っきゃなぁ。
何か変な旅。
親戚たちにもたくさん会えたし、父方の墓じまいも一件落着したし、世界一のうどん(※個人の感想です)も食べた。
久しぶりの連泊キャンプも実現したし、近畿を飛び出して全国制覇の旅を思い出した。
反面、体調の悪さに最後までつきまとわれた。
久々の連泊遠征キャンプ旅にしては、準備不足も否めなかった。
それでも、今回の旅を「全国制覇の旅2周目」のスタートとしよう。
まずは生誕の地・香川県を制覇。あと46都道府県。
新しい相棒N-VANと遠征しまくるぞ。
次はどこだ。京都か、滋賀か。遠征じゃないな。
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この記事へのコメント
こんばんは!
体調のすぐれない遠征キャンプ旅、お疲れさまでした。
平均年齢65歳越えの楽しそうな記念写真♪
いいですね~(*´ω`*)
香川県に初めて行ったのが確か10代後半の頃で、
どこでうどんを食べても美味くてびっくりしたものでした。
その中で当時最も美味いと感じたのが
なぜか宇高連絡船の中で食べたうどんでした。
もっと他のいろんな店や名店にも行っておくべきだったなぁ、と
今回の記事を読んでつくづく思いました。
N-VANとの新しい旅が始まるんですね♪
楽しみです♪
体調のすぐれない遠征キャンプ旅、お疲れさまでした。
平均年齢65歳越えの楽しそうな記念写真♪
いいですね~(*´ω`*)
香川県に初めて行ったのが確か10代後半の頃で、
どこでうどんを食べても美味くてびっくりしたものでした。
その中で当時最も美味いと感じたのが
なぜか宇高連絡船の中で食べたうどんでした。
もっと他のいろんな店や名店にも行っておくべきだったなぁ、と
今回の記事を読んでつくづく思いました。
N-VANとの新しい旅が始まるんですね♪
楽しみです♪
八兵衛さん、おはようございます。
何となく無理がきかない体になってきたことを実感します。
まあ、無理する必要もないんだけど。
八兵衛さんも宇高連絡船のうどん、覚えていましたか。
味までは思い出せないけれど、とにかくおいしかったという記憶はあるんですよね。
もう何十年も前のことなのに。
香川のうどん屋さんも、伝統的な店から新興勢力までいろいろあります。
四国に行くことがあれば、ぜひ立ち寄ってみてください。
宇高連絡船のうどんを凌ぐおいしいうどんを発見できるかもね。
ようやく新たな旅を始めるきっかけができました。
乞うご期待! と言うてしもてええんかな。
何となく無理がきかない体になってきたことを実感します。
まあ、無理する必要もないんだけど。
八兵衛さんも宇高連絡船のうどん、覚えていましたか。
味までは思い出せないけれど、とにかくおいしかったという記憶はあるんですよね。
もう何十年も前のことなのに。
香川のうどん屋さんも、伝統的な店から新興勢力までいろいろあります。
四国に行くことがあれば、ぜひ立ち寄ってみてください。
宇高連絡船のうどんを凌ぐおいしいうどんを発見できるかもね。
ようやく新たな旅を始めるきっかけができました。
乞うご期待! と言うてしもてええんかな。