高知2泊3日ドライブ旅、こじゃんと楽しんできたき~キャンプ要素はひとっつもないがじゃ~

はむおじさん

2023年05月25日 16:04


この中にはむおじさんがいます。さて、どこでしょう?


5月中旬、2泊3日で高知に行ってきた。
新しい相棒、N-VANでの初めての遠乗り。
この旅行はキャンプ旅ではなく、車中泊旅でもなく、普通に宿に泊まる。


内容が途中で不自然になってもいけないので先に白状しておくが、そもそもひとり旅ではない。
助手席には、私の配偶者が乗っている。

配偶者を他人に対してどう表現するかは人による。
これまた、言い方が多いのよね。
関西では「嫁」「嫁さん」「嫁はん」が主流だと思われる。
一般的には「妻」が多いか。それとも「家内」か。
「女房」は少し古いか。「細君」はもっと古いか。太っている人でもいいのか。
あるいは「うちの奥さん」とか「ワイフ」と呼ぶ人もいる。
書き言葉では「家人」というのも見かけるが、話し言葉ではどうか。
「相方」という言い方も存在するが、漫才コンビの印象が強い。
大学時代の友人の一人は、いつも「連れ合い」と表現する。
小学校時代の友人には常に「かみさん」と言ってる人がいる。
「うちのかみさんがね」と言ってるヨレヨレのコートを着た刑事もいる。
「おいかかあもっとビールもってこんかい」と叫ぶ河内のオッサンもいる。
ちなみに「かかあ」は「嬶・嚊」と書く。「かかあ天下」という表現は知っている。
「愚妻」はさすがに使う場面を選ぶ。面と向かって呼ぶのは避けたほうがよい。
「パートナー」とか言われると、籍は入れてないのかなとか、そもそも女性じゃないのかなとかいろいろ考えさせられる。


「嫁」は息子の親から見た、その息子の配偶者を指す言葉なので、自分の配偶者を「嫁」と呼ぶのは間違いだとテレビで言っていた。
元々は間違いだったかもしれないが、言葉の意味って変化するから。
「女房」も元は「宮廷に仕える女官」のことだったのだが、今はそんな意味じゃ使わない。
「家内」「家人」は「家の中にいる人」と決めつける旧態依然とした言い方だというのもわかるけど、使う人もいる。
「嫁」という字も「女へんに家」だね。古くさいね。
それぞれに独特のニュアンスがあったりするので使い分けは案外難しい。


ま、結局「妻」が一番当たり障りがないようだな。


世界中を血眼で探し回れば一人や二人はいるかもしれない「はむおじさんの女性ファン」の方々、妬くな妬くな。



というか、早く出発しなさい。


1日目

Google マップでは家からノンストップで4時間半ぐらいと出ていたが、実際には6時間以上を要した。
もちろんトイレ休憩や昼食休憩を取ったからだが、それだけではない。
久しぶりの高速道路だったので、前半は特にぶっ飛ばしていくぞ!という感じにならなかったのだ。
一人ではないし、あまり飛ばすと妻が嫌がるので安全運転を心がけた結果だ。

それと、もう一つ。
車に搭載されているクルーズコントロール機能を使ってみたのだ。
セットすれば一定の速度を保ち、前の車との車間距離が縮まったら自動的に減速する。
高速道路は基本80km/h、車間距離65mで設定してみた。
ちょっと不安ではあったが、すぐに慣れた。
確かに楽だね。
アクセルを踏めばもちろん加速するが、何となく80km/hでいいかという気分になるものなんだな。
抜きたかったら、どうぞ抜いておくれやす。
ただし途中からは高速なのに片側一車線の対面通行の区間が長かった。
そうなると、ある程度前後に合わせて走らないとね。


とにかく、着いた。


【高知県】

最初の目的地は、嫁のリクエストでこちら。


桂浜
私は2019年2月のキャンプ旅四国編でいったけどね。
嫁さんは2010年の大河ドラマ「龍馬伝」の頃から行きたがっていたが、13年越しでようやく実現。



龍王宮(海津見神社)には、また行かなかった。ちょっと後悔。



龍馬さん、お久しぶり。
像の隣、何か工事をしているのかと思ったら、「龍馬に大接近」という企画をやってる期間だったのだ。
100円出したら上に登れるのだ。



こういうことだ。龍馬さんを真横から見る。



凜々しい横顔もアップで。



下から見上げるだけでは全く気づかないが、龍馬さん、ちゃんとブーツを履いている。
以前長崎の亀山社中の近くにあるブーツ像に足をツッコんで写真を撮った記憶がある。



龍馬さんと同じぐらいの目の高さから見た、太平洋。
「日本の夜明けは近いぜよ」って言わなしゃーない。



建築現場の足場のような階段なので、龍馬さんに言われんでも注意するよなぁ。
背の高い人は頭も打たんように注意せんといかんぜよ。

でも、この100円、値打ちあったな。



思っていたよりも遅い時間に着いたこともあり、桂浜はかなりの急ぎ足。
次の目的地に向かう。


途中ナビ子(N-VANのカーナビを私はこう呼ぶ)がおかしな道を案内したので、余計に時間がかかってしまった。
旧車シャトル君のナビ子とは長い付き合いだったので、かなり彼女の人となり(?)や癖も理解していた。
この新しいナビ子とは、まだお互いにわかり合えていないのは仕方ない。




高知県立牧野植物園 この高知旅のメインの一つ。
朝ドラ「らんまん」の主人公のモデル、牧野富太郎博士ゆかりの植物園。
毎朝欠かさず「らんまん」を楽しんでいる私たちとしては、そりゃ行くでしょという場所。



とっても広いので、全部は回れんなぁ。



入場料は730円のところ、JAF会員割引で630円。
二人なのに団体扱い(^^)



「雑草という名の草はないがじゃ。」という牧野博士の言葉どおり、一見区別のつかないような草それぞれに名札がついている。



アイスクリン。土佐グルメのひとつ。
アイスクリームよりはシャーベットに近い。
まだ少ししか歩いていないが、暑いので食べちゃった。


牧野富太郎記念館の本館で資料を見た後、HPで見た「はじめての牧野植物園」コースに従ってこちらも急ぎ足。
1時間半コースってなってたからなぁ。もう3時半を過ぎとるぞ。閉館は5時やぞ。



見頃の花には「いています」の札。



「連続テレビ小説らんまんで紹介されました」という札がついているものもある。



ふむふむ広場にやってきた。
ここは見るだけでなく、五感を使って植物を感じるところ。触ったり嗅いだり。食べるのはダメだと思う。



ここは見て楽しむところかな。



ウサギノオ ’バニーテール’ はふわふわを触って楽しむ。


写真がないが、ハーブ系の植物では「手で揉んで匂ってみよう」というのもある。



牧野富太郎記念館・展示館
入場券にもなっている、お馴染みのポーズで迎えてくれる。



お、博士の研究中か。オジャマしました。すごい量の書物と標本。



こんこん山広場



高いところにあるので、見晴らしがいいな。



ヤマモモの木はこの辺りだったか。これも「らんまん」で紹介されたとか。覚えてないけど。


カメラとスマホと嫁はんのスマホの写真が入り乱れ始めたぞ。順番は適当になってきた。


そうそう、カメラのこと。
前回のブログ(大文字山に登った話)で、愛用のカメラが壊れたという悲しい報告をした。
次までには新調することになっていた。


ところが、何と奇跡の復活を遂げたのだ。
まさに買い替えに行こうと決めたその日、店の人に壊れ具合を確認してもらおうと思って電源を入れると何と直った!
全く普通に作動し、ちゃんと写真も撮れる。
どういうこと?

頭を打ってしばらく意識と記憶を失っていた人が、突然覚醒したって感じ?
まあ、直ったんなら買い替えはいいや。ということで、まだ使ってます。



時間的にモデルコースに入っていた「南園」や「温室」は諦めよう。

私の今の興味はスタンプラリーだけだ。


重ね押しのスタンプを5ヶ所で押せば完成。

残念ながら、4ヶ所止まり。最後の1ヶ所は、園を出て竹林寺の境内まで行かなくてはならない。
遠くはないが、近くもない。
諦めることに躊躇はなかった。
ちなみに周囲に押した三つの植物のスタンプは、翌日佐川町で押したもの。


というか、4ヶ所目の牧野富太郎像を探すのにもかなり手間取ったのだった。
京都一周トレイルを彷彿させるような、結構急な下り坂を下りることになった。



おしゃれな牧野博士。



戻る道にあった、ジャングルに映えていそうな植物。ちょっと不気味。


土産物などを買っていたら、ホントに閉園時間直前になった。
まあ十分楽しめたのでいいでしょう。
きれいな花を見せる植物園ではないけど、確かに一つ一つの植物に愛情が湧くような、そんな場所でありました。



今日の宿は「西鉄イン高知はりまや橋」。文字通り「はりまや橋」のすぐ近く。
いわゆるビジネスホテルなので、夕食は外に食べに行く。
チェックインして荷物を置くと、すぐに店に向かう。6時の予約には間に合いそうだ。



魚頭大熊(うおがしらだいくま)
ガイドブックにも載っていたし、食べログでも評判のいい店。



絶対に食べたかったのは、もちろん鰹のたたき(とろ鰹焼切)。
塩だけで食べたり、仏手柑酢で食べたり、ニンニクやネギなどをたっぷりのせたり。
やっぱりうまいなぁ。



うつぼの唐揚げ生にんにく仕立て。にんにくがめっちゃ効いてて美味。
少し食べてから撮った写真なので量が少なめに見えますなぁ。


いちいち紹介してられへんな。


ドーンと一気に4品。
どれもうまいが、私のおすすめは左下の牛すじ煮込み
よくある醤油味や味噌味ではなく、出汁のきいた塩煮込み。
昔近所の居酒屋で食べてから、牛すじ煮込みは塩味派になった。自分で作るときももちろんこれ。



生ビールの後はお酒で。
大将のおすすめ3種(美丈夫・南・土佐しらぎく)を順番に頼んで飲んだ。
家内もまあまあ飲むのでね。


全国旅行支援の続きの「高知観光トク割キャンペーン」があるので、旅行代金20%割引(上限3,000円)にプラスして地域限定の「おもてなしクーポン」が二人で4000円分もらえる。
この店への飲食代にも使えたので、ありがたかったわぁ。


ああ、どれもおいしかった。店も繁盛してたなぁ。
他の店に行ってないのでコスパはわからないが、おすすめできるお店だと思った。




帰りにはりまや橋に寄ってみた。
「三大がっかり名所」のひとつと言われているが、はりまや橋公園を整備したり、「南国土佐を後にして」の歌碑を設けたり、からくり時計を作ったり、アンパンマンやばいきんまんの石像を建てたりしてがっかりさせない工夫をしているようだ。
でも私は酔った状態で寄ったので、この一枚しか撮っていない。がっかり。


本物の播磨屋橋はこのすぐ近くにあり、橋というか、石の欄干が道路にあるという感じ。
その写真もない。がっかり。
これ以外にあと2ヶ所にはりまや橋があるそうだが、見てもいない。がっかり。


はりまや橋には罪はない。
自分自身に三回がっかりしてしまったのだった。



運転疲れもあって、この日はホテルに戻ってシャワーで汗を流すと、あっという間に眠りに落ちた。

おやすみなさい。

zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz

2日目

三日分を1本の記事まとめようという無謀なことをしている。
ただでさえ長くなりがちな私のブログ。
どこまで長くなるのか、自分でも想像がつかぬ。

ここまで読んできてくださった方がどれだけいるか存ぜぬが、時間的・精神的な余裕がなくなったらいつでもリタイアしてくだされ。
まだ多少は大丈夫という方々、写真だけでも眺めてくだされ。
こうなったら最後まで読むぞ、という方。あんた、すごいぜ。


ホテルの朝食はよくあるバイキング。
鰹のたたきもあったが、昨夜おいしいのを食べたので朝はやめた。
その代わり、白飯の他に「かつお飯」というのがあったので、いただいた。
鰹の塊がゴロゴロ入った炊き込みご飯。おかず、いらんやつ。

バイキングのような定額食べ放題って、食べな損やという貧乏根性が出てきていかんな。
あれこれと腹いっぱい食っちまった。


荷物を片付けるとさっそく出発。
駐車場はホテル併設の立体駐車場、一泊900円也。


最初の目的地へは1時間半ほどかかる予定。
11時までには着きたいので、余裕を見て9時頃には出た。

道は全然わからないので、ナビ子にお任せ。
山間の国道、川沿いの国道をくねくね走り続けていた印象。

まあまあ予定通り約1時間半で到着。



仁淀川アウトドアセンター

今日はここでカヤック体験をする。

本来は13時集合のコースを予約していたのだが、前日牧野植物園にいるときに電話がかかってきたのだ。
午後から雨の予報なので、11時に早めないかという内容。
ありがたく提案を受けることにした。


私はカヤックやらカヌーやらといった乗り物には乗ったことがない。
女房は以前に徳島県の大歩危でラフティングを経験したことがあるらしい。
私などひらかたパークの急流すべりぐらいしか知らない。


ライフジャケットを着け、ズボンの替えがないことに気づいてレインウェアのパンツを借りた(これは正解だった)。
グループ分けがなされ、陸上で簡単なレクチャーを受ける。
ラフティングや急流すべりに比べたら、静かな川面を移動するだけなので穏やかな気分ではいられそうだ。



天気がそれほどよくないので、仁淀ブルーとはいかない。



カヤックの乗り場。SAPをする人もいる。



うちの細君、ちょっと耳が長い。
それはともかく、水の透明度がわかってもらえるだろうか。
乗っているのもクリスタル・カヤックという透明なカヤック。


撮影は我々のグループのインストラクター、ヨーコさん。
ベテランらしく、常につかず離れずの距離を保ってルートを導きながら、まんべんなくみんなの写真を撮っていく。

「赤色さ~ん、こっち向いて~、笑顔ちょうだ~い。」「ポーズとってもいいですよ~」と明るく声をかける。
調子に乗ってピースサインをすると、
「まじめに漕いで!」とツッコんでくる。さすがベテラン、うまいなぁ。



一期一会の同じグループのメンバー。みんな楽しそう。
私たち夫婦が最年長であることは疑いないが、やや年齢が高いメンバーを集めたグループだな。



これだけ小さかったら加工はいらんな。
この感じで晴れていたら、仁淀ブルーを感じることができたのだろうか。




ああ、いい気分だなぁ。
ずっと薄曇りという感じだが、風がないので波も立たず、川の流れに乗って緩やかに川面を滑っていく。

川の水も風景も実にきれいだ。
カヤック体験、申し込んでよかったな。

私はひとり旅でも奥さんとの旅行でも、こういった体験モノはまずやらない。
ほとんどが観光地めぐりばかりだった。
著しく体力を使うものや芸術センスが必要なものは無理だが、こういう体験なら大丈夫。
クセになりそう。


ヨーコさんがたくさん写してくれた以外に、ドローン撮影もあり、カヤック体験の画像や動画はいくらでもある。
画像や動画のデータはGoogleフォトのしかるべきページにアクセスすると、自由にダウンロードできるのだ。
自分たちが写っている分だけ取っても、数十枚の画像と数本の動画。
でもブログに貼るのはこれだけね。顔を加工するのも面倒だし。

私もワイフもしなかったが、カヤックにカメラやスマホを持ち込むのも自己責任でOK。



楽しかったので、調子に乗ってカヤックの絵のTシャツまで買ってしまった。
いや、別に後悔はしていない。
mont-bell とのコラボ商品だし、気に入って次の日早速着たぐらいだから。



さて、もう1時。近くのドライブインで昼食。
写真はないが、家人は卵かけご飯、私はメバルの煮付け定食を食べた。


元々は1時~3時の予定だったのが、11時~1時になったことで時間ができた。
ぜひ行こうと計画していたわけではないが、行ってみたい場所が近くにある。




浅尾沈下橋

雨が降って川が増水したら、沈んでしまう石の橋。
だから欄干も手すりもなし。車1台分ぐらいの幅しかない。
何度も橋が流されたんだろうな。いくら強靱な橋を作っても自然の猛威には勝てない。
そこで逆転の発想。流れに逆らわず沈めてしまえ。水が引けばまた使えるじゃないか。
ってことか。




対岸側から写したほうがいいみたい。
アニメ映画「竜とそばかすの姫」に描かれた風景はこっち側から。
私、この映画見てないんですけど。



この橋ができたいきさつがちゃんと書いてあった。



こういう角度からも絵になるねぇ。



近くに咲いている花。これ、ユキノシタっていう名前なのか。



橋の上からの景色もいい感じ。
残念ながら仁淀グリーンだけど。



川沿いに車が数台置ける場所があり、その近くに咲いていた花。
ポピー?ヒナゲシ?いろいろ? 牧野先生~!
今日は天気がイマイチで、明るい写真が少ないので貼っておこう。


仁淀川には、ここ以外にもたくさんの沈下橋がある。
沈下橋巡りをするのもいいかもしれない。


まだ宿に行くのは早い。
もう1ヶ所、車で20分の距離だ。



牧野富太郎の出身地・佐川町

観光駐車場(無料)があって、実にありがたい。
逆に、200円ばぁ取っても誰も怒らんですろー。

途中から雨が降ってきて、佐川の町は傘を差して歩くことになった。



酒蔵の町だからね。ここは司牡丹の酒蔵のようだ。



牧野富太郎が2年間学んだ名教館(めいこうかん)。



観光協会にあった、朝ドラ「らんまん」の登場人物紹介。



浜辺美波ちゃんがかわいいので、勝手に掲載。



「岸屋」の酒蔵跡。昔は女人禁制だった場所。
「らんまん」では「峰屋」ですけんど。



富太郎の生家、岸屋の母屋。今は「牧野富太郎ふるさと館」として無料開放。



富太郎の部屋を再現。確かに散らかっとるなぁ。


昨日・今日と牧野富太郎さんにどっぷり浸かった気分。
うちの相方は、牧野博士の生涯を題材にした小説や本を何冊か読んでいるのでかなり詳しい。
ま、今後も朝ドラ「らんまん」を二人で楽しむことにしよう。




旧浜口家住宅は、古民家カフェ兼土産物屋になっている。
駐車場から見学から何もかも無料なので、少しでもお金を落とすためにお茶の時間にした。



連れ合いがシフォンケーキを所望したが売り切れだった。
すると店の人が「こちらのケーキ、今し方半額になったんですがいかがですか」と言うので、私までいただくことにした。
数種類から私が選んだのは、ブルーベリークリームのロールケーキ。


それほど強くはないが、雨の中のドライブとなった。
ま、後は宿に向かうだけだから。30分ぐらいかな。



中津渓谷 ゆの森の玄関。



私たちが泊まったのは、すぐ向かいに三棟あるコテージの一棟。



広々として、とても素敵な部屋。


あ、(わざと)間違えた! これ、牧野富太郎博士の部屋やん。
めっちゃ散らかっとるやん。



こっちが本物。
広々として、とても素敵な部屋。
長いブログが余計に長くなっとる。



テラスからの眺めもよさそうだが、残念ながら雨でビチョビチョ。


温泉とレストランの写真は撮っていない。

前日がシャワーだけだったので、ゆっくり温泉に浸かることができてうれしい。ほぼ貸切だったし。
珍しくサウナなんかにも入っちゃったりして。
私はサウナが苦手で滅多に近寄らないが、ビールが少しでもおいしくなるような気がして頑張った。
5分も頑張ったのはこれまでの最高記録かもしれぬ。


頑張ったおかげでビールがうまかった。(たぶん頑張らなくてもうまいと思うけど)

料理はどれもおいしかったな。
写真がないので、メニューだけ貼っておこう。


他人様に読んでもらうブログというより、自分のための記録やな。


さあ、明日はもう帰る日か。
雨がかなり降ってるな。
おやすみなさい。

zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz


3日目

おはようございます。

やっぱり雨は止んでない。
さすがに高知は雨が多い。
平年の降水量ランキングでは、高知県は全国第一位らしいぞ。
そう言えば、全国制覇の旅で4年前に高知に来たときも途中から雨だったなぁ。


6時頃目が覚めたので、ひとっ風呂浴びてきた。
夜に続いてほぼ貸切。
雨降りの中の露天風呂もいいなぁ。風呂自体には屋根がついてるけど。


朝食はちょうどいいぐらいの「温泉旅館の朝食」っていう感じ。
それでえい(良い)。
ときどきあるでしょ。朝から鍋やら、干物の炭火焼きやら、ゴージャスすぎるやつ。
嫌いじゃないけど。


ここでも「おもてなしクーポン」二人で4,000円分をもらえたので、夕食の飲み代と土産代がただみたいになった。


チェックアウト前に、雨の中のお散歩。
ここは中津渓谷という立派な観光地。
何も見ずに帰るわけにはいかない。
しかも「七福神めぐり」があるというじゃないか。私ゃ、七福神は大好物でね。
傘を差してでも行く価値はありそうだ。



渓谷に吊り下げられていた鯉のぼりたち。
中津渓谷の鯉のぼりは有名らしく、毎年5月にはたくさんの鯉のぼりが空に舞い、壮観な姿を見せてくれるらしい。

かわいそうに濡れネズミみたいになりゆうが・・・・



雨じゃなかったら・・・・想像を膨らませるしかない。



中津公園入口。竜神七福神を探しながら、渓谷を探訪するわけだな。



鯉のぼりはともかく、岩の感じはすごいな。



第一七福神発見! 対岸からこちらを睨んでいるのは、毘沙門天だな。


顔、怖いよ。



巨岩群の迫力たるや・・・



第二七福神は、恵比須さまだぁ。


この遊歩道、思ってた以上にキツいぞ。
道は狭いし、滑りそうだし、傘は邪魔だし、アップダウン激しいし。
先にある「雨竜の滝」まで片道20分という話だが、この道を20分かぁ。
雨の朝に気楽にお散歩しようという代物ではないことに気づくのに、時間はかからなかった。



滑り落ちたら終わり。



この石橋を渡ったら引き返そう。かみさんとも意見が一致した。


結局「二福神めぐり」になってしまった。


でもほんの一部でも渓谷を見てよかったと思うぞ。
見ると見ないでは大違いだ。
また次は天気のよい日に来よう。来るか?


宿に戻ってチェックアウトをして、車に乗り込んで出発。
今日はずっと雨のドライブになるのかな。


昨日通った佐川町も過ぎ、どんどん走って高知市内に戻る。


今日の目的は、高知城


雨に煙る追手門。遠く天守閣が見える。最短距離で攻略するぞ。



自由民権運動の父・板垣退助像。横からですみません。
「板垣死すとも自由は死せず」の名言を残す。
私の世代なら、百円札の肖像としての記憶が残ってるはず。



ずいぶん近づいてきた。かなり省略しとる。



土佐藩初代藩主・山内一豊の妻と馬の像。
夫のために名馬を買って、その馬が織田信長の目に留まり、出世の糸口になったという「内助の功」の逸話が有名。
大河ドラマ「功名が辻」の主人公だが、珍しくこの大河は見てなかったのよね。



雨は止まないが、攻略は近い。



ついに本丸に到達。
高知城は本丸の建築群がすべて現存する、日本唯一の城郭だそうな。

さあ、いよいよ天守閣に(入場料420円を払って)突入じゃ!! かかれ~!!


なかなか急な階段(ほとんど梯子みたいな)を上り、最上段に着いた。



天守閣からの眺め。景色はしゃーないな。



落書き・喫煙・飲食の禁止はわかるけど、昼寝する人もおるんか。



そう言えば駐車場のトイレにこんな張り紙が何枚も貼ってたぞ。
「禁止食物」って、「飲食禁止」ってこと?
ハンバーガーのアイコンは、例として挙げてるんやねぇ。
禁止薬物みたいに、ハンバーガーが禁止食物ってことやないねぇ。
それはともかく、「ドリアン」ってどういうこと?臭いと評判だから?


結局かなり足早に回ってしまったな。
城好きのバウアーやグンソーに「何ともったいないことを」と言われそうだ。


さて、もう昼食の時間。
高知城から歩いて3分の場所に、ぜひ行ってみたいところがあるがじゃ。



ひろめ市場
土佐のうまいもんが全部揃っているような、魅惑の商店街。
迷路のように入り組んだ、でっかいフードコートみたいな感じ。
昼間っから、飲みまくっとるなぁ。
鰹をはじめとした海鮮系の居酒屋が多い印象だが、定食屋・寿司屋・惣菜屋・ファストフードっぽい店・土産物屋・酒屋・ラーメン屋・インド料理店・服飾店・マッサージなどなど、まあ何でもありますな。

ちなみに「ひろめ」は幕末の土佐藩家老「深尾弘人蕃顕(ふかお ひろめ しげあき)」という人の屋敷跡の地に作られたからだとか。



まずは「いも天」。
揚げたてのアツアツを出してくれる。
サツマイモの天ぷらというと輪切りにしたものが多いが、このいも天はころっとした食べやすいサイズ。


これだけでは一食分にはならないので、ちゃんと昼食にしよう。
こんな場所なのに、アルコールを注文できないのが悲しい。
あちらこちら歩き回るが、目移りしてなかなか決められない。

結局私は「ひろめ丼」(しらす丼に鰹のたたきが三切れ)にした。うまいに決まってる。
かかあは「どろめ丼ハーフ」を食べた。どろめは鰯の稚魚で、いわゆる生しらすのことだと思われる。これもうまそうだった。



桂浜・牧野植物園・はりまや橋・仁淀川ブルー(グリーン?)・浅尾沈下橋・佐川町・中津渓谷・高知城・ひろめ市場・・・・鰹も食べたし。
今回の旅行としては思い残すことはない。
愚妻 パートナーも満足したようだ。
ただし、高知県はまっこと広い。まだまだ魅力的な場所がたくさんあるき。
再び訪れるという保証はないが、遠い楽しみにしておこう。


南国土佐を後にして、家に帰るといたしましょう。

三日間の全走行距離  883.7km


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