第6日目 2019.3.2
明らかにタイトルが苦しい。 ん?
今治を抜ける前に道の駅に寄った。
道の駅「今治湯ノ浦温泉」。
温泉施設併設ならラッキーと思ったが、残念ながら温泉スタンド(100リットル100円)があるだけだった。
でもせっかくなので、タオルを土産に買った。買えてよかった。
西条市、新居浜市、四国中央市を経て香川県に入る。
「四国中央市」ってすごいネーミングを持った市だな、と思った。
いわゆる付けたもん勝ちの名前やん。
でも、ここすごいところなのだった。
香川、徳島、高知の3県と接しているうえ、高松自動車道、徳島自動車道、高知自動車道、松山自動車道がこの地で絡む交通の要衝。
将来道州制が導入され、四国州ができたときの州都になるかも知れない所だそうな。
そうなると、付けたもん勝ちではないな。
失礼しました。
この写真がわからない。何かの意図を持って撮ったのか、たまたま空と海がきれいだから撮ったのか。
場所もわからない。
でもすごいね、今の時代。
写真の記録から11:22に撮影したということがわかる。
11:33に四国中央市土居町津根のファミリーマートで飲み物を買ったレシートが残っている。
すなわちファミマから10分ほど戻った辺り。時速40~50kmぐらいで走っていたとして7km程度だろうか。
インターナビのドライブノートによると、道の駅からファミマまではエンジンを切った記録はない。
たぶん景色のよいところで車を停める場所があったので、撮ってみたという感じだったんだろうな。
残念ながら場所までは特定できなかった。
あまり海の近くを通ってなかった気がするが、よくわからない。
ストリートビューなどを駆使して徹底的に調べたら判明する可能性はあるが、まあそこまでする理由はない。
要するに今の時代、様々なことがデジタル的に記録に残るから便利なような、ちょっとこわいような。
【香川県】
香川県のいちばん西にあるのは観音寺市。「かんおんじ」と読む。
何を隠そう、はむおじさんは香川県観音寺市の生まれなのだった。
もっとも物心がつく前に兵庫県に引っ越したので、ほぼ記憶はない。
わずかに残っている記憶も、写真で見たり母親から聞かされたことが自分の記憶に刷り込まれたものかもしれない。
だから、観音寺市を走っていても郷愁に浸ることはない。
生まれ育った場所がどのへんなのかも実は知らない。
母親にでも聞いとくんだった。
観音寺市の観光地と言えばここ。
琴弾公園。
これ。工事現場ではないよ。
こんな近くから見てもわかるわけがない。
寛永通宝の砂絵。
展望台から見て円形に見えるよう、実際には少し楕円形で造られているらしい。
寛永通宝だけでなく、この公園は広い。ゆっくり回っている余裕はない。
この日は土曜日だったので、観光客だけでなく、ファミリーで遊びに来ているという雰囲気もあるのどかな公園。
もう1時半になる。お腹も空いているので昼食にしよう。
香川に来たからには避けては通れぬ。避ける理由もない。
さぬきうどん。これはしょうゆうどん。
味の素、久しぶりに使ったな。
ホントは香川県らしくセルフのうどん屋に行きたかったが、もう時間的には少し厳しい。
人気店の中には土日を休みにしている所もあるし、麺や出汁がなくなったら終わりみたいな店もある。
ウロウロ探しているうちに時間もどんどん過ぎていくので、琴弾公園の中にある「きたのうどん」。
観光客相手の店はちょっと値段が高め。
でもさすがに本場のさぬきうどん。おいしかった。一瞬で食べ終わった。
道の駅もあったので、少し買い物。
すぐちかくにある「観音寺」。こちらは「かんのんじ」と発音するらしい。
10分ほど北上すると、次のお目当ての場所。
ボリビアのウユニ塩湖。
いやいや、ボリビアは本物やん。香川のウユニ塩湖。いや、今や日本のウユニ塩湖か。
三豊市にある「父母ヶ浜海水浴場」。
広ーい砂浜。
潮が引いていった感じがよくわかる。
天空の鏡になる雰囲気はわかる。
足を上げたり、ジャンプしたり、思い思いのポーズで撮影を楽しんでいるが、うまく撮れたんだろうか。
少し風があり、水面にさざ波が立つと鏡になりにくい。
夕日の時間ではないし、諸条件が整っているとは言えない状況で、しかもおじさんは一人なので、いい写真が撮れるはずもない。
たくさん集まっていた皆さん、とても楽しそうだったなぁ。
よかったら「父母ヶ浜」で検索してください。美しい写真がたくさん出てきます。
さあ、後はキャンプ場に向かう。
ちょっとここまで香川のご当地グルメが弱いぞ。
何と異例のスーパー3軒はしごで何とか。
着いた。
本日の走行距離、127.9km。
これは短いな。
だいたい200km超が普通だから、100km台前半は地元近辺を除くと最短記録かも知れない。
朝日山森林公園キャンプ場
ここも無料。ホントはFAXで申し込みをするのだが、電話して旅先だと伝えると、名前や連絡先を伝えるだけで受付完了になった。
わかりやすいゲート。
ゲート前の駐車場にいる開運昇龍。噴水なのかな。
ゲートを入ると一方通行になっている。
どこがいいか決められず、2周した。
上まで行くと神社がある。
いちばん広いところ。これが第一キャンプ場なのか。
ただし、ちょっと離れたところに先客が一組(一人?)。
東屋があって、雨の場合逃げ込めそうな第二キャンプ場。たぶん。
ただし、この真上に近いところにその先客が。
普段ならいいけど、今夜は来客があるからちょっとうるさくなるかも。
結局ここに張った。ふれあい広場。
トイレ棟もあるし、
炊事棟も近い。
備え付けのテーブルやベンチも。
でも、ここは本来はキャンプするところじゃないな。
誰もいないから許してね、という感じで。
タイトルにも書いたので、隠すこともないから言ってしまうが、今夜ここにいとこがやって来る。
はむおじさんの母方のいとこが来る。
実はこの旅の最中、突然LINEのいとこグループができた。
おじさんを含めて13人。
えらい盛り上がりを見せて、その盛り上がりの中で香川在住組が来てくれるという。
来るまでには時間があるので、まずは一人宴会。
れんこん天とちくわ天。
どこのスーパーの総菜コーナーにもあるようなもので、特に香川というものではない。
香川のうどん屋にはたいてい天ぷらが置いてある。
今日はうどん屋で食べなかったので、心残りだったのだ。
これもどこにでもありそうな焼き鳥。
香川の丸亀は骨付き鶏で有名なのは知っていた。
丸亀には行っていないので、せめてよく似たものはないかと探したが見つからなかった。
諦めかけたが、何か口がもう鶏を食べたいモードになっていたので仕方なく骨なし鶏で妥協。
しょうゆ豆。そら豆をしょうゆなどで煮ている。
子どもの頃からよく食べていた。母の実家から何かを送ってもらうと、しょうゆ豆が必ずセットされていたから。
煮豆のようだが、甘さよりも辛さが勝つ。特にこれはピリ辛。
このあたりで、いとこたちが3人(女、女、男)来てくれた。
いとこの中では真ん中よりは若い人たち。
おじさんの母親は長女だったので、母方のいとこはみんなおじさんよりは年下なのだ。
まあ、この後の話は全くプライベートなものなので詳細は省く。
長い間特に連絡を取り合うこともなく、会ったのも十数年前のおばあちゃんのお葬式以来。
その時にもおそらく挨拶程度しかしていないから、記憶の中ではみんな子どもなんだな。
今回来てくれた一番若い人はおじさんとは一回り半ぐらい違う。
おじさんが高校生ぐらいの時に生まれたわけだ。
それがみんないい大人になって再会。
不思議なものだ。
今回来てくれたKちゃんが、共通の友達になっていた叔母さんを通じてはむおじさんをFacebookで見つけてくれて、そのつながりがスタートだった。
Kちゃんがあちこち連絡してくれて、一気にみんながつながった。
彼ら彼女らの親、つまりはむおじさんの叔父さん叔母さんとも電話で話した。
うれしいもんだね。
おじさんはFacebookから小学校時代の友人とつながりを持ち、飲み会をしたり同窓会をしたりするまでになった経験を持つ。
LINEグループでもしっかりつながっている。
中学校時代の友だちのLINEグループもある。
すごいね。時代だね。
SNSって何かと問題が多くて負の部分がクローズアップしがちだけど、こんなすてきなこともあるんだよね。
若い子が使い方を間違えるから批判されるけれど、ちゃんと使えばホントにいいもんだと思う。
1時間以上いてくれて楽しい話で盛り上がったが、雨がポツポツ降り出したこともあり、おひらきになった。
差し入れやお土産もたくさんいただいた。
3人が帰っていったので急に寂しくなった。
雨も見過ごせないぐらいになり、急遽テントのひさしを伸ばして避難。
ザーザー降りではないので、これで凌げる。
焚き火が消えるほどでもない。
後は、差し入れでいただいたものを食べながらしばらく一人で飲んでいた。
たぶんこの日が一番たくさん飲んだようだ。
買ったけど食べなかったもの、紹介コーナー。
炙りいりこ酒。ひれ酒風に燗していりこを入れる。
家に帰ってから飲んだ。
実はほとんどヨメが飲んだ。
ままかり酢漬け。岡山でも食べたが、こちらの方がちょっと豪華。パッケージも春らしい。
食べようと思っていたが、クーラーボックスの中に埋もれて忘れられていた。
香川産の餅米と香川産の唐辛子をつかったおかき。
香川名物、あん餅の雑煮。
両親が香川なもので、おじさんは子どもの頃からずっとお雑煮と言えばあん餅だった。
後日家で食べた。
本来は大根や人参、油揚げなど具も多いが、今回はネギだけ。
あん餅入りの雑煮というと、気持ち悪がられることもあるが、白味噌自体が甘いものなので、違和感はない。
少なくともあんこが嫌いでなければ、普通に食べられると思う。
テレビで「全国各地の変わり種雑煮」みたいな特集があると、たいてい紹介されるので結構有名かも知れない。
ちなみに写真でおわんの右下に写っているのは、寛永通宝(おもちゃの)。金運を呼ぶらしい。
雨も止まないので、できるだけ濡れないように片付けてからテントに入った。
昨日ほどは寒くない。
おやすみなさい。
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
2019.3.3
おはようございます。
雨は降り続いていたようだ。
起きたときはようやく止んだかな、というぐらい。
テントはびちゃびちゃ。乾かしようもない。
朝食。
たっぷり豆パン。
四国各地のマルナカで、この白十字のパンを見た気がするが、香川県さぬき市に工場がある。
テントを乾かす時間がいらないので、むしろ雨撤収は早く済む。
家に帰ってから干せばいいだけだ。
8時過ぎには出発。
帰宅する最終日。寄るところもあるので、もう一日分、別に書きます。短いけど。
既にキャンプのレポじゃないけど。