第7日目 2019.3.3
無理やり四県とも入れてみた。 ん? 気づいてた?
今日はもう帰宅するのだが、その前に寄りたいところ、いや、寄らなければならない場所がある。
まずは北に向かう。
金比羅さんの近くを通り、丸亀から高松へ。
そうそう、丸亀を通りながら思ったこと。
丸亀には「丸亀製麺」があるんだろうか。
「丸亀製麺」が丸亀発祥でないことは出回りだした頃から知っている。
しかし全国展開をし、今や海外でも13カ国212店舗を出している「丸亀製麺」。
堂々とうどん県にも凱旋(?)進出しているのでは?
答えはやはり、NOだった。
香川県内の「丸亀製麺」は高松市内の2店舗のみ。
徳島6軒、愛媛9軒、高知4軒。いちばん少ない。
どころか、全国でも2店舗というのは鳥取と並んで最少。
やっぱりな。
「はなまるうどん」は香川県内に14店舗。丸亀にもある。
やっぱり名前が悪いのかなぁ。
香川県進出1号店はつぶれたと聞くし、嫌われてるんやな。
ちなみにあの「丸亀製麺」ではない「丸亀製麺所」が丸亀にあるらしい。
ついでに思ったんだけど、香川県民ってカップうどんを食べるんだろうか。
前日に寄った香川のマルナカでは、「どん兵衛」や「赤いきつね」がたくさん置いてあった。
あれだけ安くて美味しい店がたくさんあるうどん県でも、「どん兵衛」や「赤いきつね」はそれなりの人気があるのかなぁ。
さて、高松市内。栗林公園のすぐそばを通るが寄らない。
屋島が見えてきたが、これも見ながら走る。
15年ほど前に、屋島の合戦の跡を訪ねてこの辺りに日帰りで来たことがある。
那須与一の扇の的がこの辺りだと調べていたが、よくわからないので、たまたま通りかかった牟礼町の役場か観光協会に寄った。
すると親切に教えてくれたどころか、「ガイドの研修をしているのだが、よかったらガイドをさせてもらえないか」と言われて付き合ったことがある。
その翌年の大河ドラマが「義経」なので観光客が増えることを見込んで、ガイドができる人を増やして研修していたそうな。
それはそれはこちらが求めている以上の案内をじっくりしてもらった覚えがある。
その時に通った「那須与一の駒立岩」のすぐそばを通ったんだな。後で地図を見るまで気づいてなかったけど。
庵治町は映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地。
那須与一で訪れたときがちょうど映画が公開された時期だった記憶がある。
さて、どこに向かっているのかと言えば、ここでした。
竹居岬。変換したら「竹井美咲」。誰やねん。
四国最北端である。やったー!
最東端の徳島県・蒲生田岬、最南端の高知県・足摺岬、最西端の愛媛県・佐田岬に続いて、最北端の香川県・竹居岬。
東西南北、いや、東南西北(トンナンシャーペイ)の順。四国4県一つずつ。
美しいバランスだ。
こういう位置。
車を置いて少し歩くと、何やら派手な景色。
突き当たりまで行くと、神秘的な岩窟が。撮影禁止とあったので、ここまで。
先端の鳥居。
霞んでわかりにくいが、向こうに見えるのは小豆島。
さらに岡山県まで見えるということだが、天気がよくないのでわからない。
道路からかなり急な坂を下りてきたので、上るときはめったに使わないローギアで慎重に。
ここまで来たら素通りはできまい。
母の実家があった小田に行く。叔父さんがいるので、会いに行こう。
全く個人的なことなので、写真も1枚だけにしておく。
一部変わっていたが、子どもの頃毎年夏休みに遊びに行っていたところ。
毎日海で泳いでいたなぁ。いとこたちと宿題をして、泳いで、すいかを食べて、夜には花火をして。
昭和の夏休みを絵に描いたような思い出が詰まっている。
子どもだったからゆっくりと話したこともない叔父さんとも、おそらく初めてしっかり話ができた。
いとこ会のLINEグループでも昔の懐かしい写真が次々に貼られ、頭の中では40年以上も前に何度もタイムスリップした。
あと、もう一ヶ所。
医王山大窪寺。
四国八十八番。
本堂。無事に四国の旅が終えられることを感謝してお参りした。
第一番の霊山寺から第八十八番の大窪寺まで。
四国八十八ヶ所めぐり、終了。ただし、中八十六ヶ所抜き。
おっさんキャンプの仲間の一人がかつて八十八ヶ所を回ったとき、「あんたは1周したぐらいでは穢れが落ちんわ」と揶揄されていたが、これはもっとあかんやつやなぁ。冗談で言うてたら怒られるなぁ。
いつか必ずちゃんと巡ってみたいと思っている。
もう昼を随分過ぎているので、昼食。
大窪寺のすぐ近くにある八十八庵で、たらいうどんといなり2個。
結局セルフの店には行きそびれた。
全国制覇の旅、四国シリーズはこれで終わり。
この後は高速に乗り、また淡路島を通過して帰った。
本日の走行距離、322.7km。
四国シリーズ全走行距離、1583.6km
海岸沿いを回ることを選択したので、内陸部にはほとんど行けなかった。
徳島の大歩危小歩危や祖谷のかずら橋、剣山にも行きたかったが、ちょっと無理だった。
四万十川沿いにたくさんあるキャンプ場にも泊まりたかったが、コースがうまく取れなかった。
四国カルストや面河渓のドライブも次はしてみたいし、うどんツアーももう一度行きたい。
まだまだ魅力たっぷりの四国。
ちょっとだけ自分のルーツを探る旅の雰囲気も感じさせてもらえた。
実際に会いに来てくれたり、LINEで励ましのことばをかけてくれたいとこたちにも感謝。
これで1道1府26県。あと1都1府17県。
平成の間には終わりそうにない。新しい時代にまたがっても実現したい。