ホタルを見ることはできたのじゃ。
タイトルを疑問形にしておいて、いきなり答えを出してしまうという下手くそな構成。
と言うても、これだけではホタルかどうか信じてもらえない可能性もある。
もっとええ写真は後で登場させるので、お楽しみに。←ハードル上げてしもてる。
急に行くことになったおっさんキャンプ。
メンバーは、
K氏と
M社長と私・
はむおじさん。
激安移動野外宴会部の主要メンバー・Mad氏は、東北地方遠征中。
梅雨入り前だというのに、30℃を超える真夏日連発。
秘密にしている例の場所なら、避暑になるのではなかろうか。
今日は、
「ホタル見に行くキャンプor車中泊 激安野外宴会 in 秘密の場所」と銘打たれたイベントなのだ。
言い出しっぺのK氏からのLINEにそう書いてあった。
「in 秘密の場所」の部分には地名が入っていたが、ここは当然隠す。
このイベント名を改めて見ると、いくつかの疑問が湧いてくる。
疑問1 この場所はホタルを鑑賞できる場所なのか。
一応この場所の地名にホタルを付けて検索してみたが、何も情報はなかった。
「以前にここでホタルを見たことがある」というM社長の証言が根拠のようだ。
ここは、M社長が酔って幻覚を見たのではないことを信じるしかない。
疑問2 「キャンプor車中泊」とあるが、キャンプと車中泊はどちらかを選択するものなのか。
言い方を替えると、「車中泊をするとキャンプとは呼ばないのか」という疑問になるわけだ。
もっと言えば、「車中泊キャンプという概念は存在しないものだったのか」ということだ。
これについては、もっと後半になってから考察したい。
疑問3 「激安野外宴会」とは何か。
これは疑問2に関わってくる問題だ。
これまで「おっさんキャンプ」と呼んでいたものが、いつの間にか「激安(移動)野外宴会」に改称される動きがあるようだ。
このことについても後述したい。
何回も来ている秘密の場所
キャンプ場ではなく、キャンプをしてもいい公園。もちろん無料。
午後1時過ぎに現地集合し、まずはM社長のでっかいタープを張る。
今日はこれがないと、とても生きてはいけまい。
早速1本目のビール。サッポロの
ナナマルから参りましょう。
到着ラーメンの代わりに、到着
7種だしが決め手!揖保乃糸ぶっかけ素麺。超手抜き。
M社長は
「餃子の王将」の
にんにく激増し餃子。私もお裾分けをいただいた。
食べ始めてから思い出して撮ったM社長の写真。
空いたところはビールで隠し、さらに「餃子の王将」のロゴをアピール。
写真でアピールして、次はもっとニンニクを増し増しにしてもらおうという企みだろうか。
それなら私も一役買おう。このブログ、王将関係の人が見てたら何かが起こらないか。
ぶっかけ素麺だけではビールが飲めない。一品作ろう。
見た目がよくない。玉ねぎとツナと卵とチーズが入っているのは確認できる。
新玉ねぎは塩で揉んで、水気を絞っている。
スキレットで焼いて、
新玉ねぎのチヂミ完成。
このままでも旨いし、コチュジャンをつけてもいい。
ラージメスティンでお料理をつくったM社長。ライオンマスクの下は、満面の笑み。
料理名をちゃんと聞くのを忘れてた。
魚介と野菜の何とか炒めっていう感じだったと思う。
ブラックペッパーがよく効いて美味しかった。
K氏にもらった、
唐揚げ。
K氏は来る前に、道の駅及び隣接するスーパーで買ってきた総菜中心のメニューのようだ。
他にもししゃものフライもいただいた。
唐揚げには
濃いめのレモンサワーだね。
最近はビール一辺倒から進化して、ハイボールやレモンサワーも用意している。
日本酒の瓶を持って、楽しそうなK氏。
残念ながら、この日はもう食べ物・飲み物の写真は出てこない。
もちろん食べた記憶はあるが、写真がないので思い出せない。
イカのバター醤油焼みたいなものを作ったが、写す前に食べてしまったようだ。
それぞれに呑んだり食ったり、おひとつどうぞをしたりで、時間が過ぎた。
酔っぱらう前に、
高齢の 恒例の記念撮影をしようということになった。高齢でも間違いではないが。
撮影はK氏のiPhone。いつもちゃんと三脚も用意してくれている。
ところがだ。
三脚にスマホを取り付けるホルダーのネジを紛失したようだ。
これではうまく固定できない。
こんなことぐらいで諦めないのがK氏。
彼はこう見えて(どう見えて?)、DIYの達人でもあるのだ。
特に細かいものをコチョコチョッと工夫するのが好きだと言っている。
コチョコチョと工夫をしながら、スマホを三脚に取り付けているK氏。
「こんなん、簡単やで」という顔をしながら作業している。この時は。
焼鳥をくわえた少年のような笑顔でセッティングするK氏。
緑色のベルトで縛り付けて固定する作戦のようだ。
左の芝生には、大きな直火の跡が見られる。これだけ草が生えても元に戻らない。
多くの人たちに問題意識をもってほしいという気持ちで掲載した。
え? 右のピンクの短パンの
きたない足のほうが問題だってか?
それは・・・見なかったことにしてほしい。
作業は思いのほか、難航している。DIYの達人をもってしてもダメなのか。
何度もトライしたが、妙に歪む。
いけるか、と思った瞬間、スマホは首をかしげる。
それを見て笑い転げていたのは、既にモデルとしてスタンバイしていたM社長とはむおじさん。
6コマ漫画にもなっていない、同じような写真ばかり載せんでええやろ。顔も見えんし。
でもせっかくK氏が送ってくれたからなぁ。
必死でカメラのセッティングをしてたと思ったら、こんなにいっぱい写してたんや。
何とこの場面の動画もあるけど、加工する技術がないので載せへんよ。
ようやくセッティングが完了したようだ。
セルフタイマーで、K氏も入ってパチリ。
2回撮ったけど、2回ともK氏の頭、切れてるやん。
K氏だけ立って写ってるもんなぁ。座ったらええんちゃうの?
ところで右の写真、M社長が右手に持ってるのは何?
愛用のアジ包丁だって。M社長は釣りをするからね。
それはええけど、記念写真には似合わんね。
というわけで。
やっと撮れた貴重な一枚。奇跡の一枚というほどではない。
みんなええ顔してる。と言うても、私はのっぺらぼう。ええ顔も何も・・・。
日が傾いている。
日陰を求めて、どんどん下がっている。最早タープの下には意味がない。
K氏が撮った夕景写真。いつもながら、美しい。
M社長も負けじと写す。目に焼き付いてしまう夕焼けの色。
私も写したが、二人に勝てないのでボツ。
そうこうしているうちに、あたりは暗がりに沈んできた。
残念ながら周辺には民家もあり、真っ暗というわけにはいかないけれど。
ホタルは午後8時~9時が活動のピークということだ。
時計で確認してから出勤してくるわけでもなかろうに。
自然ってやっぱりすごいと感心する。
8時になったので、ホタルを見に行く。
以前にM社長が見たという、道路側の細い川(溝?)方面。
いる。
いるやん。
思ったよりもたくさん光ってる。
最初は2~3匹ぐらいかと思ったが、よく見るといるいる。10匹やそこらではない。
写真に収めようとしたが、残念ながらうまく撮れない。
これが私の精いっぱい。よ~く見てね。
何枚も撮ったが、碌なものはなかった。
たくさん飛んでいるホタルの一匹が、M社長の腕に止まった。
離れようとしない。
サイトまで戻ってきても、ずっとくっついている。
こんな感じ。
おっさんの袖にくっついても、優雅に光るホタル。
M社長、めっちゃモテてますやん。
でも逃がしてやろうということになり、K氏が引き取った。
K氏の手に乗っかったホタル。汚い手ですみません。誰が汚い手やねん(by K氏)。
指の方に移動している。汚い指ですみません。誰が汚い指やねん(by K氏)。
結局この写真が一番よく撮れてますなぁ。K氏の自撮り。
この後、前方を流れる川沿いまで行くと、対岸にも無数の光。
すごいすごい。
こんなにたくさんのホタルが見られるとは、想像してなかった。
めったに見られるものではないので、いい経験になった。
キャンプに来てホタルを見たことってあったっけなぁ。記憶にないな。
ところで、わらべうたにホタルの歌があったよね。
タイトルは
「ほたるこい」だそうだ。
ほ、ほ、ほたるこい
あっちの水は にがいぞ
こっちの水は あまいぞ
ほ、ほ、ほたるこい
ほ、ほ、の部分は、ほう、ほう、と表記されているものも多い。
この部分しか知らないけど、2番の歌詞とかあるのかと思って調べてみたら、あるにはある。
いろんな地方に伝わる歌として、歌詞が付け加えられている。
それも同じものではない。
ホタルの光をちょうちんに見立てて、「山路来い」という感じの歌詞をいくつか見た。
興味を持って調べたら、かなり深いことかも知れないが、そこまでの興味はなかった。
もう一つ、ホタル関連の歌といえば
「蛍の光」。
閉店時間を知らせる曲や卒業式の歌としても有名な、別れの曲の代表格。
紅白歌合戦のフィナーレにも歌われる。
しかし元々スコットランド民謡に日本人が歌詞を付けたもので、原曲「オールド・ラング・サイン」は祝いの席などで歌われる歌だそうな。
外国からの観光客が閉店間際の店に来てこの曲を聴いても、閉店を知らせる曲と理解できないらしい。
そこで別の曲に替えるなどの取り組みが行われているという話題をテレビでやっていた。
M社長にくっついてきたホタルも逃がしたことだし、ホタルとはお別れしましょう。
♪ほーたーるのーひーかーぁりー まーどーの ゆーぅきー♪
さよなら。
後は焚火を見ながらお酒を飲む時間。
普段あまり焚火をしないK氏も「やっぱり焚火ってええもんやなぁ」と満足げだった。
一旦チェアに座ったまま熟睡していたM社長も復活した。
話題が仲間のMad氏のことになって、K氏が急にMad氏に電話をかけた。
盛岡でソロキャンプ中のMad氏は驚いていた。
福井→長野→新潟→岩手みたいな感じのルートでバイクを走らせているみたいだ。
天文やら生物やら、何かと科学的な分野に明るいMad氏によると、光っているホタルはオスだという。
やけにホタルにモテモテだったM社長は、「あれ、オスやったんか。ショックやわぁ。」と嘆いていた。
帰ってからのLINEのやりとりでも、「光るメスもおるんとちゃうねんやろか」と未練たっぷりだった。
理数系の知識にはとんと疎い私が調べたところによると、メスも光るらしい。
Mad氏の言うとおり、光りながら飛んでいるのはオス。
メスを探しながら自分をアピールし、プロポーズするのが目的らしい。
いっぽうメスは葉の上などで小さめに光り、オスに存在を知らせるということだ。
あのホタルは、飛ばずにM社長の服にしがみついて光っていたではないか。
ということは・・・
もしかしたらあのホタルはメスで、一生懸命M社長に自分の存在を知らせていたのではなかろうか。
M社長、捨てたもんじゃありませんぜ。
で、メスだったとして、どうしようと思っていたのだろう????
いい感じで酔いも回ってきて、焚火もほぼ燃え尽きた。
ちゃちゃっと処理して(火消し壺に入れて)、お休みの時間。
今日は3人とも車中泊。
それでは、おやすみなさい。
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
途中で一度目が覚めて180°回転して眠り直した。
地面はフラットのつもりだったが、頭の方が少し低かったみたいで心地よくなかったのだ。
目を覚ますと、外はすっかり明るい。もう6時を回っている。
M社長もK氏も起きているようだ。じゃあ、起きなきゃ。
我々以外に、4人ほどソロキャンパーが泊まっていたようだ。
おはようございます。
朝の風景写真が一枚もない。普通このへんで一枚入れとくんだがな。
仕方ない。M社長の朝食でも載せとくか。
クリームパンだったか、あんパンだったか、とにかくホットサンドメーカーで焼いたもの。
妙にうまそう。
じゃあ、自分の朝食もお披露目。
緑のシールの
ランチパック二つ。
一つは「帰ってきたあぶない刑事」コラボの
「ハンバーグ&ナポリタン」。
もう一つは定番の
「ピーナッツ」。
私もホットサンドメーカーで焼いて食べた。ピーナッツのほうは、持って帰り昼食になった。
いつものようにコーヒーも淹れた。
ランチパックは便利なので、よくキャンプの朝食にする。
この後登場するが、私は撤収完了前に「午前に飲む午後ティ-ストレート」を飲むことをルーティンにしている。
それでいくと、これは
「ブレックファーストに食べるランチパック」と言うべきではないか。
言わんでもええ。
そんなことより、すっかり忘れていたことがある。
冒頭に挙げた疑問点。
疑問1のホタルについては、ちゃんと見られたので解決。
疑問2の「車中泊キャンプ」と疑問3の「激安(移動)野外宴会」についてだ。
以前はキャンプというと必ずテントで寝ていた。
コットやハンモックで寝たこともあるが、ほぼテント泊だった。
車中泊はあくまでも非常手段と考えていた。
しかし、今のN-VANにベッドキットを取り付けてから車中泊率が高くなった。
ソロキャンプはともかく、おっさんキャンプにおいてはテント泊は過去のものになりつつある。
K氏が愛車のジムニーを車中泊仕様にしたことが、その流れに拍車をかけたかもしれぬ。
そして、我々の脳裏に「何をもってキャンプとするか」という疑問が常に渦巻くようになったのだ。
昨年11月にこの場所で集まったときも同じ話をしていた。
まあ、これもキャンプの一形態と考えればいいんじゃないの、と勝手に結論づけた。
同月
「激安移動野外宴会部」が発足。
確かに言い得て妙やなぁ。
こう考えよう。激安移動野外宴会というキャンプの形態がある。テントを張ってもいいし、車で寝てもいい。
それは自由だ。というか、キャンプなんて、人に迷惑をかけなければ自由なものなのだ。
今回もM社長のタープを張ったし、K氏は炭を熾し、私は焚火をした。
簡単ではあるが、野外調理もした。ランタンもぶら下げた。一応キャンプ要素はあるにはある。
難しく考えるのはやめよう。楽しければ何でもいいってことで。
ちなみに「げきやすいどうやがいえんかい」を変換すると
「劇や水道屋が言えんかい」となった。どういう意味?
M社長が早く帰るというので、全体が早く動いた。
9時前には撤収が完了し、解散となった。
解散のちょっと前に、
午前に飲む午後ティ-ストレート。
きれいな青空がちょっとしか入ってない。
それではまた集まりましょう。
キャンプでも激安移動野外宴会でも。テント泊でも車中泊でも野宿でも。