紀伊半島めぐり①~まずは三重県で避暑キャンプ。

はむおじさん

2018年07月22日 16:52

2018.7.18

北海道から戻ったその週末は、元職場の若者たちと近くにキャンプに出かけた。
雨キャンプながら、楽しく過ごした。
登場人物の説明が必要になるので、レポートはありません。悪しからず。
もちろん、おっさんキャンプレポートのように、Mッチとか、Sズーキーとか、Nみんとか、Kたんとか、
イニシャルトークにしてもよいのだが、内輪ウケというか、楽屋ネタみたいになりそうだ。
しかもおっさんと違って、彼ら若者には未来がある。


しばらくおとなしくしていたのは、天候の影響が大きい。
7月1週目の豪雨。警報出まくり。ちょっと動けない。
おっさんキャンプ仲間は、わざわざキャンプ場に避難しに出かけた。見習いたい。
いや、見習わんでもええ。

雨が終わると、連日の猛暑。
屋外での運動、原則禁止。キャンプしたらあかんやろ。
おっさんキャンプ仲間は、それでもキャンプ場に出かけていった。見習いたい。
そうだ、見習おう。
豪雨の避難キャンプは危険すぎるが、避暑キャンプならアリだ。


で、どこにしようかと考えたが、意外にちょこちょこと予定が入っており、遠出は難しい。
西にも向かいたいが、豪雨の後の復旧に大変な中国地方には行きづらい。
そこで南へ。紀伊半島だ。
本当は奈良、三重、和歌山と行きたかったが、2泊3日の日程では物理的に無理。
奈良はいつでも行けるので、諦めよう。

明らかに計画が弱いままの船出となった。
と言っても今回は船の旅ではない。

ところで、紀伊半島ってどの範囲を指すのだろう。
半島?
まずイメージするのは、能登半島か。房総半島とか、伊豆半島とか。
下北半島と津軽半島。薩摩半島と大隅半島。これらはセット。知多半島と渥美半島もセット。
北海道にも知床半島や積丹半島。
外国で言えば、スカンジナビア半島とかカムチャツカ半島とか朝鮮半島とかイベリア半島とか。

突き出てるよね。半島って、突き出てる。
紀伊半島は? 何となく突き出てる感が少ないなぁ。
日本最大の半島。デカすぎるからか? 丸まってる感じだからか。
そう言えば、世界最大の半島はアラビア半島。
う~ん。突き出てると言うよりも・・・っていう感じ。こちらは丸まってない。四角い。

調べてみると、紀伊半島もここからという境界線はないらしい。
何となく近畿地方の南のほうでいいのか。いいことにしよう。

ところで、「紀伊半島」と「キーハンター」はよく似てる。
発音というか、アクセントもほぼ同じである。
「キーハンター」? どの世代ぐらいから知っているのだろうか。
千葉真一やん。野際陽子やん。谷隼人やん。丹波哲郎やん。川口浩やん。FBIの犬やん。
♪チャーンチャチャーン、チャチャチャ、チャチャチャチャ、チャーンチャチャーン♪やん。
どうでもええわ。


【三重県】


三重県は近畿地方に含まれるのか否か。
よく言われる「2府4県」の4県は、兵庫、滋賀、奈良、和歌山。ここには含まれない。
でも一応区分上は近畿地方らしい。確かに学校ではそう習った気がする。2府5県とも言ってたような。
関西、というと三重県は含まれないらしい。いわゆる名古屋文化圏なのかな。
でも三重の人って、関西弁でしゃべってるイメージだが。
微妙なところにある三重県。思ったより、南北に長い。
伊勢神宮、志摩スペイン村、鳥羽水族館、ナガシマスパーランド、鈴鹿サーキット・・・。有名スポットは豊富。
後ほど話題に上るであろうが、食べるものもいろいろ。

さあ、魅力たっぷりの三重県へ行こう。



しかし、まだ写真の一枚も出てきていない。
どうでもよい話が多すぎる。


今回の宿泊地に選んだのは、ここ。

もみじの里公園キャンプ指定地域



大台町にある5つのキャンプ指定地域のひとつ。
もちろん無料。


いい感じの場所。目の前の川は宮川。


ここは、車も横付けできる。ありがたい。


道の左側の川沿いにテントが張れる。細長いキャンプ場。

トイレもちゃんとある。割ときれい。
ゴミは持ち帰り。
買い物は車で5分も走れば、スーパー(マックスバリュ)や道の駅(奥伊勢おおだい)がある。
さらに、この川沿いから上の県道に上がると、「もみじ館」という食堂兼売店がある。


わかりにくいが、この写真の左上、白い車らしきものが停まっているのが「もみじ館」の駐車場。
四阿(あずまや)もある。


さて、いきなり昼食タイム。



到着伊勢うどん。


たれをかけて、ネギをのせただけ。
太さを強調するため、かなり寄って撮ってみた。

突然のカミングアウトで恐縮だが、おじさんはうどん県(もちろん香川県)の生まれである。
うどん好きのDNAが細胞一つ一つに組み込まれている。
当然、讃岐うどんを「うどん界の王者」と称して憚(はばか)らない人生を歩んできた。
と言っても、他を認めないわけではない。
秋田の稲庭うどんもコシが強くてつるっとしていておいしい。
大阪や京都のあまりコシのないふにゃっとしたうどんも嫌いではない。
さらにふにゃっとしているという「博多うどん」はまだ食したことがないが。

そして、この伊勢うどんはこれまた何というか。
太い。稲庭うどんを何本か束ねないとできない太さ。
食べて感じるのは「コシ」ではない。かといって、「ふにゃ」でもなく、強いて言うなら「もちっ」。
確かにうどんなのだが、食べながら「餅を食べているのではないか」という錯覚に陥ったと言えば言い過ぎだろうか。
言い過ぎである。
以前に三重県のある店で「伊勢うどん」を食べたときは、「こんなの、うどんじゃねぇ」と思ったものだが、
これはこれで「うどん」なのだ。

うどんは奥が深いのだ。
うどんの話は長いのだ。
もっとしたいが、きりがない。


三重県に到着して、伊勢うどん。
この後、続々と三重の名産品が登場するはずだ。


冷やしトマト。暑いときはこれがいいよ。
えっ、三重県のトマトは有名?
ある調査では、トマトの収穫量、日本で22位。ほぼ真ん中へん。

でも確かにこれは地のもの。
「もみじ館」で買った。

ほら。


驚いたのは、商品名。
「吉田 笑」(笑)。トマトとはどこにも書いていない(笑)。

レシートにも、

吉田笑 ¥300(笑)
ちなみに、堀井佳子は薪(笑)。
レシートだけを見たら、私は何を買ってしまったのかと途方に暮れる(笑)。


堀井佳子(笑)
店では「堀井さんの薪(杉)」となっていた(笑)。


吉田さん、堀井さん、もみじ館さん、笑ってすみません(笑)。
トマトはおいしかったし、薪はこの量で驚愕の200円(笑)!
レシートを見て、幸せな気分になりました(笑)。
笑いながら謝るって、最低(笑)。



トマトをひとつ食べた後は、こうなった。


暑いので、ビールが進む。進みすぎる。

伊勢鶏チキン南蛮。ビールに合う。
伊勢鶏が有名かどうかは知らない。



気持ちよくなってきたので、コットで読書+昼寝。


コットの昼寝は久しぶり。
このところ、キャンプ場への到着が遅くなる傾向があり、余裕がなかったからなぁ。
小一時間の昼寝で、気分もスッキリ。疲れもとれた感じ。

テントはフライをかけず、スケスケ状態。
マット一枚、ガーゼのケット一枚。シュラフも使わない。


どうやら完ソロのようだ。誰も来る気配がない。
ただし、釣りをする人は時折やってくる。
ボートやカヌーに乗った人も目の前を過ぎてゆく。


木漏れ日。


木陰にいると、結構涼しい。川からの風もやさしい。
気温は?



43.5℃!

うそうそ。これは車から出した直後。実際には32℃そこそこだった。
32℃で涼しいはどうかと思うが、あちこちで37℃とか38℃とかの日々。
確かに避暑キャンプになっている。
この後、寝る前の11時頃には26.3℃まで下がった。それでも熱帯夜か。


熱中症対策は大事。
ビールで水分補給、というのは間違いなので、結構お茶と水を飲んだ。


牛乳も飲んだ。
牛乳500mlを一気にがぶ飲みしたのはいつ以来か。
この辺りでは、大内山牛乳は非常に有名なようだ。



夕方の景色。


さあ、夕食だ。というか、ずっとダラダラ食べているのだが。


メインは、

伊勢うまし豚。

ここは豚でいいのか。

三重には全国に名を轟かせる有名ブランドの牛肉があるではないか。

はいはい。
これでしょ。










もったいぶって、これ。

松阪牛なんて、そのへんに売ってないって。
売っていてもめっちゃ、高いって。

ついでに言うけど、近くのスーパーに寄りました、では食材は揃わない。よくわかった。

アワビも牡蠣も、もちろん伊勢エビも、その手は桑名の焼きハマグリも売ってない。
加工されたものでもいいから、と思ったが、見つからなかった。

事前にいろいろ調べては行ったのだ。
三重県の各地にローカルフードがあって、やはりそこに行かなければ。
四日市トンテキは四日市へ。とばーがーは鳥羽へ。
亀山みそ焼きうどんは亀山へ。津ぎょうざは津へ。
赤福はあちこちで買えると思うが、特に買うつもりはなかった。

道の駅にもあまり寄らなかったからなぁ。
ちょっとご期待にお応えできそうにないが、ご了承願いたい。


伊勢うまし豚は生姜焼きになった。

調味料は不十分だったが、めんつゆと酒とチューブのショウガで、十分生姜焼きの味になった。

ついでにこれも焼く。

ししとう。収穫量は全国16位。
北海道でも思ったが、地元産の野菜って、案外スーパーには置いていないものだ。
道の駅なら地のものが確実に手に入るだろうが、こちらは量が一人用には向いていない。


今日は炭火を熾していないので、生姜焼きの続きのスキレットで焼いた。

ビールは5本全部空いた。
北海道では1日2本とかだったが、5本用意しておいてよかった。

続きは地酒。

うっかり八兵衛。うっかりとは誰も言ってない。
あ、これもうっかり八兵衛を誰でも知ってるという前提のウケ狙いだなぁ。

よく見ると大台町。今いるところも大台町。
四合瓶だが、すっかり空いてしまった。

酒のあてが乏しくなってきた。
途中で買ったこれとか。

イセ野カツオ。
ちゃんとカツオ君の帽子をかぶっている。タマっぽいネコが尾びれをくわえてる。


酒のあてと言えば、夕方からラジオで阪神vs巨人の実況中継の実況中継を聞いていた。
もう弱すぎて、酒がまずくなりそうだった。

野球が終わり、音楽を聴く。
今日は完ソロなので、遠慮もいらん。
渋めのチョイス。よし、高橋真梨子だ。う~ん、ええなぁ。
さらに前野曜子。こちらは知らない人も多いか。ペドロ&カプリシャスの初代ボーカル。
高橋真梨子が2代目。前野曜子は40歳ぐらいで惜しくも亡くなったのだった。

夏でも焚き火はする。


焚き火と酒と前野曜子の「別れの朝」で夜も更けていくのだった。
おやすみなさい。


zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz


おはようございます。


朝の風景。山水画っぽい。
どんよりではない。晴れている。撮影者がヘタなだけ。


朝食は昨日買っておいたこれ。

信州発。三重県とは何の関係もない。
スーパーのパンコーナーで、担当者イチ押し!というポップに惹かれて買った。


それと、昨日紹介したこれ。

松阪牛ビーフカレー。
牛とビーフ、かぶっとるやないの。チキンカレーやったらえらいこっちゃ。
最下部が折れて読めないが、「三重県産松阪牛100%使用」と書いてある。

で、

これ。ほら、この推定7mm角の物体が、松阪牛。
このカレーから、大小合わせて4~5体は発見した。


松阪牛も食ったし、さあ、撤収。
乾いているので、撤収もすぐ。

さあ、今日も暑い一日になるのは確実。
では、和歌山に向けて出発!


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