GO WEST! 山陰で紅葉狩り①~晩秋の大山へ

はむおじさん

2018年11月21日 19:20

雪の季節になる前に山陰地方に行っておこう。
そう思いながら、なかなか実行に移せなかった。
どうも天気がよくない。
週間天気予報に雨マークがあると、どうしてもテンションも下がる。

いつでも行けると思っているうちに11月も半ば。
いい天気とは言えないが、行こう。

これまで東に向いてばかりだったので、初めて西へ向かうことになる。
今回はちょっと変則的だが、鳥取→島根→鳥取の3泊4日で回る計画を立てた。

鳥取も島根も東西に長い県だ。
今回島根の西部までは行かないのだが、京都と島根は結構距離がある。
初日と最終日を京都と鳥取の往復にしたほうが、時間を有効に使えるのではないかと考えたわけだ。
吉と出るか、凶と出るか。


第1日目  2018.11.13

前日にほとんどのものを車に積み込んでおいた。
4時半起床。クーラーボックスに氷と保冷剤を入れる。後は貴重品類だけだ。
まだ真っ暗な5時前にスタート。


今回は高速を使わず、9号線をゆっくり走ろうと思う。
紅葉シーズンでもあるし、晩秋の景色を楽しみながらのドライブもいいだろう。
とは言え、まだ真っ暗。車が増えないうちに、京都や亀岡の市内を抜けてしまえばこっちのものだ。

京都市西京区で国道9号線に出ると、ナビ子がいつものように、「この先しばらく道なりです」と言う。
しばらくというか、ずっと道なりやろなぁ。

ただし、途中福知山辺りで一ヶ所だけ急にナビ子が左折させ、珍しく農道のような道を案内し、しばらくして9号線に戻した。
渋滞を避けるための配慮だろうが、効果あったかどうかは不明。
でもああいった田舎道は好物なので、「ごちそうさま」と言っておいた。


次第に明るくなり、ライトも必要なくなってきた。
とは言え、「朝だ!夜が明けたぞ!」という感動はない。
曇っているからだ。
どんよりだ。
今日はいい天気ではないことは分かっている。
雨さえ降らなければ、御の字だ。


2時間も走ると腹が減ってきた。
福知山のローソンで、おにぎりとコーヒーの朝食を済ませる。
なぜおにぎりとコーヒーなのか。
朝食はごはん派でコーヒー好きだからだ。それだけだ。


道の駅ハチ北で一度休憩したが、今回兵庫県はスルーだ。
またいずれゆっくり訪れようではないか。


【鳥取県】

10時過ぎには鳥取県に入り、最初の道の駅は「きなんせ岩美」。
新しい道の駅のようで、カニをはじめ、水産系の売り場が充実している。
1軒目なので、買い物は控えめに。
写真もないよ。


あと少しで日本海。鳥取砂丘も目の前だ。
鳥取砂丘は帰りに寄るつもりなので素通りするが、キャンプ場の下見だけしておこう。

3日目に泊まる予定の「柳茶屋キャンプ場」。
車を横付けできないので、駐車場からサイトまでの距離感などを見ておく。
ふむふむ。
3組ぐらいテントを張っている。
狙い目はわかった。


次の買い物は、ここ。ようやく写真の1枚目。


道の駅「神話の里白うさぎ」。
「因幡の白うさぎ」のお話の場所。

なぜ「恋人の聖地」なのかと思ったら、ここにある白兎神社の白兎神が大国主命と八上姫神の婚姻を取り持ったことに由来するらしい。
日本初のラブストーリー発祥の地、ということのようだ。


どんよりやなぁ。



白兎海岸。どんより。


「大黒さま」の歌碑。読みづらい。

大国主命(おおくにぬしのみこと)は日本神話の神様。
大黒天はインドの神様。
同一人物?

神仏習合というやつですな。どちらも「ダイコク」と読めることから、混同し、習合していったらしい。
そういうことか。
だから「ダイコクサマ」と呼ぶときは「大黒さま」になるわけか。
大黒摩季も大黒さまか。違う。♪ラーラーラララー♪


白兎神社の鳥居。
確かにカップルが何組も登っていくのを見た。
おじさんはひとりぼっちなので、やめた。
躊躇していたら、中国からお越しの団体がにぎやかに登っていった。


その団体さん。郵便ポストの前で何人もの人が記念撮影してた。
やっとどいてくれたので、撮った。



夕暮れの東郷湖。
違う違う。まだ昼過ぎやって。暗いわぁ。


左の方の湖畔に建つのは、国民宿舎水明荘。


そのすぐ近くにあるのが、

道の駅「燕趙園」。
というか、「燕趙園」という中国庭園のテーマパークに道の駅を併設したところ。


歩道橋になっている。


歩道橋から一部が覗ける。向こうに見える東郷湖がまたええ感じ。


中国やん。行ったことないけど。


ここから先は入園料がいる。
後で調べたら、中国雑技ショーも見られたらしい。
月9でやってた「西遊記」もここでロケをしていたらしい。
500円をケチってしまった。

実はおじさんは三国志が好きで、中国にも割と興味があったのだった。
時間的にはまだ余裕があったのになぁ。



いかにもな少年少女がおすすめしてくれたが、肉まんも水餃子も、ましてや楊貴妃のささやきも食べなかった。

代わりに食べたのは、

鳥取牛骨ラーメンとあごカツコロッケ。

普通なら「何で鳥取に来て肉まんや餃子食べなあかんねん」と思うところだが、このシチュエーションでは「何で中華料理食べへんねん」という感じになった。
ま、ラーメンなので一応中華料理カテゴリに入るか。

牛骨ラーメンは、確かに鶏ガラでも豚骨でも魚介系でもないスープだった。
あごカツの「あご」はトビウオのこと。
どちらもおいしくいただきました。

ちなみに私はガラ空きの道の駅で食べたが、隣の中華レストランには人がいっぱいだった。


実はここまで触れなかったが、雨も結構降っていたのだ。
京都を出てから何度も降ったり止んだりだったのだ。
白兎海岸を過ぎてから、ほんの一部雲間から青空がちらっと見えた以外は、ずっとどんより。
日光が差さないどころか、太陽がどこにあるかさえわからないほどのどんよりぶり。

スーパーに2軒寄って、キャンプ場に向かう途中もずっと雨。
たいした雨ではないが、もうずいぶん長いこと降っている。

キャンプ場に着いた。朝早かった分、まだ3時だ。


本日の走行距離  276.0km


大山池野営場
予想通り、誰もいない。
無料キャンプ場。申し込みも連絡も必要なし。



こんなところ。車の乗り入れができる。


そんなに広くはない。


りっぱな東屋がある。


これが大山池。


正式には「狼谷貯水溜池」というらしい。
大山からはかなり離れている。


隣にはこんな建物。


道を隔てた向かい側に、きれいな公衆トイレ。


唯一の水場。4~8月以外は使えない。


直火の跡がある。何ヶ所もあった。なんてこった。

ババババーンと紹介用の写真を撮っていたが、この間もずっと雨。止まない。

これぐらいの雨ならタープを張ってしまえばそれまでだが、もう少し待てば止みそうだしなぁ。
これぐらいの雨と言っても、タープを張る10分ぐらいの間にかなり濡れるし、レインコートがいるなぁ。
もうちょっと待とか。

車の中でしばらくウダウダ。

せっかく東屋があるんだから、屋根の下で飲み食いしようか。
でもそうすると焚き火ができへんなぁ。

悩んでる時間もそんなにないぞ。食材の写真だけでも明るいうちに撮っておこうか。明るくないけど。

東屋にクーラーボックスを運び、写真を撮る。

そうしているうちに、もう飲もうやないかという考えに至った。
テント、タープについては問題先送り。そのうち雨も止むやろ。


宴会、スタート!


とうふちくわ。


切ったらこんな感じ。
鳥取ではかなりの人気なのか、どこでも売っていた。どこでも、言うても本屋では売ってへんよ。わかっとるわ。



と、ここで突然、1台の車が。しかも、おじさんがいる東屋の近くに停車した。何?

おお、鳥取在住のH氏ではないか。
H氏はおっさんキャンプ仲間。おっさんキャンプではずっとシェフをしてくれている。

2018/05/30

この時の料理は全てH氏の手によるもの。
ホントはもっとあったんだけど。

この日にここを訪れることは知らせておいたのだが、律儀に来てくださるとはありがたい。
さらにたくさんの差し入れまで。
H氏も泊まっていけばよいのだが、翌日仕事もあるのでしばらくしゃべって帰って行った。
温泉情報も聞いたが、結局どこにも行かなかった。申し訳ない。


そうこうしているうちに、雨が止んだようだ。

東屋から出て、その近くにセッティング。もうタープは必要なさそうだ。

そして、テントは東屋に張ることにした。
ホントは共有施設を個人で独占するのはマナー違反だ。良い子は絶対に真似をしてはいけないやつだ。
完ソロであること、雨という緊急事態(?)であることで、今回は甘えさせてもらった。


こんな感じ。写真は翌朝。


宴会、再開!



白イカのお造り。甘い。


H氏が差し入れしてくれた秋刀魚。
テントを立てている間に炭火を熾しておいた。
やっぱり秋刀魚の炭火焼きは最高だね。
ここはゴミが捨てられないので、骨も頭も全部焚き火で焼き尽くした。


地元産の豚肉が安かったので、目的も考えずに買った。


鳥取県産の原木生しいたけ。


あっちゃんが作ってるんやったら買わなしゃあないな。

結局、豚肉としいたけの他にカット野菜を入れて、簡単な鍋を作って食べた。
鍋って、鍋を作ったんと違うで。土から捏ねて。鍋料理やで。わかっとるわ。


さらっと書いているが、実はこんなに簡単なことではなかったのだった。


また、雨。

テーブルといすとゴミ箱を東屋に運び入れる。
クーラーボックスとコーナンラックは運ぶのが面倒なので、傘で防御。
焚き火はそのまま。消えるほどの雨ではない。
が、さりとて濡れながら食べようかという雨でもない。

しばらくすると止んで、また東屋から出る。
こんなことを3回繰り返した。
後で考えたら、雨が止んでも東屋にいたらよかったんじゃねえの。

何か、心の中で、公共の場であるはずの東屋を独占することに後ろめたさがあったのかも。
既にテント張ってるくせに。


そんな落ち着かない感じだったので、食べようと思っていたものが結構残ってしまった。
まあ、鳥取には明後日再び来る予定なので、置いておけるものはいいか。


H氏の差し入れの酒を飲もう。
燗もいけると、ワンカップを2本くれたが、結局そのまま飲んだ。

あては、これ。

するめの糀漬け。鳥取の名物のようで、あちらこちらで売っていた。
H氏にも同様のものをいただいたが、自分で買ったほうが賞味期限が早かったので、こちらを先に開けた。



H氏のほうは、お土産に。


ついでに牛骨ラーメンもいただいたが、こちらもお土産。
たくさんありがとうございまいした。


酒のあてにしていたするめの糀漬け。濃い味だし、白ご飯にも合うやろなぁ。
でも白ご飯なんか炊いてないしなぁ。あるわけないよなぁ。


あった。

実はカレーを食べようと思って買っていたのだった。
カレーは明後日でいいとして、ごはんは消費期限が今日中になってるから食べたほうがよい。

温めることもせず、冷やご飯にするめの糀漬けという組み合わせを食べた。
これがまたうまい。ほかほかご飯のほうがもちろん美味しいと思うが、これもいける。
一気に食べてしまった。


結局止まない雨の中、いつものようにボチボチと片付けしながら、10時頃にテントに入った。

このブログのための日記メモを書いて寝ようとしたときのことじゃった。


また車の音が。
ここは道路沿いなので、車の音は珍しくないのだが、明らかにキャンプ場に入ってきた。

またH氏か?
テントを持ってきて泊まろうという魂胆か?
寝るところなのに、飲み直しか?


と思うまもなく複数の男性の声が。
比較的若い声だ。女性もいるのか?少なくとも3人はいそうだ。


完ソロだと思っていたが、まさかの来客だった。
ペグを打つ音も聞こえ、どうやらホントに泊まるようだ。
東屋独占の後ろめたさがまた膨れあがってきたが、今更どうしようもない。
マナーを知らないおやじだと罵られても、ここは寝るしかない。
おやすみなさい!


zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz

2018.11.14

ふっと目が覚めて時計を見ると、1時半頃。
まだ外では男たちの声がしている。
決してうるさいという感じではなく、一応声のトーンを落として話しているようにも感じる。


その時だったか、もう少し後だったか、寝ぼけていたのでわからないが、テントを外からごそごそと押されている感じがする。
ちょっと気味が悪い。

可能性①  夜に近くで目を光らせていた野良猫。ごそごその辺りを中からたたき返したが、ニャンとも言わない。

可能性②  ネコ以外の獣。イタチとか、タヌキとか。まさかクマではあるまい。

可能性③  お化け。お化けなら、外ではなく、中に入ってきそう。それが一番こわいわ。

可能性④  人。東屋を何で独占しとんねん!と文句を言いに来た人か。それなら無言のはずはない。

瞬時にいろいろな可能性を頭の中で検討したが、何度も何度も繰り返されるので、意を決して網戸になる部分を開けてみた。

すると。




犯人は、テントのフライシートでした~。
普段はペグダウンする部分だけど、東屋なので固定できず、風でバサバサとテントを叩いていたのだった。
可能性として、風もちらっと頭を過ぎったが、これは風の感じではないと即切り捨てた。
しかし風とわかってみると、風以外の何物でもないな。
ロープで結わえたらよいのだが、シュラフから出る根性はなかった。


そうそう、今回新しいアイテムを導入したのだった。
シュラフカバー。
写真は撮っていないが、イスカのゴアテックスシュラフカバーウルトラライトワイドネイビーブルー。カタカナばっかし。
ちょっと値は張るが、確かに優れものだわ。
いつものダウンシュラフをカバーですっぽり覆って寝る。
これまでは寒くなると、中綿シュラフにダウンシュラフを入れるダブルシュラフで寝ていたが、これでも十分だ。
テントの中が結露すると、中綿シュラフの表面がぐっしょり濡れることがあったが、シュラフカバーなら大丈夫。
こいつの出番が増えそうだ。


次に目が覚めたが4時頃。雨の音で目が覚めた。何と。
東屋の屋根に降る雨の音が大きい。昨夜降り続いていた小雨ではないぞ。勘弁してくれ。


5時半。まだザーザー聞こえる。


結局6時20分まで寝ていた。ようやく小雨になったようだ。
着替えたり、テントの中を片付けたりしてから外に出ると、おっ、止んでるやんか。ラッキー!


テントは全く濡れていない。屋根の下なので、露もついていない。ありがたい。
東屋のベンチがあるから、いすも片付ける。
面倒なのは灰が残って雨でぐちゃぐちゃになった焚き火台だけだ。
水道が使えないので、向かいの公衆トイレの手洗い場からペットボトルで水を汲んできて、何とか洗えた。

朝食。

おにぎり2個。

フリーズドライの味噌汁。どちらも特に鳥取というわけではない。


やはり朝に温かいものはありがたい。
気温は7℃ぐらい。

最低気温を確認すると、

0.3℃?
昨夜の21:20?何かの間違いやなぁ。そんなに寒くはないで。氷水にでも落としたんかな?


昨夜遅く来た人たちは、サイドタープ付きのキャンピングカーだった。

あれなら遅く来ても雨でも大丈夫やなぁ。
東屋を使えなくても怒らんなぁ。



青空が広がってきた。


この旅に出発して以来初のお日さま。


明るいと大山池の印象もずっとよくなる。


さあ、出発。8時20分。
今日は境港に寄ってから、島根県に入る。


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